雑誌やTVの海外取材や撮影の仕事でお世話になる現地在住のコーディネーター。取材で必要な手配や通訳を行うほか、日本ではまだ知られていない旬のお店の情報や新しいカルチャーの動向などに詳しい事情通でもあります。ロサンゼルス在住の武藤彩さんは、カルチャー誌を中心に写真家やライターとしても活躍するコーディネーターです。この度、21~23日に開催されるTHE TOKYO ART BOOK FAIRのために帰国する武藤さんに、コーディネーターの仕事について、その魅力や苦労話、この仕事を目指す人へのアドバイスをうかがいます。特別ゲストに、ライブのために同時期に来日する友人のカイル・フィールドを招き、60年代から連綿と続く西海岸のカルチャーの最新情報を、そしてこれまで武藤さんと一緒に多くの仕事をされきた編集者の岡本仁さんに、海外の文化を日本へ紹介するときの編集のコツを教えてもらいます。
(プロフィール)
武藤彩
ロサンゼルス在住の写真家・ライター、コーディネーター。ロスを拠点にカリフォルニア地域の現地コーディネーターとして、『BRUTUS』『Casa BRUTUS』『HUGE』などカルチャーなど誌で活躍する他、自身のレーベル「rain or shine books」でZineなども発行。TABFでは、自身もコントリビューターとして携わり、写真家・高橋ヨーコとNYをベースに活躍するデザイナー・穂積吉恵が立ち上げた新しいビジュアルジャーナル『ontario』を紹介。
http://www.rainorshinebooks.com/
www.ontariopaper.com
カイル・フィールド kyle Field
カリフォルニア在住のミュージシャン、イラストレーター。M・ウォード(She & Him, Monsters of Folk)とのバンド、ロドリゲスで音楽キャリアをスタートさせた後、liite wings名義での活動を開始。当代きってのメロウネスと詩情に満ちた歌の世界は、世界各地のアーティスト、オーディエンスを魅了している。また、本名ではドローイング・アーティストとしても個展を開催し、アーティストのジャケットやアパレルブランドへの作品提供も行なう。最新作は2011年発表の8thアルバム『Black Grass』。
http://www.kyledraws.com/
岡本仁
北海道夕張市生まれ。大学卒業後、テレビ局勤務を経てマガジンハウスに入社。『BRUTUS』『relax』『ku:nel』などの雑誌編集に携わった後、2009年よりランドスケーププロダクツにてプランニングなどを担当している。著書に『今日の買い物』『続・今日の買い物』(ともにプチグラパブリッシング、岡本敬子との共著)、『ぼくの鹿児島案内』(ランドスケーププロダクツ)。雑誌『HUGE』にて「果てしのない本の話」を、『暮しの手帖』にて「今日の買い物」を連載中。
http://manincafe.blogspot.jp/
小林英治
編集者・ライター。編集プロダクションを経てフリーランス。『HUGE』『ecocolo』、各種web媒体で映画・音楽・アート・文学関連の執筆、インタビューなどを行なう他、ディスクユニオンから発行の『DU』の企画・編集、IID世田谷ものづくり学校のフリーペーパー「IID PAPER」の編集を担当。
2012/09/22 Sat -
武藤彩×カイル・フィールド×岡本仁×小林英治「カリフォルニアからの風 西海岸カルチャーと現地コーディネーターの仕事」
- 03/29 Fri 冨井大裕×山本一弥×藤井匡×石川卓磨
「なぜ、〈わからない彫刻〉か」
『わからない彫刻 みる編』(武蔵野美術大学出版局)刊行記念 - 03/30 Sat 陳天璽×ルイス・カーレット×奥貫妃文
「みんな、無国籍―あなたは“ナニジン”ですか?~国籍から問う世界のカタチ~」
『Stateless』(シンガポール大学出版)刊行記念 - 03/31 Sun 尹雄大×星野概念
「自分を知るための言葉とどう出会うか」
『句点。に気をつけろ』(光文社)刊行記念 - 04/02 Tue 石川幹人×小島正美
「なぜ人はフェイク情報にだまされるのか」
『フェイクを見抜く 「危険」情報の読み解き方』(ウェッジ)刊行記念 - 04/03 Wed 高耀威×松井祐輔
「台湾 “どこから行っても遠い町”でコミュニティ書店を運営すること」
台東縣長濱郷 独立書店「書粥」高耀威さんに聞く - 04/04 Thu 柳澤健×中森明夫
「“クラッシュ・ギャルズ”はなぜアイドルになり得たのか?」
『1985年のクラッシュ・ギャルズ』(光文社)刊行記念 - 04/05 Fri 小林泰彦
「ヘビーデューティの学校」
『ぼくのおじさん学校』第三回 - 04/06 Sat 蟹の親子×土門蘭
「わたしの記憶、あなたの記憶」
『脳のお休み』(百万年書房)刊行記念 - 04/08 Mon 渋谷和宏×塚越健司
「日本の会社員はどうすれば幸せに働くことができるのか」
『日本の会社員はなぜ「やる気」を失ったのか』(平凡社)刊行記念 - 04/09 Tue 牧村憲一×佐々木敦
「”坂本さん”と”坂本龍一”のあいだ」
『「教授」と呼ばれた男――坂本龍一とその時代』(筑摩書房)刊行記念 - 04/10 Wed 吉田将英×銅冶勇人×小林百絵
「切り拓く人の、コンセプト・センス」
『コンセプト・センス 正解のない時代の答えのつくりかた』(WAVE出版)刊行記念 - 04/11 Thu 阿部大樹×能條桃子×吉田千亜
「いま目の前にあるトラウマ」
『真実と修復 暴力被害者にとっての謝罪・補償・再発防止策』
『心的外傷と回復 増補新版』(みすず書房)W刊行記念 - 04/12 Fri 佐藤亜沙美×祖父江慎
「本とデザイン、紙と文字の素敵な関係」
『MdNデザイナーズファイル2024』
(エムディエヌコーポレーション)刊行記念 - 04/13 Sat 笹公人×小橋めぐみ
「短歌とドラマ」
『NHK短歌 シン・短歌入門』(NHK出版)刊行記念 - 04/14 Sun 川野芽生×清水えす子×山内尚
「自由に着て、自由に生きる 」
『かわいいピンクの竜になる』(左右社)
『シミズくんとヤマウチくん──われら非実在の恋人たち』(柏書房)
『ノンバイナリースタイルブック』(柏書房)トリプル刊行記念 - 04/15 Mon 青木純×馬場未織×影山知明
「人とまちの関係を温めるパブリックのつくり方」
『パブリックライフ』(学芸出版社)刊行記念 - 04/18 Thu 戸谷洋志×品田遊(ダ・ヴィンチ・恐山)
「“本当に生まれてこなければよかった?”──親ガチャと反出生主義をめぐって」
『親ガチャの哲学』(新潮社)刊行記念 - 04/19 Fri 春山慶彦×稲葉俊郎
「自然は最高の教室!こどもの感性・身体性を高める教育とは」
『こどもを野に放て!AI時代に活きる知性の育て方』(集英社)刊行記念 - 04/20 Sat 豊﨑由美×マライ・メントライン×神島大輔
第87回「読んでいいとも! ガイブンの輪」 - 04/23 Tue 室橋裕和×佐野亨
「街を歩いて見えてきたもの 新大久保と横浜」
『ルポ新大久保 移民最前線都市を歩く』(KADOKAWA)刊行記念 - 04/26 Fri 桜林直子×星野概念
「【連続対談シリーズ】 つまり、“生きづらい”ってなんなのさ vol.1 〜精神科医からはどう見えてるか教えてよ〜」 - 04/28 Sun 山階基×古賀及子
「暮らしをまなざす言葉」
『夜を着こなせたなら』(短歌研究社)刊行記念 - 05/01 Wed 太田省一×水道橋博士
「”いいとも!”とは何だったのか?」
『「笑っていいとも!」とその時代』(集英社)刊行記念 - 05/13 Mon 白根智彦×吉澤清太×片寄雄太
「あなたが(意外と)知らないハンバーガーの世界」
『ハンバーガーとは何か?』(グラフィック社)刊行記念