こちらを表示中:

鬼海弘雄
「India 長い旅を終えて」
『India 1979-2016』(クレヴィス)刊行記念

鬼海弘雄
「India 長い旅を終えて」
『India 1979-2016』(クレヴィス)刊行記念

India書影


幼い頃から「インド」ときくと胸がときめいた——

38年前、当時写真家として歩み始めた鬼海弘雄は、カメラを1台とリュックサックを背負い憧れの大地へ向かいました。たくさんの子供たちが駆け回り、まるで映画の1カットのような光景と動物たちの気ままな動きや鳴き声、質素であるけれど、人々の表情豊かな暮らしぶりに心が揺さぶられました。何の変哲も無い街や村を繰り返し訪れ、流れる時間に身を浸す。
カメラが自分に魔法をかけ「写真」に化かされてきたせいで「何かを探す」旅は続けられたのだろう、と写真家はいいます。

今作は、初めての旅から最新未発表作を含んだIndiaシリーズの集大成です。鬼海さんの眼が見つめた彼の地の光景をスライドでご覧いただきながら、皆さんからの質問を交え、インドの空気、写真への思いを語っていただきます。

※当日は、写真集をお買い上げの方にサイン会と、鬼海さんが特別に作ったポストカードもプレゼントさせていただきます。


鬼海弘雄(きかい ひろお)
1945年、山形県寒河江市生まれ。1973年から浅草で写真を撮り始め、1979年に初渡印。以降インドやアナトリア(トルコ)の撮影を重ねる。ほか代表作として、浅草を舞台にその人の醸し出す強烈な存在感と向き合うポートレイト「PERSONA」、街を歩き人々の営みの匂いを写し出す、街の肖像「東京迷路(ラビリンス)」のシリーズがある。写真を通じて人間の存在の根源的なあり方を捉えようとしている。
国内外で高い評価をうけ、土門拳賞、伊奈信男賞、APA賞特選、日本写真家協会年度賞など受賞多数。収蔵美術館に、ICP(国際写真センター・アメリカ)、ヒューストン美術館(アメリカ)、国際新ギャラリー(ドイツ)ほか多数



イベントのご予約はこちらから!

※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら