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井上達夫 (司会:吉良貴之)
「自閉化する世界の〈共生の作法〉」
『増補新装版 共生の作法』
『増補新装版 他者への自由』
(いずれも勁草書房)W刊行記念

井上達夫 (司会:吉良貴之)
「自閉化する世界の〈共生の作法〉」
『増補新装版 共生の作法』
『増補新装版 他者への自由』
(いずれも勁草書房)W刊行記念

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1986年、井上達夫さんが32歳の誕生日を迎える1ヵ月前に、自身初の単著として刊行し、その年のサントリー学芸賞を受賞した『共生の作法』、その13年後の1999年に2作目として刊行した『他者への自由』――。

 

当時の版元である創文社は2020年に終業を迎えましたが、1年後の2021年春、正義を議論するのに欠かせないこの2冊が装いも新たに増補版として、ふたたび私たちの前に登場しました。

 

「なぜ、エゴイストであってはいけないのか?」 この素朴な問いかけの根源性を自覚し、それと真正面から向き合ったところに、井上さんによる「正義の探究」の原点があります。その『共生の作法』初版から35年を経た現在、ポスト冷戦時代の夢破れて世界は政治的・軍事的に対立抗争し、経済格差の拡大で分断される困難な時代状況に陥りました。そして、アメリカに現れた「狂気の暴走」ともいえるトランプ現象によって、民主主義は危機に瀕しています。

 

また、COVID-19という全世界を苦境に直面させているパンデミックは、個人の権利・自由と公共的規制との対立緊張や、自国中心的エゴとグローバルな協調要請との相克という古典的問題を、新たな位相において浮上させています。

 

このような世界を前にして、私たちは、いま、なにを問い、なにを見定め、どこを目指すのか。正義理念にリベラルな共生の原理を求めるという、2冊の新装版、増補論考でも描かれた議論を掘り下げつつ、井上達夫さんがみなさんとともに考えます。

 

いまこそ、〈共生の作法〉としての正義へ!

 
 

【出演者プロフィール】
井上達夫(いのうえ・たつお)
1954 年、大阪生まれ。東京大学法学部卒業後、東京大学助手、千葉大学助教授を経て、1991 年東京大学大学院法学政治学研究科助教授、1995 年より2020 年3 月まで同教授。現在、東京大学名誉教授。主な著作に、『増補新装版 共生の作法――会話としての正義』『増補新装版 他者への自由――公共性の哲学としてのリベラリズム』(以上勁草書房、2021年)、『規範と法命題』(木鐸社、近刊)、『法という企て』(東京大学出版会、2003 年、和辻哲郎文化賞受賞)、『現代の貧困──リベラリズムの日本社会論』(岩波現代文庫、2011 年)、『世界正義論』(筑摩選書、2012 年)、『自由の秩序──リベラリズムの法哲学講義』(岩波現代文庫、2017 年)、『普遍の再生──リベラリズムの現代世界論』(岩波現代文庫、2019 年)、『立憲主義という企て』(東京大学出版会、2019年)、『生ける世界の法と哲学──ある反時代的精神の履歴書』(信山社、2020 年)など。

 

司会:吉良貴之(きら・たかゆき)
宇都宮共和大学専任講師。専門は法哲学。主な研究テーマは、世代間正義論、法の時間論、法と科学技術など。最近の論文に、「行政国家と行政立憲主義の法原理」『法の理論』39号(2021年)、「将来を適切に切り分けること」『現代思想』2019年9月号など。翻訳に、C・サンスティーン『入門・行動科学と公共政策』(勁草書房、近刊)、A・ヴァーミュール『リスクの立憲主義――権力を縛るだけでなく、生かす憲法へ』(勁草書房、2019年)、S・ジャサノフ『法廷に立つ科学――「法と科学」入門』(監訳、勁草書房、2015年)など。
twitter:@tkira26
HP:http://jj57010.web.fc2.com

 
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出演者井上達夫

出版社勁草書房

開催日時20:00~22:00 (19:30開場)

開催場所オンライン配信開催

入場料■配信参加:1500円
■書籍つき配信参加:1500円+『増補新装版 共生の作法』3000円
■書籍つき配信参加:1500円+『増補新装版 他者への自由』3000円
■書籍つき配信参加:1500円+
『増補新装版 共生の作法』&『増補新装版 他者への自由』6000円
(上記いずれも税別)