サウンドスケープ、音楽教育、音楽療法、そして即興演奏。常に柔らかな姿勢で「音楽」と向き合い、その内側から芸術と人生の真理に迫る若尾裕氏(臨床音楽学者)。一昨年夏、同時期に刊行された訳書『フリープレイ~人生と芸術におけるインプロヴィゼーション』(フィルムアート社)と著書『親のための新しい音楽の教科書』(サボテン書房)を中心に紐解くトークイベントです。
聴き手は現在、全国の劇場や学校、障害者/高齢者福祉施設や地域コミュニティで唯一無二の身体×音のワークショップを展開する新井英夫。多様性のある「現場」で生まれては消えていく即興的な音楽と向き合う自身の体験と絡めて氏にお話を伺います。進行は、現在、新井氏との「キクミミ研究会~身体と音の即興的対話を考える」やワークショップ現場をはじめ、2011以降は特にサウンドスケープ・デザインの視点から即興演奏に携わる音楽家ササマユウコです。
私たちはなぜ即興に魅了されるのか。若尾氏が著書で語る’へたくそな音楽’とは何か。
「人生と芸術におけるインプロヴィゼーション」をめぐって会場と共に自由に語り合います。
■出演者プロフィール
若尾 裕(臨床音楽学者) 1948年生まれ。即興演奏、作曲、臨床音楽学を中心にポスト現代音楽における音楽の探求がテーマ。神戸大学名誉特任教授、広島大学名誉教授。著書、訳書多数。京都在住。
新井英夫(体奏家) 1966年生まれ。体奏家。野口体操の創始者・野口三千三の哲学や身体論を背景に全国の「多様性のある現場」で唯一無二の身体×音のワークショップを展開する第一人者。また一方で、ダンサーとしての舞台活動も展開中。http://blog.goo.ne.jp/karadakara
ササマユウコ(音楽家/コネクト代表) 1964年生まれ。音楽家/コネクト代表。2011年の東日本大震災を機に弘前大学大学院今田匡彦研究室に。M.シェーファーのサウンドスケープ哲学を「内と外の関係性」から捉え直す。2014年にコネクト設立。研究者と芸術家をつなぎながら「空耳(想定外)をきく方法」を考え、多様な芸術活動を展開中。
コネクトhttp://coconnect.jimdo.com/
個人http://yukosasama.jimdo.com
イベントのご予約はこちらから!
※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら。
2016/08/26 Fri -
若尾裕×新井英夫 ×ササマユウコ
「生きることは即興である~それはまるで‘へたくそな音楽’のように~」
『フリープレイ~人生と芸術におけるインプロヴィゼーション』刊行記念
- 07/04 Fri 富川岳×ドミニク・チェン×桜井祐
「懐かしい異界へ。人ならざるものと共に生きる」
『シシになる。──遠野異界探訪記』(亜紀書房)刊行記念 - 07/05 Sat 岡本敬子×岡本仁
「ふたりへの質問エクストラ 」
『私のふたり暮らし』(光文社) - 07/05 Sat 武田砂鉄×石村博子×舛友雄大
「ノンフィクションの現在地」
Presented by 講談社本田靖春ノンフィクション賞 - 07/06 Sun あきやあさみ×竹村優子
「服と仕事と私~制服化スタイリストと編集者の場合」 - 07/09 Wed 緊急開催!香田有希×田上智子×YOM YOM PR CLUB
「カンヌライオンズPR部門審査員と考える、変化を起こすPRパーソンとは」 - 07/10 Thu 星田英利×フルーツポンチ村上健志×日下怜奈×トット桑原雅人×あわよくばファビアン×ピストジャム
「第一芸人文芸部 俺の推し本。」(BSよしもと)
第13回公開収録 - 07/11 Fri 星野文月×竹中万季×野村由芽
「それぞれの日記のなかにある、人との距離や関係性」
『不確かな日々』(ひとりごと出版)
刊行記念 - 07/12 Sat 西尾康之×斎藤環
「『不死』の時代とは?:アーティストと精神科医が語り尽くす」
『不死』(くま書店)刊行記念 - 07/13 Sun 柴田元幸×惠愛由
「あなたをみている」
『体の贈り物』(twilillight) 復刊記念 - 07/13 Sun 服部円×長崎訓子
「身近なネコをよく知り、
イラストにするワークショップ」
『ネコは(ほぼ)液体である』
(KADOKAWA)刊行記念 - 07/14 Mon 【全6回】連続講座 鈴木涼美「夜の読書室」Vol.3
- 07/15 Tue 松尾潔×丸屋九兵衛
「90年代R&Bとは何だったのか? 」
『松尾潔のメロウなライナーノーツ』(リットーミュージック)刊行記念 - 07/16 Wed 三宅陽一郎×清木 昌
「ゲームデザイン、人工知能、数学――レトロゲームから未来まで」
『数学がゲームを動かす!』
(日本評論社)刊行記念 - 07/18 Fri 阿部恭子×インベカヲリ★
「家族という密室で何が起きているのか」
『近親性交―語られざる家族の闇』(小学館)刊行&重版記念 - 07/19 Sat 滝口悠生×佐々木敦
「ことばの即興力
ーーいかに書き進めていくか?」
『「書くこと」の哲学 ことばの再履修』
(講談社)刊行&重版記念 - 07/21 Mon 沢山遼×山本浩貴×岩渕貞哉
「岡﨑乾二郎、そしてモダニズムをいま、考える」
『美術手帖 2025年7月号 特集「岡﨑乾二郎」』(美術出版社)刊行記念 - 07/22 Tue 周司あきら×杉田俊介
「語られにくいミサンドリー(男性嫌悪)から『男』の話をしよう」
『ラディカル・マスキュリズム』(大月書店)
『男性学入門』(光文社)W刊行記念 - 07/23 Wed 椎名基樹×せきしろ
「バカサイトークライブ」 - 07/24 Thu 米澤渉×ひろのぶと株式会社
「踊る阿呆たちの本づくり」
『踊る阿呆の世界戦略』(ひろのぶと株式会社)
刊行記念 - 07/26 Sat 水上文×清水晶子
「ここにも、そこにも、どこにでも:日本語圏と英語圏のクィアポリティクスを辿って」
『クィアのカナダ旅行記』(柏書房)刊行記念 - 07/27 Sun 太田充胤×山本ジャスティン伊等×山本浩貴
「こんなにも踊りたい、私たちの魂について」
『踊るのは新しい体』(フィルムアート社)刊行記念 - 07/28 Mon 金原ひとみ×朝吹真理子×山中瑶子
「韓国と出会って考えたこと」
新文芸誌『GOAT meets』(小学館)刊行記念 - 07/29 Tue 枝優花×平井珠生
「ラジオでしゃべるって、こんなにむずかしくて、たのしい。」 - 07/30 Wed 梶原阿貴×高橋伴明
「家族とジェンダーと革命」
『爆弾犯の娘』(ブックマン社)
刊行記念 - 08/04 Mon 古賀及子×菊地朱雅子×北野太一×油利可奈
「生活を(書き)続けるために」
『巣鴨のお寿司屋で、帰れと言われたことがある』(幻冬舎)
『おかわりは急に嫌 私と『富士日記』』(素粒社)
『よくわからないまま輝き続ける世界と 気がつくための日記集』(大和書房)刊行記念 - 08/11 Mon 豊﨑由美×宇野和美
第94回「読んでいいとも! ガイブンの輪」 - 08/13 Wed 小島雄一郎×吉田将英
「拗らせたおじさん二人が考える『選べない』時代の生き方」
『「選べない」はなぜ起こる?』(サンマーク出版)刊行記念 - 08/31 Sun 小川公代×中村隆之
「この世界を生きるための物語と音楽」
『ケアの物語 フランケンシュタインからはじめる』
『ブラック・カルチャー』(岩波書店)刊行記念