モノカキとなったからには、名を馳せてやるぞ、コノヤロー! エイエイオー! と誰しも考えることでしょう。最初は署名原稿の仕事をもらい、その後はゴーストライターを経て、「書籍の著者になる」という目標を叶えていく、というのが一つの王道パターンでございます。
この度初の単著を出した二人がB&Bに登場。8月26日発売・『週末バックパッカー ビジネス力を鍛える弾丸海外旅行のすすめ』(星海社新書)著者の我妻弘崇と、『公立中高一貫校選び 後悔しないための20のチェックポイント』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)著者の佐藤智が、書籍を出すに至るまでについてを語ります。
我妻は35歳で元々は吉本興業所属のお笑い芸人。同期にはピースや平成ノブシコブシがいました。佐藤は33歳。大学院→出版社勤務→ベネッセ勤務を経て、教育系のライターになりました。モノカキの世界では「30代中盤ぐらいまでには単著を出したいね」という言葉がありますが、それを達成したワケですが、ここからが大変。それは「売れる本を出す」ということであります。
果たしてどうすれば売れるのか、一つの目標は達成したもののこれからどうやってモノカキとしてやっていくのが良いのか……。漠然とした不安を抱く二人とともに、30代からのモノカキ人生を考えてみませんか? 司会は35歳の時に『ウェブはバカと暇人のもの』が売れて、「これで会社員に戻らないで済んだ……」と安堵した編集者・中川淳一郎。会場との意見交換なども含め、ポジティブな話をしていければ、と考えております。
我妻弘崇(あづま・ひろたか)
ライター。1980年北海道帯広市に生まれ、東京都目黒区で育つ。日本大学文理学部国文学科在学中に、東京NSC5期生(同期にピース、平成ノブシコブシ、三瓶、大西ライオンなど)として芸人活動を開始。2年間の芸人活動の後、いくつかの編集プロダクションを経て、フリーライターに。Web/雑誌問わず、多数の記事を執筆。29歳のときはじめて海外に出かけて以来、毎年コンスタントにアジア圏を訪問している。働きながら旅に出かけ、その経験を日常・仕事にフィードバックさせるスタイルを掲揚。尊敬する旅人は『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』でおなじみ太川陽介氏。旅好きではあるが、家でテレビをダラダラ見ているのが幸せな、怠惰な人間である。
佐藤智(さとう・とも)
横浜国立大学教育学研究科修了。出版社勤務を経て、ベネッセコーポレーションの教育研究開発センターで学校情報を収集して発信する教育情報誌の編集を担う。その後、独立。全国46都道府県(高知県のみ未上陸!)500人の教師にインタビューした経験を基に、学校情報・教育動向をわかりやすく伝えるライターとして活動。「センター試験がなくなるってほんと?」「なんで公立で中高や小中一貫校があるの?」「ズバリこの学校ってどう?」などの教育・学校についての素朴な疑問について、わかりやすく解説する。
モノカキになる際には、周囲から「ばかいってんじゃない」と止められたが、なんとかここまで生きられた。脱サラしてライターになる・なった人と励まし合いながら今後もがんばっていきたい!
中川淳一郎(なかがわ・じゅんいちろう)
1973年生まれ。ライター・編集者。夢は隠居。
※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら。
2015/11/11 Wed -
我妻弘崇×佐藤智×中川淳一郎
「初の書籍を出した30代モノカキがこれからの栄えある人生を考える会」
『週末バックパッカー ビジネス力を鍛える弾丸海外旅行のすすめ』(星海社新書) 『公立中高一貫校選び 後悔しないための20のチェックポイント』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)刊行記念
開催日時 20:00~22:00 (19:30開場)
開催場所 本屋B&B
世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料 1500yen + 1 drink order
- 08/21 Thu 佐藤良明×毛利嘉孝
「ロック音楽と資本主義の精神」
『定本 ラバーソウルの弾みかた』(岩波書店)刊行記念 - 08/22 Fri 徳谷柿次郎×木下斉×日野昌暢
「都市をrenewする! ~みんなでつくる、未来の街」
『都市と路上の再編集 LIVE NOW DEVELOPMENT』(風旅出版)刊行記念 - 08/23 Sat 西谷格×安田峰俊
「潜入ライター、“AI監視”ウイグルに迷い込む」
『一九八四+四〇 ウイグル潜行』(小学館)刊行記念 - 08/24 Sun 楊双子×リン・キン×三浦裕子
「台湾文学は、 世界でいかに翻訳されるのか」
『台湾漫遊鉄道のふたり』(中央公論新社)全米図書賞翻訳賞&日本翻訳大賞受賞記念トーク - 08/25 Mon 飯間浩明×鈴木忠平×銀シャリ橋本直 ×田辺智加(ぼる塾)×あわよくばファビアン×ピストジャム
「第一芸人文芸部 俺の推し本。」(BSよしもと)
第14回公開収録 - 08/27 Wed むらかみなぎさ×明智マヤ
『柔らかい縁』リリース記念イベント - 08/28 Thu フウ×稲垣えみ子
「とりあえず行って住んでみた 〜ヨルダンとフランスで生活体験」
『ヨルダンの本屋に住んでみた』(産業編集センター)刊行記念 - 08/30 Sat 石井健介×濱田祐太郎
「ふたりが見てきた景色について。」
『見えない世界で見えてきたこと』(光文社)&
『迷ったら笑っといてください』(太田出版) W刊行記念 - 08/30 Sat コナリミサト×武田真治×中田クルミ
「スナックバブル in B&B」
『凪のお暇』(秋田書店)完結・12巻刊行記念 - 08/31 Sun 小川公代×中村隆之
「この世界を生きるための物語と音楽」
『ケアの物語 フランケンシュタインからはじめる』
『ブラック・カルチャー』(岩波書店)刊行記念 - 09/01 Mon 佐藤誠二朗×ATSUSHI(ニューロティカ)
「八王子~中央線~井の頭線~下北沢 僕らのパンクとインディーズ」
『いつも心にパンクを。Don’t trust under 50』(集英社)刊行記念 - 09/04 Thu 島村恭則×黒川晝車×諸星めぐる
「今日からできる! 『みんなの民俗学』実践講座(入門編)」
『Hukyu』発刊記念 - 09/05 Fri 國友公司×室橋裕和
「一人旅の流儀」
『ワイルドサイド漂流記 歌舞伎町・西成・インド・その他の街』刊行記念 - 09/07 Sun 荻上チキ×栗原俊雄×辻田真佐憲
「私たちはなぜ暴力を生んでしまったのか?」
『大日本いじめ帝国』(中央公論新社)
『「あの戦争」は何だったのか』(講談社)
W刊行記念 - 09/08 Mon 山﨑博司×花田礼×長谷川輝波×德岡淳司
「いま愛される言葉ってなんですか?」
『New広告Journal』発刊記念 - 09/12 Fri 植本一子×西村佳哲
「わたしたちの安心安全な場所をつくる」
『ここは安心安全な場所』刊行記念 - 09/13 Sat 中村拓哉×磯部涼
「日本語ラップと日本社会—右傾化・ストリート・ネオリベラリズム」
『日本語ラップ 繰り返し首を縦に振ること』(書肆侃侃房)刊行記念 - 09/14 Sun 鶴見済×鴻上尚史
「みんな同じでなくていい――日本社会の生き苦しさ」
『人間関係を半分降りる 増補版』(ちくま文庫)刊行 - 09/22 Mon とあるアラ子×はらだ有彩×山本美希
「「普通」を拡張する 〜描くことがひらく世界」
『多様で複雑な世界を、いまどう描くか』(BNN)刊行記念