日本の家庭や社会の移り変わりを辿りながら食の変遷を読み解いた『うちのご飯の60年ー祖母・母・娘の食卓』、『昭和の洋食 平成のカフェ飯:家庭料理の80年』(共に筑摩書房)の著者である阿古真理さんが、このたび、初のエッセイ集『昭和育ちのおいしい記憶』(筑摩書房)を刊行いたしました。
今回、刊行を記念して、著者である阿古真理さんと、対談相手に編集者・島本脩二さんをお迎えしてトークイベントを開催いたします。
ただ過去の記憶を辿るだけでなく、その時代の社会的背景にまで迫り、内容の深いエッセイとなった本書のお話を中心に、社会を構成する衣食住・移動(流通)について、地域と時代と食文化、本と雑誌と食生活のつながりからティラミスの流行とは何だったのかについてまで、縦横無尽に話が広がりあっという間の2時間になること間違いなしのトークイベントです。
ぜひご参加ください。
【プロフィール】
阿古真理(あこ・まり)
1968年兵庫県生まれ。神戸女学院大学を卒業後、大阪の広告制作会社で勤務の後、フリーのライターとなる。1999年に東京へ拠点を移し、ルポ・書籍の執筆に取り組む。主に女性の生き方、写真、暮らしなどをテーマに執筆。食の本は、2009年に出した『うちのご飯の60年 祖母・母・娘の食卓』(筑摩書房)が最初。今回の本は、『昭和の洋食 平成のカフェ飯 家庭料理の80年』(筑摩書房)に続く、昭和平成の食文化の変遷を社会学的視点から描く三部作の完結編。
島本脩二(しまもと・しゅうじ)
1946年新潟県生まれ。フリー編集者。2007年まで小学館に勤務し『GORO』『写楽』などの雑誌編集を経て書籍編集に。担当した書籍は、矢沢永吉『成りあがり』 YMO写真集『OMIYAGE』『月光浴』他多数。『日本国憲法』は超ベストセラーに。2008年から3年間、朝日新聞出版で書籍統括。2002年より武蔵美で講座「編集とデザイン」を担当。最近の仕事に『世界のともだち』(全36巻 偕成社)がある。
※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら。
2014/06/29 Sun -
阿古真理×島本脩二「私たちの食を支配しているのは誰か〜記憶から辿る昭和・平成の食文化〜」 『昭和育ちのおいしい記憶』(筑摩書房)刊行記念
- 07/01 Tue 吉見俊哉×若林幹夫
「建築と出来事」
『このとき、夜のはずれで、サイレンが鳴った』(岩波書店)
『ダイアローグ〈危機〉の時代の長谷川逸子・原広司・伊東豊雄』(millegraph)W刊行記念 - 07/02 Wed 豊﨑由美×木下眞穂
第93回「読んでいいとも! ガイブンの輪」 - 07/04 Fri 富川岳×ドミニク・チェン×桜井祐
「懐かしい異界へ。人ならざるものと共に生きる」
『シシになる。──遠野異界探訪記』(亜紀書房)刊行記念 - 07/05 Sat 岡本敬子×岡本仁
「ふたりへの質問エクストラ 」
『私のふたり暮らし』(光文社) - 07/05 Sat 武田砂鉄×石村博子×舛友雄大
「ノンフィクションの現在地」
Presented by 講談社本田靖春ノンフィクション賞 - 07/06 Sun あきやあさみ×竹村優子
「服と仕事と私~制服化スタイリストと編集者の場合」 - 07/10 Thu 星田英利×フルーツポンチ村上健志×日下怜奈×トット桑原雅人×あわよくばファビアン×ピストジャム
「第一芸人文芸部 俺の推し本。」(BSよしもと)
第13回公開収録 - 07/11 Fri 星野文月×竹中万季×野村由芽
「それぞれの日記のなかにある、人との距離や関係性」
『不確かな日々』(ひとりごと出版)
刊行記念 - 07/12 Sat 西尾康之×斎藤環
「『不死』の時代とは?:アーティストと精神科医が語り尽くす」
『不死』(くま書店)刊行記念 - 07/13 Sun 柴田元幸×惠愛由
「あなたをみている」
『体の贈り物』(twilillight) 復刊記念 - 07/13 Sun 服部円×長崎訓子
「身近なネコをよく知り、
イラストにするワークショップ」
『ネコは(ほぼ)液体である』
(KADOKAWA)刊行記念 - 07/14 Mon 【全6回】連続講座 鈴木涼美「夜の読書室」Vol.3
- 07/15 Tue 松尾潔×丸屋九兵衛
「90年代R&Bとは何だったのか? 」
『松尾潔のメロウなライナーノーツ』(リットーミュージック)刊行記念 - 07/16 Wed 三宅陽一郎×清木 昌
「ゲームデザイン、人工知能、数学――レトロゲームから未来まで」
『数学がゲームを動かす!』
(日本評論社)刊行記念 - 07/18 Fri 阿部恭子×インベカヲリ★
「家族という密室で何が起きているのか」
『近親性交―語られざる家族の闇』(小学館)刊行&重版記念 - 07/22 Tue 周司あきら×杉田俊介
「語られにくいミサンドリー(男性嫌悪)から『男』の話をしよう」
『ラディカル・マスキュリズム』(大月書店)
『男性学入門』(光文社)W刊行記念 - 07/23 Wed 椎名基樹×せきしろ
「バカサイトークライブ」 - 07/24 Thu 米澤渉×ひろのぶと株式会社
「踊る阿呆たちの本づくり」
『踊る阿呆の世界戦略』(ひろのぶと株式会社)
刊行記念 - 07/26 Sat 水上文×清水晶子
「ここにも、そこにも、どこにでも:日本語圏と英語圏のクィアポリティクスを辿って」
『クィアのカナダ旅行記』(柏書房)刊行記念 - 07/27 Sun 太田充胤×山本ジャスティン伊等×山本浩貴
「こんなにも踊りたい、私たちの魂について」
『踊るのは新しい体』(フィルムアート社)刊行記念 - 07/28 Mon 金原ひとみ×朝吹真理子×山中瑶子
「韓国と出会って考えたこと」
新文芸誌『GOAT meets』(小学館)刊行記念 - 07/29 Tue 枝優花×平井珠生
「ラジオでしゃべるって、こんなにむずかしくて、たのしい。」 - 07/30 Wed 梶原阿貴×高橋伴明
「家族とジェンダーと革命」
『爆弾犯の娘』(ブックマン社)
刊行記念 - 08/04 Mon 古賀及子×菊地朱雅子×北野太一×油利可奈
「生活を(書き)続けるために」
『巣鴨のお寿司屋で、帰れと言われたことがある』(幻冬舎)
『おかわりは急に嫌 私と『富士日記』』(素粒社)
『よくわからないまま輝き続ける世界と 気がつくための日記集』(大和書房)刊行記念 - 08/13 Wed 小島雄一郎×吉田将英
「拗らせたおじさん二人が考える『選べない』時代の生き方」
『「選べない」はなぜ起こる?』(サンマーク出版)刊行記念 - 08/31 Sun 小川公代×中村隆之
「この世界を生きるための物語と音楽」
『ケアの物語 フランケンシュタインからはじめる』
『ブラック・カルチャー』(岩波書店)刊行記念