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新谷雅弘×尾原史和×室賀清徳「雑誌デザインの40年」 『20世紀エディトリアル・オデッセイ』『デザインにルールなんてない』刊行記念 番外編

新谷雅弘×尾原史和×室賀清徳「雑誌デザインの40年」 『20世紀エディトリアル・オデッセイ』『デザインにルールなんてない』刊行記念 番外編


いまからおよそ40年前、
スケートボードもサーフィンもまだ日本であまり知られていなかった時代。
雑誌「ポパイ」創刊デザイナーの新谷雅弘さんは、
デザイナーとしての自らの作家性は徹底的に排し、
「編集部の個性を視覚化する」というスタイルで
彼らがアメリカから持ち帰った溢れんばかりの情報を誌面に描出していきました。

新谷さんは昨年、当時の誌面を紹介しながらデザインのコツを解説する
『デザインにルールなんてない』(青幻舎)を上梓されました。
また、4月に発売されたばかりの
『20世紀エディトリアル・オデッセイ』(赤田祐一/ばるぼら・著、誠文堂新光社)の中では、
師である堀内誠一さんによる雑誌「アンアン」のデザインについて語られています。

そんな新谷さんが、現在お住まいの隠岐からこのたび東京にいらっしゃるとのことで、
B&Bにお招きし、トークイベントを開催します。

誰もが容易く情報を手に入れることができるようになった今。
雑誌や雑誌デザインが担う役回りは、どのように変化したのでしょう。

もう一人のゲストととして、
現在最も多くの雑誌デザインを手掛けるデザイナーのひとりである
スープデザイン・尾原史和さんをお招きします。

『20世紀エディトリアル・オデッセイ』の編集を手がけた
「アイデア」編集長の室賀清徳さんを聞き手に、
時代を隔てたふたりの職人的表現者に、
雑誌デザインの核心について伺っていきます。

新谷雅弘(アートディレクター)
1943年生まれ。大阪市立工芸高校図案科、多摩美術大学を経て堀内誠一氏の助手となる。1970年、「アンアン」創刊に参加。170号まで携わり、その後「ポパイ」を1976年の創刊から80号まで手掛ける。「ブルータス」(1980年~)、「オリーブ」(1982年~)でもそれぞれ創刊からアートディレクターを務めた。他にデザインを手掛けた雑誌に「鳩よ!」「Hanako」「GINZA」「MUTTS」(以上マガジンハウス)「たくさんのふしぎ」(福音館書店)「マミイ」(小学館)など。著書に『デザインにルールなんてない』(青幻舎)がある。

尾原史和(アートディレクター)
スープ・デザイン/プランクトン代表
1975年生まれ。雑誌、書籍、写真集など本を中心として、展覧会カタログや会場サイン、広告などのデザインを手がける。アートディレクションを手がけた主な雑誌は「TRANSIT」(講談社)、「ケトル」(太田出版)、「飛ぶ教室」(光村図書)、「コマーシャルフォト」(玄光社)、「R25」(リクルート)など。2009年よりマルチプル・レーベルPLANCTONを立ち上げ、写真集や画集などの制作・出版を主としつつ靴やプロダクトなどの製品を発表している。
主な著書に『デザインの手がかり』(誠文堂新光社)、『逆行』(ミシマ社/2011)。

室賀清徳(デザイン誌『アイデア』編集長)
1975年生まれ。東京大学文学部美学芸術学専修課程卒業。誠文堂新光社にてデザイン誌『アイデア』をはじめ、デザイン関連書の編集に携わる。第8回竹尾賞審査員特別賞。



※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら

出演者新谷雅弘
尾原史和
室賀清徳

出版社誠文堂新光社
青幻舎

開催日時

20:00~22:00 (19:30開場)

開催場所

本屋B&B
世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F

入場料

1500yen + 1 drink order