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溝口彰子×三浦しをん「進化するボーイズラブの愉しみ」『BL進化論 ボーイズラブが社会を動かす』(太田出版)刊行記念

溝口彰子×三浦しをん「進化するボーイズラブの愉しみ」『BL進化論 ボーイズラブが社会を動かす』(太田出版)刊行記念



BL愛好家で、BLと女性のセクシャリティーズをテーマに研究している溝口彰子さんの初の単著となる『BL進化論 ボーイズラブが社会を動かす』(太田出版)が発売となりました。本書の出版を記念し、著者の溝口さんと作家の三浦しをんさんをお招きして、BLのいまについて語っていただくトークイベントを開催します。

本書は、広義のBLのはじまりから現在に至る歴史と、どのようにBLが変化し、現実社会と向き合いながら進化してきたかを明らかにする画期的な評論です。BLを普段からたしなむ方にも、BLというジャンルでで何が起こっているのかが知りたい方にも、おすすめです。

トークのお相手に、直木賞作家にしてプロのBL愛好家として名を馳せる三浦しをんさんをお招きします。三浦さんは本書の帯に「“あらゆるひとにとって自由で居心地のいい社会”のありかたを、BLは追求し、提示しつづけている。その事実を、愛をもって冷静に分析した論考。本書を読んで、これからもBLを愛していこうと改めて決意しました!」と、熱いラブコールを寄せています。
おふたりには「進化系BL」「女性たちが愛を交わすコミュニティ」をキーワードに、本書の魅力と、BLがもたらす愉しみについてたっぷり語りあっていただきます。


溝口彰子(みぞぐち・あきこ)
大学卒業後、ファッション、アート関係の職につき、同時にレズビアンとしてのコミュニティ活動も展開。1998年アメリカNY州ロチェスター大学大学院に留学、ビジュアル&カルチュラル・スタディーズ・プログラムでのクィア理論との出会いから、自身のルーツがBL(の祖先である「24年組」の「美少年マンガ」)であることに気づき、BLと女性のセクシュアリティーズをテーマにPhD(博士号)取得。BL論のみならず、映画、アート、クィア領域研究倫理などについて論文や記事を執筆。学習院大学大学院など複数の大学で講師をつとめる。本書が初の単著となる。

三浦しをん(みうら・しをん)
小説家。2000年、書下ろし長篇小説『格闘する者に○(まる)』でデビューし、以後、『月魚』『秘密の花園』『私が語りはじめた彼は』などの小説を発表。『乙女なげやり』『ビロウな話で恐縮です日記』『あやつられ文楽鑑賞』など、エッセイ集も注目を集める。2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞を、2012年『舟を編む』で本屋大賞を受賞。ほかに、小説『むかしのはなし』『風が強く吹いている』『仏果を得ず』『光』『神去なあなあ日常』『まほろ駅前狂騒曲』などがある。近著に『ふむふむ おしえて、お仕事』など。




※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら

出演者溝口彰子
三浦しをん

出版社太田出版

開催日時

15:00~17:00 (14:30開場)

開催場所

本屋B&B
世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F

入場料

1500yen + 1 drink order