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山内明美×沼野充義×管啓次郎
「未来のチェルノブイリ? いま考えておきたいこと」

山内明美×沼野充義×管啓次郎
「未来のチェルノブイリ? いま考えておきたいこと」

iphn 167
チェルノブイリ原子力発電所事故は1986年4月26日に起きました。地球規模のきわめて広範な地域に影響を与え、数十万人を超える人々の生活を破壊。事故後の処理は、いまもつづいています。その25年後の春、東京電力福島第一発電所での原発事故が発生しました。事故の処理、そして危機にさらされた土地と人々への対応において、はたしてチェルノブイリの教訓は生かされたのでしょうか。
チェルノブイリと福島。ふたつの土地をむすびつつ、今後数十年、あるいは世紀を超えてつづくことが確実な、社会と歴史に対する原発事故の打撃を考えてみることにしましょう。

まず2015年に現地を訪れた山内明美さんから、ご自身が撮影された写真のスライドショーとともに、旅の報告をうかがいます。ついで沼野充義さんから、旧ソビエトおよび東欧圏におけるチェルノブイリ原発事故の社会的・文化的な影響を、簡単にふりかえっていただきます。
後半では管が加わり、昨年度のノーベル文学賞作家スベトラーナ・アレクシェービッチの『チェルノブイリの祈り』やスペイン発のコミック『チェルノブイリ 家族の帰る場所』などを題材としつつ、3人の自由な鼎談という形式で議論を進めたいと思います。(管啓次郎)


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■山内明美。歴史社会学。大正大学。著書に『こども東北学』(イースト・プレス)ほか。
■沼野充義。スラヴ文学・世界文学。東京大学。著書に『チェーホフ 七部の絶望と三部の希望』(講談社)ほか。
■管啓次郎。詩人、比較詩学。明治大学。著書に『ストレンジオグラフィ』(左右社)ほか。




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