2016年4月21日。57年の生涯を全速力で駆け抜け、2000曲以上の未発表レコーディングを残したまま、永遠の存在となったアーティスト・プリンス。
彼は、既存の価値観や常識に自らを合わせることを一切拒否し、己の感性と可能性を1000%信じ、圧倒的努力で空気を揺らし続けました。誤解や偏見を恐れず、音楽を武器に、愛を胸に、世の中と真っ向勝負してきたミネアポリスの小さな巨人の影響は、フィギュアスケート世界王者・羽生結衣選手ら、若き戦士たちにも及んでいます。
逝去後も、モーツアルトやベートーベンクラスの真の芸術家として、海外では日々評価が高まり続ける一方、日本においては、「80年代に売れたロックスター」「イロモノ」との認識がいまだ根強いのも事実です。
発売以来、わずか3週間で2回の重版、リアルタイム世代からは「プリンス・マインド迫る書」、新世代からは「プリンスの旅のお供」として認知されている『プリンスの言葉』。
アマゾンレビューでは、「地方にいて、一人でプリンスを聴いていた私のような人には、こうやって、プリンスのファンがちゃんと日本にいて、そして本まで出してくれたこと。その事実がプリンスへの素晴らしい追悼」と評されており、プリンスロスに苛まれる人々の処方箋として、プリンス愛をつなぐ媒体としても機能しています。
この夏、同書のロングセラーを記念してプリンス・チルドレンたちがプリンスの魅力をシェアするイベント、「New Power Talk…Live! ~プリンスの言葉~」が決定しました。
「プリンスに詳しい」、だけではなく、彼を師と仰ぎ、触発され、それぞれの分野で自分のブランディングに成功した3人が、プリンスの魅力と影響を語りあいます。
「さぁ、立ち上がれ! だってキミの人生だろ? “Sexuality”」と聴衆を煽りながらも、個性と社会の価値観のギャップに悩む人たちに「大勢の人たちがどうしてるか、なんて気にするな。君が本当に好きなことについて、上手くいってるかどうかだけを気にするんだ! ”FIXURLIFEUP”」エールを送り続けたプリンス。
歴戦のプリンスフォロワーも、新しいプリンスビギナーも、7月28日はプリンス愛を共有する“ビューティフルナイト”になること必至です。
では、最後に3人からみなさんへのメッセージを。
“Don’t die without knowing Prince”
“プリンスを知らずして死ぬな”
【出演者プロフィール】
ラジカル鈴木(らじかる・すずき)
イラストレーター。1966年生まれ。独特のタッチで書籍、雑誌、広告、あらゆるメディアで活動、執筆や出演も多数。プリンス fam歴32年。1986年の初来日時から、関東圏内でのライブは総て体験、ミネアポリス、NYでも観る。2002年にはプリンスのスタジオ、ペイズリーパーク内でのライブに参戦。参加者は、プリンスに映画館に招待された。最も尊敬するアーティスト、クリエイターとしてプリンスの”イズム”を日々の指針としている。音楽・映画のメディアにもプリンス関連の記事やイラスト作品を多数発表。一目でラジカル作品とわかるプリンスイラストは生命感あるエネルギーが凝縮され、即座に記憶に刻まれるインパクトを有している。
服部暁典(はっとり・あきのり)
音楽制作家。1968年生まれ。Yellow Magic Orchestraに触発され小学生の頃から多重録音による音楽制作に傾倒。コンテンポラリー音楽演奏に必要な楽器演奏スキルを独学で習得していく。その後果てしないバンド活動や自作アルバムの発表、劇伴制作、ラジオ番組への音楽提供を積極的に行う。Label I.O.S.よりこれまでに7枚のアルバムを発表。90年代初頭からプリンス作品に傾倒。もともと自作曲とプリンスの作曲アプローチ、録音手法が似通っていたこともあり、近代レコーディング技術・技法の集大成でありつつ最先端でもあったプリンスサウンドのアナライズにのめり込む。以来パフォーマーとしてだけでなく、「スタジオの職人としてのプリンス像」を追い掛け続けている。初めてショックを受けた曲はPartyman。そんなタイミングだったのでLovesexy Tourを生体験していないことが人生最大の痛恨事。
Takki(二重作拓也 ふたえさく・たくや)
ツアードクター・スポーツドクター。1973年生まれ。1985にプリンスショックを受けて以来、ペイズリーパークやパープルレインの舞台・ファーストアヴェニューでもライヴを体験。プリンスファミリーや海外アーティスト来日時のツアードクターとして15年にわたりサポートしてきた。異なるジャンルを組み合わせクリエイトするプリンスマナーに習い、自身も「格闘技医学」を開拓。書籍やDVDも多数発表し、国内・海外でFightology Tourを展開。4月21日プリンス訃報直後に渡米、パークで祈りを捧げ、シーラEと語りあう写真がメディアを通じ世界中に拡散された。帰国後に「プリンスの言葉」を発表。書は現在パーク内に保存されている。
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※チケットは6/23(金)12:00から若干数販売
※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら。
2017/07/28 Fri -
ラジカル鈴木×服部暁典×Takki
「New Power Talk…Live! ~プリンスの言葉~」
『プリンスの言葉 Words of Prince』(秀和システム)ヒット記念
- 07/27 Sat パレットーク編集部
「発信する仕事の始め方と続け方 パレットーク6周年イベント」 - 07/28 Sun 千木良悠子×松家仁之×柳澤健
「はじめて橋本治を3人で語ろう」
『はじめての橋本治論』(河出書房新社)刊行記念 - 07/29 Mon 赤坂真理×横道誠×白石正明
「“本気のごっこ”でしか助からない」
『安全に狂う方法』(医学書院)刊行記念 - 07/30 Tue 平松洋子×稲田俊輔
「料理に求めるもの、必要ないもの」
『酔いどれ卵とワイン』(文藝春秋)
『現代調理道具論』(講談社)W刊行記念 - 07/31 Wed 川村行治×赤津直紀×跡部徹×大内征×江村康子
「自分だけが知っている、
自分の街の最高なところを見つけよう」
『Q&Aで地域を再発見! 手書き地図の教科書』(学芸出版社)刊行記念 - 08/01 Thu 勅使川原真衣×堀越英美
「あなたは職場で傷ついたこと、ありますか?」
『職場で傷つく リーダーのための「傷つき」から始める組織開発』(大和書房)刊行記念 - 08/02 Fri 藤高和輝×岩川ありさ
「身体とはなにか、この“私の身体”とはなにか」
『ノット・ライク・ディス——トランスジェンダーと身体の哲学』(以文社)『バトラー入門』(筑摩書房)W刊行記念 - 08/03 Sat 古舘伊知郎×田中泰延
「瞬間は準備によってつくられる」
『伝えるための準備学』(ひろのぶと株式会社)刊行記念 - 08/04 Sun 加藤大雅×星野文月×神岡真拓
「みんなでひとりになる“書く”セルフケア ~秋田・松本・諏訪。移住した先で“一緒に”生活を見つめること~」
『取るに足らない大事なこと』(ひとりごと出版)刊行記念 - 08/05 Mon 仁尾智×片野ゆか×安村正也
「挽歌はよむと楽になる?~猫や犬であいた穴に入るかたちを考える夜」
『また猫と 猫の挽歌集』(雷鳥社)刊行記念 - 08/06 Tue 月永理絵×柴崎友香
「映画を見て、書き、そして語ること」
『酔わせる映画 ヴァカンスの朝はシードルで始まる』(春陽堂書店)刊行記念 - 08/08 Thu 爪切男×奇妙礼太郎
「あの頃に戻ったつもりで学園生活を語り尽くそう!」
『クラスメイトの女子、全員好きでした』(集英社)刊行&ドラマ化記念 - 08/09 Fri 唐澤太輔×石井匠
「粘菌×縄文 神秘の森に誘われて」
『南方熊楠と岡本太郎』(以文社)刊行記念 - 08/10 Sat 石田月美×斎藤環×吉川浩満
「『まだ、うまく眠れない』日々を抱えて我々はどう生きるか」
『まだ、うまく眠れない』(文藝春秋)刊行記念 - 08/11 Sun 雨宮ひかる×ツク之助
「ワニ・爬虫類愛を語る夜」
『ゆるワニ ビビ くちのとじかた、おしえてください』(パイ インターナショナル)
『きょうりゅうたちのあしもとで』(誠文堂新光社)W刊行記念 - 08/12 Mon 太田啓子×高井ゆと里
「「家族」に縛られる私たち、「家族」から排除される私たち」
『家族、この不条理な脚本』(大月書店)刊行記念 - 08/14 Wed 四井真治×四角大輔
「地球を再生する暮らしってなんだろう?」
『地球再生型生活記』(アノニマ・スタジオ)刊行記念 - 08/15 Thu 稲葉振一郎×竹下昌志×吉川浩満
「人間と人間以外の倫理の未来」
『宇宙・動物・資本主義──稲葉振一郎対話集』(晶文社)刊行記念 - 08/16 Fri 伊藤亜和×山口
「下北沢とコアファンと女友達」
『存在の耐えられない愛おしさ』(KADOKAWA)刊行記念 - 08/17 Sat 仲野徹×若林理砂
「西と東の医学相談所」
『医学問答』(左右社)刊行記念【東篇】 - 08/18 Sun テアトル新宿×田辺・弁慶映画祭実行委員会×松崎まこと
「今年も精鋭がズラリ! “田辺系”監督&俳優 大集合 田辺・弁慶映画祭セレクション2024前夜祭」 - 08/22 Thu 新井一樹×政池洋佑
「物語が生まれる現場から 〜創作を楽しむ秘訣を大公開!〜」
『大人になっても「書くこと」を好きでいたい君へ シナリオ・センターが伝える 14歳からの創作ノート』 (KADOKAWA)刊行記念 - 08/23 Fri ツバメアーキテクツ×連勇太朗
「ふたしかな時代から建築を語る」
『ふたしかさを生きる道具』(TOTO出版)刊行記念 - 08/24 Sat 小橋めぐみ×佐藤結
「アジアのこと。映画のこと。私のこと。」
『アジアシネマ的感性』(A PEOPLE)刊行記念 - 08/25 Sun 菅俊一×田中みゆき×水野祐
「ルールはあなたを縛るものではなく、この社会で自由に生きるためのもの?」
『ルール?本』(フィルムアート社)刊行記念 - 08/28 Wed 横道誠×藤澤千春
「回復のために本を書き、本をつくる」
『アダルトチルドレンの教科書』(晶文社)刊行記念 - 08/31 Sat つやちゃん×いとうせいこう
「『しゃべり』の最前線と未来」
『スピード・バイブス・パンチライン ラップと漫才、勝つためのしゃべり論』(アルテスパブリッシング)刊行記念 - 09/03 Tue ディスク百合おん×nakamura8cm×柴崎祐二
「8cmCDシングルでみる、平成シティポップの知られざるオブスキュアな世界!」
『短冊CDディスクガイド』(DU BOOKS)刊行記念 - 09/08 Sun 阪本佳郎×今福龍太
「群島をめぐる希求の手紙」
『シュテファン・バチウ』(コトニ社)刊行記念 - 09/09 Mon 大原扁理×ひらいめぐみ
「お金と仕事をゼロから考える」
『シン・ファイヤー』(百万年書房)刊行記念 - 10/07 Mon 松本俊彦×横道誠
「トシとマコトの公開対談ーヘイ、B&B!」
『酒をやめられない文学研究者とタバコをやめられない精神科医が本気で語り明かした依存症の話』(太田出版)刊行記念