昨年7月に発売された藤本智士さんの著書『魔法をかける編集』。
同書は、一過性で終わるイベント、伝わらない商品、ビジョンのないまちづくりに足りないのは、編集と断言し、マイナスをプラスに、忘れられていたものを人気商品に、ローカルから全国へ発信する方法などをまとめた一冊です。
ただならぬ熱を持った同書の刊行イベントは、昨年末にかけて全国62箇所・40都道府県で開催され、動員数はなんと約2,500人に達しました。
また、今年2月には、刊行ツアー大盛況への御礼として、書籍の内容全文を期間限定で無料公開するなど、藤本さん流の「編集での魔法のかけ方」を、地方の人々に届ける試みを今も続けています。
藤本さん曰く、「出来上がったものを壊すのは大変だが、メディアに関して、そこまで成熟した仕組みのないローカルには、あたらしいふつうを作り、未来を変える大きな可能性がある」といいます。
そこで、今回本屋B&Bでは、同書の刊行ツアー終了を記念したトークイベントを開催します。
同イベントでは、『魔法をかける編集』の内容や「編集」はもちろん、刊行ツアーに込めた藤本さんの熱い想いをお話しいただく予定です。
ゲストには、『ぼくらは地方で幸せを見つける ソトコト流ローカル再生論』も刊行した、月刊『ソトコト』編集長の指出一正さんを迎えます。司会進行は、福岡市が運営するローカルメディア「#FUKUOKA(福岡市)」の制作に携わるほか、「絶メシリスト(高崎市)」などの地方活性プロモーションをプロデュースする、博報堂ケトルの日野昌暢が務めます。
「地方創生」「ローカルメディア」「町おこし」「地域プロモーション」「編集」などのキーワードに興味がある方、など、ぜひご参加ください!
【出演者プロフィール】
藤本智士 (ふじもと・さとし)
1974 年兵庫県生まれ。編集者。有限会社りす代表。雑誌『Re:S』編集長を経て、秋田県発行フリーマガジン『のんびり』、Webマガジン『なんも大学』の編集長に。自著に『風と土の秋田』『ほんとうのニッポンに出会う旅』(ともにリトルモア)。イラストレーターの福田利之さんとの共著に『いまからノート』(青幻舎)、編著として『池田修三木版画集 センチメンタルの青い旗』(ナナロク社)などがある。編集・原稿執筆した『るろうにほん 熊本へ』(ワニブックス)、『ニッポンの嵐』(KADOKAWA)ほか、手がけた書籍多数。
ホームページ http://re-s.jp/
指出一正(さしで・かずまさ)
月刊『ソトコト』編集長。1969年群馬県生まれ。上智大学法学部国際関係法学科卒業。雑誌『Outdoor』編集部、『Rod and Reel』編集長を経て、現職。島根県「しまコトアカデミー」メイン講師、高知県文化広報誌『とさぶし』編集委員、静岡県「『地域のお店』デザイン表彰」審査委員長、奈良県「奥大和アカデミー」メイン講師、奈良県下北山村「奈良・下北山 むらコトアカデミー」メイン講師、長野県長野市WEBメディア『ナガラボ』編集長、福井県大野市「越前おおの みずコトアカデミー」メイン講師をはじめ、地域のプロジェクトに多く携わる。まち・ひと・しごと創生本部「わくわく地方生活実現会議」委員。著書に『ぼくらは地方で幸せを見つける』(ポプラ新書)。趣味はフライフィッシング。
http://www.sotokoto.net/jp/
日野昌暢(ひの・まさのぶ)
1975年福岡県生まれ。博報堂ケトル プロデューサー。九州芸術工科大学 大学院芸術工学府修了後、博報堂に入社。14年間の営業職を経て2014年に博報堂ケトルに加入。受賞歴に、カンヌライオンズ ブロンズ、ADFEST金賞、クリオ賞 ブロンズ、イノベーティブアプローチ電通賞、消費者のためになった広告コンクール金賞など。福岡市が運営するニュースサイト『#FUKUOKA(福岡市)』の制作に携わるほか、高崎市と運営するウェブマガジン「絶メシリスト高崎」をプロデュース。
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2018/04/04 Wed -
藤本智士×指出一正×日野昌暢
「『編集』がローカルの情報発信を変える」
『魔法をかける編集(しごとのわ)』(インプレス)刊行ツアー終了記念
- 10/15 Wed 森見登美彦×照山朋代
「ちょっと変わった本をつくっているので制作風景をお届け&森見さんの最近の徒然」
『宝島』(ミモザブックス)刊行決定記念 - 10/17 Fri 浦出美緒×ヴィヴィアン佐藤
「“死”と“死の恐怖”とは何か」
『死ぬのが怖くてたまらない。だから、その正体が知りたかった。』(SBクリエイティブ)刊行記念 - 10/18 Sat 杉田俊介×頭木弘樹
「〈痛み〉を理解するための言葉」
『鬱病日記』(晶文社)
『痛いところから見えるもの』(文藝春秋)W刊行記念 - 10/19 Sun フィクショネス 文学の教室
『侍女の物語』を2ヶ月かけてじっくりと読む - 10/19 Sun 読書会
水上文さんと読む松浦理英子「今度は異性愛」 - 10/21 Tue 香山哲
「9/2サイン会・10/21トークイベント」
『スノードーム』(生きのびるブックス)刊行記念 - 10/23 Thu 鳥羽和久×滝口悠生
「子どもといて、子どもを書き、子どもになること」
『それがやさしさじゃ困る』(赤々舎)『光る夏』(晶文社)『たのしい保育園』(河出書房新社)刊行記念 - 10/25 Sat 鄭執×関根謙
「物語は変容する~中国東北マジックリアリズムの世界と青春文学」
『ハリネズミ・モンテカルロ食人記・森の中の林』(アストラハウス)第11回日本翻訳大賞受賞記念 - 10/26 Sun 加藤泉×牧信太郎
「加藤泉の制作と生活ーー特集後記的雑談」
『美術手帖 2025年10号・特集「加藤泉」』(美術出版社)刊行記念 - 10/27 Mon 花田優一×小林邦宏×原カントくん
「旅するカルチャートーク『たびかるジャンクション』公開収録」 - 10/29 Wed 高橋國光×マンスーン×吉田棒一
「平成インターネットと令和文学」
新文芸誌『GOAT meets』(小学館)重版記念 - 10/30 Thu 志良堂正史×古田雄介
「小さな歴史を書くこと、読むこと」
『他人の手帳は「密」の味: 禁断の読書論』(小学館)刊行記念 - 10/31 Fri 宮部浩幸×加藤耕一
「リレーとしての建築を語る」
『リレーとしての建築 リノベーションの実践と思想』(学芸出版社)刊行記念 - 11/01 Sat 齋藤陽道×春日晴樹×天沼陽子×橋本一郎
「石神井ろう学校のハルとはるが語る、ろう者の世界。」
『つながりのことば学』(NHK出版)
『はるの空と風』(ジアース教育新社)W刊行記念 - 11/03 Mon 竹端寛×ジェーン・スー
「ケアするってどういうこと?」
『福祉は誰のため?』(筑摩書房)
『介護未満の父に起きたこと』(新潮社)W刊行記念 - 11/04 Tue 田中輝美×木下斉×日野昌暢
「"地方創生"を問い直す! 関係人口と稼ぐまちの理論家が語る、持続可能な地域モデルとは」
『関係人口の時代』(中央公論新社)刊行記念 - 11/07 Fri 俵万智×小川公代×スケザネ
「言葉が救いになるとき」
『ゆっくり歩く』(医学書院)刊行記念 - 11/08 Sat ライセンス藤原一裕×フルーツポンチ村上健志×赤嶺総理×ゲスト×あわよくばファビアン×ピストジャム
「第一芸人文芸部 俺の推し本。」(BSよしもと)
第17回公開収録 - 11/10 Mon 中前結花×古賀史健
「書き手は“休まず、毎日書き続ける”しかないのか?」
『ミシンは触らないの』(hayaoki books)刊行記念 - 11/13 Thu 古谷敏×やくみつる
「“ウルトラマンになった男” 60年目の胸の内」
『60年目のスペシウム光線』(小学館)刊行記念 - 11/15 Sat 細馬宏通×ヤマダトモコ×宮本大人
「マンガはうたう 声にむずむずする身体」
『マンガはうたう』(青土社)刊行記念 - 11/17 Mon 絶対に終電を逃さない女×中井治郎
「体力が欲しい! ~虚弱側から見た世界」
『虚弱に生きる』(扶桑社)刊行記念 - 11/18 Tue 栗原康×角幡唯介
「探検としてのアナキズム」
『アナキズムQ&A』(筑摩書房)『43歳頂点論』(新潮社)W刊行記念 - 11/22 Sat 高橋久美子×アフロ
「音と言葉の響き合うところ」
『いい音がする文章』(ダイヤモンド社)
『東京失格』(実業之日本社)W刊行記念 - 11/30 Sun ひろたあきら×みきちゃん(ぽるぽるふぁみりー)
「絵本つくっちゃった!」
『おとしちゃったぞう』(303BOOKS)刊行記念 - 12/01 Mon 島本理生×鈴木涼美×原カントくん
「恋愛で全てを捨てられない私たちVol.2」 - 12/20 Sat 第94回「読んでいいとも!ガイブンの輪
年末特別企画
オレたち外文リーガーの自信の1球と来年の隠し球 vol.14