インターネット企業でPM(プロダクトマネージャー)を務める佐々木大輔さんが
上梓した初の小説単行本『僕らのネクロマンシー』(NUMABOOKS)。
柳田國男が『遠野物語』で描いた岩手県遠野市を舞台に、
土地の伝承、伝説、家族といった普遍的なテーマと、
AI、地域活性化、はてはTCGまで、現代的なモチーフが交差する、
予言的私小説です。
対談のお相手は、この小説を
「妖怪と接するようにAIと過ごせたら、と以前にある記事で書いたことがありますが、遠野という歴史的な文脈に溢れる土地に根差しながら、情報技術が心に及ぼす力を描く今作を読んで、「言語化できない心の表象」としての「妖怪」、つまり技術が取りこぼすものの未来形を見せつけられた気がします。」
と評したドミニク・チェンさん。
ともにITの最前線で活躍してきたお二人は、この小説で幻視されたイメージを、
どのように感じ、どうやって現実に“降霊”させようと考えるのでしょうか。
限定350部、『遠野物語』をモチーフにした美しい装丁と
「時価」方式の特殊な販売方法にも注目です。
また、現在webと遠野でしか売っていない本書の店頭販売も行います。
ご期待ください!
佐々木大輔(ささき・だいすけ)
1980年3月生まれ。岩手県遠野市出身。宮城教育大学卒業。株式会社インフォバーンで編集職を務めた後、株式会社ライブドアでCPO(Chief Product Officer)、LINE株式会社で執行役員エンターテインメント事業担当、スマートニュース株式会社でヴァイスプレジデント事業企画担当。ネットメディアのプラットフォーム運営を継続的に行う傍ら、個人で小説の発表を行う。
ドミニク・チェン
1981年、東京生まれ。フランス国籍。早稲田大学大学院大学文学学術院・表象メディア論系准教授。株式会社ディヴィデュアル共同創業者。NPO法人コモンスフィア/クリエイティブ・コモンズ理事。カリフォルニア大学ロサンゼルス校卒業。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。おもな著書に『電脳のレリギオ』(NTT出版)『インターネットを生命化する:プロクロニズムの思想と実践』(青土社)などが、監訳書に『ウェルビーイングの設計論』(BNN新社)他多数。最新刊は松岡正剛氏との共著『謎床 思考が発酵する編集術』(晶文社)。
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2018/04/07 Sat -
佐々木大輔×ドミニク・チェン「僕らはいかにして、未来の降霊をなしとげるか」『僕らのネクロマンシー』(NUMABOOKS)刊行記念
- 06/10 Sat 阿部万里江×輪島裕介×大熊ワタル×こぐれみわぞう×高田洋介
「路上の芸能、巷のまつりごと——ちんどんを味わいつくす初夏の夕べ」
『ちんどん屋の響き 音が生み出す空間と社会的つながり』(世界思想社)刊行記念 - 06/12 Mon 坂井勇太朗×伊藤あかり×奥山晶二郎
「PVは気にしない! ウェブ発信の〝これから〟異端の編集長たちが語るその秘密」
『スマホで読まれるつながる文章術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)刊行記念 - 06/15 Thu 金川晋吾×栗田隆子
「向き合っているような向き合っていないような距離感でつきあい続けること」
『長い間』(ナナルイ)刊行記念 - 06/16 Fri 土門蘭×安達茉莉子
「死ぬまでむきだしの自分で生きるには?」
『死ぬまで生きる日記』(生きのびるブックス)刊行記念 - 06/18 Sun 伊藤聡×長田杏奈
「〈自分らしさ〉を育てる美容のススメ」
『電車の窓に映った自分が死んだ父に見えた日、スキンケアはじめました。』(平凡社)刊行記念 - 06/19 Mon 稲田豊史×畑中三応子×松本知之(カルビー株式会社)
「我々は、なぜかくもポテトチップスが好きなのか?」
『ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生』(朝日新聞出版)刊行記念 - 06/19 Mon 石井大智×安田峰俊×小林哲郎
「香港デモから4年、
ネットは大規模デモをどう動かしたのか振り返る」
『2ちゃん化する世界 匿名掲示板文化と社会運動』(新曜社)刊行記念 - 06/21 Wed 稲垣えみ子×浜田敬子
「人生100年時代の出口戦略について本気で話してみないか」
『家事か地獄か』(マガジンハウス)刊行記念 - 06/22 Thu 吉田潮×サンドラ・ヘフェリン
「きょうだいは助け合わなきゃダメですか?」
『ふがいないきょうだいに困ってる』(光文社)刊行記念 - 06/23 Fri 高橋和久×河野真太郎
「小説のこと、批評のこと、大学と人文学のこと」
『別の地図:英文学的小旅行のために』(松柏社)刊行記念 - 06/24 Sat 植本一子×柴山浩紀
「変わり続けること、関わり続けること」
『愛は時間がかかる』(筑摩書房)刊行記念 - 06/25 Sun 藤谷治×東直子
「子どものために書くときに、私たちの書くこと」
『変てこ小説 ソクラてすのすけ』(河出書房新社)刊行記念 - 06/26 Mon 堀江敏幸×山崎佳代子
「旅する言葉 わたしたちの創作と翻訳」
『ドナウ、小さな水の旅 ベオグラード発』(左右社)刊行記念 - 06/29 Thu 鈴木涼美×伊東友香×原カントくん
「イイコト!夜編」
『浮き身』(新潮社)
『神さまのいない場所で』(中央公論新社)W刊行記念 - 06/30 Fri 筧将英×東畑幸多×見市沖
「ここだけしか聞けない広告クリエイター/プランナーの『考え方のスキル』大公開!」
『「考えるスキル」を武器にする』(フォレスト出版)刊行記念 - 07/01 Sat 久住昌之×増田薫
「やってやろう。ぬけぬけと。するっと。抜け道的ひとりめし時間のススメ」
『するりベント酒』(カンゼン)刊行記念 - 07/02 Sun 豊﨑由美×大森望
第82回「読んでいいとも! ガイブンの輪」 - 07/04 Tue 小林邦宏×坂田ミギー×原カントくん
「旅するカルチャートーク『たびかるジャンクション』公開収録」 - 07/05 Wed 浦島茂世×松澤茂信×皆川典久
「路上観察サミット2023:
パブリックアート、スリバチ、別視点」
『カラー版 パブリックアート入門』(イースト・プレス)刊行記念 - 07/08 Sat スケザネ×石山蓮華
「本の扉をあけて 石山蓮華と語る読書の喜び」 - 07/09 Sun 金子遊×伊藤雄馬
「ムラブリ族のフィールドワーク」
『インディジナス: 先住民に学ぶ人類学』(平凡社)刊行記念 - 07/10 Mon 小藥元×佐々木康裕
「ブランドと言葉。ビジネスとなまえ。」 - 07/13 Thu 藤田瑞穂×川瀬慈×西尾美也×村津蘭
「人類学×アートから考える」
『拡張するイメージ 人類学とアートの境界なき探究』(亜紀書房)刊行記念 - 07/17 Mon 尹雄大×桜林直子
「世界は聞いてほしい人で溢れている」
『聞くこと、話すこと。』(大和書房)刊行記念 - 07/20 Thu ナカムラクニオ×望月昭秀
「”こじらせ"から考えるアートと縄文の世界」
『こじらせ恋愛美術館』(集英社)
『土偶を読むを読む』(文学通信)W刊行記念 - 07/23 Sun 渡辺範明×橋本吉史×RAM RIDER
「あの頃のドラクエとFFと僕ら」
『国産RPGクロニクル ゲームはどう物語を描いてきたのか?』
(イースト・プレス)刊行記念 - 07/29 Sat 溝口彰子×やまじえびね
「エンタメ作品のマイノリティ表象を考える」
『BL研究者によるジェンダー批評入門』(笠間書院)刊行記念