来年の5月には、新元号による新しい時代がスタートします。
思えば平成の31年間、さまざまなことがありました(まだ終わっていませんが)。
平成の最初の頃には、インターネットも携帯電話も普及しておらず、子どもたちは土管のある公園で、鼻水を垂らしながら遊んでいたものです。つい最近解散してしまった、あの国民的アイドルグループも、今はオートレース選手として活躍するメンバーも含めて、6人編成でした。
平成の初期には、バブルの名残があり、クリスマスにはシティホテル、高級なプレゼントが基本でした。しかし、最近では雑誌でも「クリスマスには友達を集めてホームパーティー」と紹介されるほど、その風潮が変化しています。若者は、クリスマスよりも、ハロウィンを重視する人が増えているとも言われています。
そうした社会的な変化だけでなく、「この31年で、自分の身の回りもずいぶん変わったなあ」と感じている人も多いと思います。時代が猛スピードで移り変わり、当たり前だと思っていたことが、すぐに新しい当たり前にとって代わられる激流の中、さまざまな場面で「なんだかモヤモヤするなあ」と、思わずため息をつくこともあるでしょう。
そこで今回は、現代の常識と非常識を鋭く分析した新刊『モヤモヤするあの人』(幻冬舎文庫)が話題の宮崎智之さん、実体験を元にしたデビュー作『死にたい夜にかぎって』(扶桑社)など、人間に対してユーモラスかつ温かい視線を向け続ける小説家の爪切男さん、そして平成生まれで、メディアを縦横無尽に駆け回るぱいぱいでか美さんをお呼びし、31年分のモヤモヤを語っていただきます。
まだまだ暑い日が続く、平成最後の夏。下北沢で「モヤモヤ」を吹き飛ばしに来ませんか?
【出演者プロフィール】
爪切男(つめ・きりお)
1979年生まれ。小説家。ブログ『小野真弓と今年中にラウンドワンに行きたい』が人気。2014年、『夫のちんぽが入らない』の主婦こだまとともに同人誌即売会・文学フリマに参加し、『なし水』に寄稿した短編「鳳凰かあさん」がそこそこ話題となる。2015年に頒布したブログ本も、文学フリマではそこそこの行列を生んだ。『死にたい夜にかぎって』(扶桑社)がデビュー作となる。
Twitter:@tsumekiriman
ぱいぱいでか美(ぱいぱいでかみ)
1991年5月3日生まれ、三重県出身。牡牛座O型、桃色の女。名乗るほどでかくないがそこそこでかいおっぱいを武器に、テレビやグラビア、ライブにDJ、もはやおっぱい関係ない執筆業など、縦横無尽に活動中。
Twitter:@paipaidekami
宮崎智之(みやざき・ともゆき)
1982年3月、東京都出身。明治大学文学部卒業後、大学受験予備校、地域紙記者、編集プロダクションを経てフリーライターに。若者、恋愛、カルチャーなど幅広い分野で執筆活動を展開している。2018年6月8日に『モヤモヤするあの人 常識と非常識のあいだ』(幻冬舎文庫)を出版した。
Twitter:@miyazakid
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2018/09/16 Sun -
爪切男×ぱいぱいでか美×宮崎智之
「平成終了まで残り半年! 31年間のモヤモヤを語る会」
- 07/02 Wed 豊﨑由美×木下眞穂
第93回「読んでいいとも! ガイブンの輪」 - 07/04 Fri 富川岳×ドミニク・チェン×桜井祐
「懐かしい異界へ。人ならざるものと共に生きる」
『シシになる。──遠野異界探訪記』(亜紀書房)刊行記念 - 07/05 Sat 岡本敬子×岡本仁
「ふたりへの質問エクストラ 」
『私のふたり暮らし』(光文社) - 07/05 Sat 武田砂鉄×石村博子×舛友雄大
「ノンフィクションの現在地」
Presented by 講談社本田靖春ノンフィクション賞 - 07/06 Sun あきやあさみ×竹村優子
「服と仕事と私~制服化スタイリストと編集者の場合」 - 07/10 Thu 星田英利×フルーツポンチ村上健志×日下怜奈×トット桑原雅人×あわよくばファビアン×ピストジャム
「第一芸人文芸部 俺の推し本。」(BSよしもと)
第13回公開収録 - 07/11 Fri 星野文月×竹中万季×野村由芽
「それぞれの日記のなかにある、人との距離や関係性」
『不確かな日々』(ひとりごと出版)
刊行記念 - 07/12 Sat 西尾康之×斎藤環
「『不死』の時代とは?:アーティストと精神科医が語り尽くす」
『不死』(くま書店)刊行記念 - 07/13 Sun 柴田元幸×惠愛由
「あなたをみている」
『体の贈り物』(twilillight) 復刊記念 - 07/13 Sun 服部円×長崎訓子
「身近なネコをよく知り、
イラストにするワークショップ」
『ネコは(ほぼ)液体である』
(KADOKAWA)刊行記念 - 07/14 Mon 【全6回】連続講座 鈴木涼美「夜の読書室」Vol.3
- 07/15 Tue 松尾潔×丸屋九兵衛
「90年代R&Bとは何だったのか? 」
『松尾潔のメロウなライナーノーツ』(リットーミュージック)刊行記念 - 07/16 Wed 三宅陽一郎×清木 昌
「ゲームデザイン、人工知能、数学――レトロゲームから未来まで」
『数学がゲームを動かす!』
(日本評論社)刊行記念 - 07/18 Fri 阿部恭子×インベカヲリ★
「家族という密室で何が起きているのか」
『近親性交―語られざる家族の闇』(小学館)刊行&重版記念 - 07/22 Tue 周司あきら×杉田俊介
「語られにくいミサンドリー(男性嫌悪)から『男』の話をしよう」
『ラディカル・マスキュリズム』(大月書店)
『男性学入門』(光文社)W刊行記念 - 07/23 Wed 椎名基樹×せきしろ
「バカサイトークライブ」 - 07/24 Thu 米澤渉×ひろのぶと株式会社
「踊る阿呆たちの本づくり」
『踊る阿呆の世界戦略』(ひろのぶと株式会社)
刊行記念 - 07/26 Sat 水上文×清水晶子
「ここにも、そこにも、どこにでも:日本語圏と英語圏のクィアポリティクスを辿って」
『クィアのカナダ旅行記』(柏書房)刊行記念 - 07/27 Sun 太田充胤×山本ジャスティン伊等×山本浩貴
「こんなにも踊りたい、私たちの魂について」
『踊るのは新しい体』(フィルムアート社)刊行記念 - 07/28 Mon 金原ひとみ×朝吹真理子×山中瑶子
「韓国と出会って考えたこと」
新文芸誌『GOAT meets』(小学館)刊行記念 - 07/29 Tue 枝優花×平井珠生
「ラジオでしゃべるって、こんなにむずかしくて、たのしい。」 - 07/30 Wed 梶原阿貴×高橋伴明
「家族とジェンダーと革命」
『爆弾犯の娘』(ブックマン社)
刊行記念 - 08/04 Mon 古賀及子×菊地朱雅子×北野太一×油利可奈
「生活を(書き)続けるために」
『巣鴨のお寿司屋で、帰れと言われたことがある』(幻冬舎)
『おかわりは急に嫌 私と『富士日記』』(素粒社)
『よくわからないまま輝き続ける世界と 気がつくための日記集』(大和書房)刊行記念 - 08/13 Wed 小島雄一郎×吉田将英
「拗らせたおじさん二人が考える『選べない』時代の生き方」
『「選べない」はなぜ起こる?』(サンマーク出版)刊行記念 - 08/31 Sun 小川公代×中村隆之
「この世界を生きるための物語と音楽」
『ケアの物語 フランケンシュタインからはじめる』
『ブラック・カルチャー』(岩波書店)刊行記念