カールハインツ・シュトックハウゼン。
世界最初期の電子音楽作品〈習作〉や、3群のオーケストラによる楽曲〈グルッペン〉、かの有名な〈ヘリコプター弦楽四重奏〉が演奏される、すべての上演に7日を要する超大作オペラ〈光〉などの楽曲によって、日本でもその名を知られるドイツの偉大な現代音楽作曲家です。
しかしながら、その作曲活動の全貌や作曲理論や背景、あるいはシュトックハウゼン当人の人となりはこれまで断片的な形でしか伝えられてきませんでした。
今回、アルテスパブリッシングから刊行された『シュトックハウゼンのすべて』は、その知られざる作曲家の全貌を、日本ではじめて明らかにした画期的な一冊です。
同書の刊行を記念した今回のトーク・イベントには、著者の松平敬さんに加え、ゲストとして批評家の佐々木敦さん、作曲家の新垣隆さんをお迎えして、本書によって読み替えられた新たなシュトックハウゼン像について、徹底的に語り尽くしていただきます。
※トークショーおよび、その前後での新垣隆さんの写真、動画の撮影はご遠慮ください
【出演者プロフィール】
松平敬(まつだいら・たかし)
バリトン歌手。現代声楽曲のスペシャリストとして、湯浅譲二、松平頼暁、高橋悠治、池辺晋一郎、西村朗、近藤譲、三輪眞弘など100曲以上の作品を初演する。また、9度に及ぶシュトックハウゼン講習会参加の経験を生かし、『空を私は散歩する』、『歴年』などシュトックハウゼンの演奏至難な大作の日本初演に携わる。
新垣隆(にいがき・たかし)
作曲家、ピアニスト。桐朋学園大学音楽学部作曲専攻非常勤講師。
佐々木敦(ささき・あつし)
批評家。音楽レーベルHEADZ主宰。音楽論に『「4分33秒」論』(Pヴァイン)、『テクノ/ロジカル/音楽論』(リットーミュージック)、『テクノイズ・マテリアリズム』(青土社)、『ex-music/R』(アルテスパブリッシング)などがあり、近著に『アートートロジー』(フィルムアート社)、『新しい小説のために』(講談社)、『筒井康隆入門』(星海社新書)などがある。
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2019/04/03 Wed -
松平敬×新垣隆×佐々木敦
「シュトックハウゼンとは何者だったのか」
『シュトックハウゼンのすべて』(アルテスパブリッシング)刊行記念
出版社アルテスパブリッシング
開催日時 20:00~22:00 (19:30開場)
開催場所 本屋B&B
東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
入場料 ■前売1,500yen + 1 drink
■当日店頭2,000yen + 1 drink
- 07/01 Tue 吉見俊哉×若林幹夫
「建築と出来事」
『このとき、夜のはずれで、サイレンが鳴った』(岩波書店)
『ダイアローグ〈危機〉の時代の長谷川逸子・原広司・伊東豊雄』(millegraph)W刊行記念 - 07/02 Wed 豊﨑由美×木下眞穂
第93回「読んでいいとも! ガイブンの輪」 - 07/04 Fri 富川岳×ドミニク・チェン×桜井祐
「懐かしい異界へ。人ならざるものと共に生きる」
『シシになる。──遠野異界探訪記』(亜紀書房)刊行記念 - 07/05 Sat 岡本敬子×岡本仁
「ふたりへの質問エクストラ 」
『私のふたり暮らし』(光文社) - 07/05 Sat 武田砂鉄×石村博子×舛友雄大
「ノンフィクションの現在地」
Presented by 講談社本田靖春ノンフィクション賞 - 07/06 Sun あきやあさみ×竹村優子
「服と仕事と私~制服化スタイリストと編集者の場合」 - 07/10 Thu 星田英利×フルーツポンチ村上健志×日下怜奈×トット桑原雅人×あわよくばファビアン×ピストジャム
「第一芸人文芸部 俺の推し本。」(BSよしもと)
第13回公開収録 - 07/11 Fri 星野文月×竹中万季×野村由芽
「それぞれの日記のなかにある、人との距離や関係性」
『不確かな日々』(ひとりごと出版)
刊行記念 - 07/12 Sat 西尾康之×斎藤環
「『不死』の時代とは?:アーティストと精神科医が語り尽くす」
『不死』(くま書店)刊行記念 - 07/13 Sun 柴田元幸×惠愛由
「あなたをみている」
『体の贈り物』(twilillight) 復刊記念 - 07/13 Sun 服部円×長崎訓子
「身近なネコをよく知り、
イラストにするワークショップ」
『ネコは(ほぼ)液体である』
(KADOKAWA)刊行記念 - 07/14 Mon 【全6回】連続講座 鈴木涼美「夜の読書室」Vol.3
- 07/15 Tue 松尾潔×丸屋九兵衛
「90年代R&Bとは何だったのか? 」
『松尾潔のメロウなライナーノーツ』(リットーミュージック)刊行記念 - 07/16 Wed 三宅陽一郎×清木 昌
「ゲームデザイン、人工知能、数学――レトロゲームから未来まで」
『数学がゲームを動かす!』
(日本評論社)刊行記念 - 07/18 Fri 阿部恭子×インベカヲリ★
「家族という密室で何が起きているのか」
『近親性交―語られざる家族の闇』(小学館)刊行&重版記念 - 07/22 Tue 周司あきら×杉田俊介
「語られにくいミサンドリー(男性嫌悪)から『男』の話をしよう」
『ラディカル・マスキュリズム』(大月書店)
『男性学入門』(光文社)W刊行記念 - 07/23 Wed 椎名基樹×せきしろ
「バカサイトークライブ」 - 07/24 Thu 米澤渉×ひろのぶと株式会社
「踊る阿呆たちの本づくり」
『踊る阿呆の世界戦略』(ひろのぶと株式会社)
刊行記念 - 07/26 Sat 水上文×清水晶子
「ここにも、そこにも、どこにでも:日本語圏と英語圏のクィアポリティクスを辿って」
『クィアのカナダ旅行記』(柏書房)刊行記念 - 07/27 Sun 太田充胤×山本ジャスティン伊等×山本浩貴
「こんなにも踊りたい、私たちの魂について」
『踊るのは新しい体』(フィルムアート社)刊行記念 - 07/28 Mon 金原ひとみ×朝吹真理子×山中瑶子
「韓国と出会って考えたこと」
新文芸誌『GOAT meets』(小学館)刊行記念 - 07/29 Tue 枝優花×平井珠生
「ラジオでしゃべるって、こんなにむずかしくて、たのしい。」 - 07/30 Wed 梶原阿貴×高橋伴明
「家族とジェンダーと革命」
『爆弾犯の娘』(ブックマン社)
刊行記念 - 08/04 Mon 古賀及子×菊地朱雅子×北野太一×油利可奈
「生活を(書き)続けるために」
『巣鴨のお寿司屋で、帰れと言われたことがある』(幻冬舎)
『おかわりは急に嫌 私と『富士日記』』(素粒社)
『よくわからないまま輝き続ける世界と 気がつくための日記集』(大和書房)刊行記念 - 08/13 Wed 小島雄一郎×吉田将英
「拗らせたおじさん二人が考える『選べない』時代の生き方」
『「選べない」はなぜ起こる?』(サンマーク出版)刊行記念 - 08/31 Sun 小川公代×中村隆之
「この世界を生きるための物語と音楽」
『ケアの物語 フランケンシュタインからはじめる』
『ブラック・カルチャー』(岩波書店)刊行記念