「漫画編集者」と聞いて、どんな人を想像しますか?
漫画家から(怖い顔で)原稿を取り立てる人?
お酒ばっかり飲んでる人?
朝から晩まで働いている人?
等々。
正確に説明できる人はそう多くないと思います。
しかし、今や日本の、いや世界の最先端をいく「マンガ」は、彼らの存在を抜きにしては語れません。
「漫画編集者」とはどんな存在なのか。そして、彼らは何を生み出しているのか。
その答えともなるのが『漫画編集者』という本です。
本イベントでは、最もダイレクトかつシビアに「マンガ」の状況を映し出す「最前線」、「マンガ雑誌」編集の現場の話にスポットを当てていきます。
『ヤングマガジン』編集部で、昨年9月に新たに創刊された『ヤングマガジン サード』のチーフも務めるM浦氏、昨年休刊となった『IKKI』編集部で長年活躍し、現在は、今年3月に刊行スタートとなった『ヒバナ』編集部に所属するフリーランス編集者の豊田夢太郎氏を迎え、インタビュアー木村俊介氏が「《マンガ雑誌》を編集するということ」の「本当のところ」に迫るべく、あらゆる角度からお話をうかがいます。
新創刊された『ヤングマガジン サード』『ヒバナ』の表と裏についても、たっぷりとお話いただきます。
時代を先読みをしながら、目まぐるしく動き続けるマンガ雑誌というメディアをめぐって、まさに現役バリバリで活躍する最前線の二人の編集者と、これまで500人をゆうに超える人数のインタビューをしてきた気鋭のインタビュアーが「リアルなところ」を語り尽くす、漫画関係者、漫画好き、そしてメディア関係者も必見の内容です。ぜひお越しください!
【出演者プロフィール】
木村俊介(きむら・しゅんすけ)
インタビュアー。1977年、東京都生まれ。
著書に『善き書店員』(ミシマ社)、『料理の旅人』(リトルモア)、『仕事の話』(文藝春秋)、『変人 埴谷雄高の肖像』(文春文庫)、『物語論』(講談社現代新書)、聞き書きに『調理場という戦場』(斉須政雄/幻冬舎文庫)、『芸術起業論』(村上隆/幻冬舎)、単行本構成に『西尾維新対談集 本題』(講談社)、『海馬』(池谷裕二・糸井重里/新潮文庫)、『イチロー262のメッセージ』シリーズ(ぴあ)などがある。
M浦
漫画編集者。ヤンマガサード・チーフ。
豊田夢太郎(とよだ・ゆめたろう)
漫画編集者。1973年、東京都出身。
実業之日本社・漫画サンデー編集部で勤務後、フリーランスとなり小学館・月刊『IKKI』編集部専属契約編集者に。『IKKI』休刊後の現在はビッグコミックスピリッツ増刊『ヒバナ』編集部所属。ジョージ朝倉、五十嵐大介、いがらしみきお、オノ・ナツメ、スエカネクミコ、鎌谷悠希各氏ほか担当作家多数。書籍『漫画編集者』の企画編集にも携わる。
※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら。
2015/06/26 Fri -
木村俊介×M浦×豊田夢太郎「漫画雑誌を編集するということ」『漫画編集者』(フィルムアート社)刊行記念
- 07/01 Tue 吉見俊哉×若林幹夫
「建築と出来事」
『このとき、夜のはずれで、サイレンが鳴った』(岩波書店)
『ダイアローグ〈危機〉の時代の長谷川逸子・原広司・伊東豊雄』(millegraph)W刊行記念 - 07/02 Wed 豊﨑由美×木下眞穂
第93回「読んでいいとも! ガイブンの輪」 - 07/04 Fri 富川岳×ドミニク・チェン×桜井祐
「懐かしい異界へ。人ならざるものと共に生きる」
『シシになる。──遠野異界探訪記』(亜紀書房)刊行記念 - 07/05 Sat 岡本敬子×岡本仁
「ふたりへの質問エクストラ 」
『私のふたり暮らし』(光文社) - 07/05 Sat 武田砂鉄×石村博子×舛友雄大
「ノンフィクションの現在地」
Presented by 講談社本田靖春ノンフィクション賞 - 07/06 Sun あきやあさみ×竹村優子
「服と仕事と私~制服化スタイリストと編集者の場合」 - 07/10 Thu 星田英利×フルーツポンチ村上健志×日下怜奈×トット桑原雅人×あわよくばファビアン×ピストジャム
「第一芸人文芸部 俺の推し本。」(BSよしもと)
第13回公開収録 - 07/11 Fri 星野文月×竹中万季×野村由芽
「それぞれの日記のなかにある、人との距離や関係性」
『不確かな日々』(ひとりごと出版)
刊行記念 - 07/12 Sat 西尾康之×斎藤環
「『不死』の時代とは?:アーティストと精神科医が語り尽くす」
『不死』(くま書店)刊行記念 - 07/13 Sun 柴田元幸×惠愛由
「あなたをみている」
『体の贈り物』(twilillight) 復刊記念 - 07/13 Sun 服部円×長崎訓子
「身近なネコをよく知り、
イラストにするワークショップ」
『ネコは(ほぼ)液体である』
(KADOKAWA)刊行記念 - 07/14 Mon 【全6回】連続講座 鈴木涼美「夜の読書室」Vol.3
- 07/15 Tue 松尾潔×丸屋九兵衛
「90年代R&Bとは何だったのか? 」
『松尾潔のメロウなライナーノーツ』(リットーミュージック)刊行記念 - 07/16 Wed 三宅陽一郎×清木 昌
「ゲームデザイン、人工知能、数学――レトロゲームから未来まで」
『数学がゲームを動かす!』
(日本評論社)刊行記念 - 07/18 Fri 阿部恭子×インベカヲリ★
「家族という密室で何が起きているのか」
『近親性交―語られざる家族の闇』(小学館)刊行&重版記念 - 07/22 Tue 周司あきら×杉田俊介
「語られにくいミサンドリー(男性嫌悪)から『男』の話をしよう」
『ラディカル・マスキュリズム』(大月書店)
『男性学入門』(光文社)W刊行記念 - 07/23 Wed 椎名基樹×せきしろ
「バカサイトークライブ」 - 07/24 Thu 米澤渉×ひろのぶと株式会社
「踊る阿呆たちの本づくり」
『踊る阿呆の世界戦略』(ひろのぶと株式会社)
刊行記念 - 07/26 Sat 水上文×清水晶子
「ここにも、そこにも、どこにでも:日本語圏と英語圏のクィアポリティクスを辿って」
『クィアのカナダ旅行記』(柏書房)刊行記念 - 07/27 Sun 太田充胤×山本ジャスティン伊等×山本浩貴
「こんなにも踊りたい、私たちの魂について」
『踊るのは新しい体』(フィルムアート社)刊行記念 - 07/28 Mon 金原ひとみ×朝吹真理子×山中瑶子
「韓国と出会って考えたこと」
新文芸誌『GOAT meets』(小学館)刊行記念 - 07/29 Tue 枝優花×平井珠生
「ラジオでしゃべるって、こんなにむずかしくて、たのしい。」 - 07/30 Wed 梶原阿貴×高橋伴明
「家族とジェンダーと革命」
『爆弾犯の娘』(ブックマン社)
刊行記念 - 08/04 Mon 古賀及子×菊地朱雅子×北野太一×油利可奈
「生活を(書き)続けるために」
『巣鴨のお寿司屋で、帰れと言われたことがある』(幻冬舎)
『おかわりは急に嫌 私と『富士日記』』(素粒社)
『よくわからないまま輝き続ける世界と 気がつくための日記集』(大和書房)刊行記念 - 08/13 Wed 小島雄一郎×吉田将英
「拗らせたおじさん二人が考える『選べない』時代の生き方」
『「選べない」はなぜ起こる?』(サンマーク出版)刊行記念 - 08/31 Sun 小川公代×中村隆之
「この世界を生きるための物語と音楽」
『ケアの物語 フランケンシュタインからはじめる』
『ブラック・カルチャー』(岩波書店)刊行記念