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池澤夏樹×森元修一「震災復興を問いかける文字の力、映像の力」

池澤夏樹×森元修一「震災復興を問いかける文字の力、映像の力」

2011年3月11日に発生した東日本大震災。2年経ったいまも様々な問題があります。3.11が近づくその日を前に、被災地へ行ったことのある方も、ない方も3.11という日について考えてみませんか。ゲストは小説家であり詩人、翻訳、書評も手がける作家の池澤夏樹さんと、被災地のドキュメンタリー映画を撮影され、数多くの賞を受賞されている森元修一監督のお二人です。

池澤夏樹さんは震災後に被災地を訪れ『春を恨んだりはしない -震災をめぐって考えたこと』(中央公論新社)を上梓。「作家になって長いが、こんな風に本を書いたことはなかった」というあとがきにあるように、被災地の様子を撮影された写真と共にある実直な言葉が胸に響く1冊です。1993年に出版した『楽しい終末』(中央公論新社)で、20年前に自ら「東海村」の見学をし、原発とその関係者の矛盾を論じていました。

森元監督が制作した映画『大津波のあとに』は、東日本大震災その2週間後の仙台、東松島、石巻を撮影した記録。児童108人中74人が津波にのまれてしまった石巻市大川小学校を中心に取材されています。監督が見たままの風景、出会った人々の声そのままを、敢えてナレーションも音楽も使わずストレートに表現をし、監督の戸惑いに多くの共感の声が寄せられ、国内外で現在も上映が続いています。一人でも多くの方に見ていただきたい映画なので、イベント当日はダイジェスト版の上映を予定しております。

<予告編>


被災地を見つめているお二人に、文字と映像の観点から震災復興についてお話を伺う2時間です。みなさまのご参加をお待ちしております。


出演者池澤夏樹
森元修一

出版社

開催日時

17:00~19:00 (16:30開場)

開催場所

本屋B&B
世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F

入場料

1500yen + 1 drink order