「翻訳を終えるまでにもう何度も通読したが、面白いと思う気持ちは少しも減じていない」――アメリカ文学の新たな才能を続々日本に紹介してきた翻訳家・柴田元幸さんが惚れ込む『失踪者たちの画家』が遂に刊行!
物語は、死んだ男が都市をさまよう奇想天外な「序」で幕を開け、一行先すら予測できない奇想の連続。カフカやスウィフト、オースターや村上春樹を想起させるとアメリカで高く評価されました。
数年前から本書の刊行を楽しみに待っていた小説家・柴崎友香さんをお相手に、日本で初めて紹介される著者ポール・ラファージと処女作『失踪者たちの画家』について、柴田さんがじっくり語ります。
ポール・ラファージ(Paul La Farge)
1970年生まれ。99年に本書『失踪者たちの画家』でデビューし、その後、擬似歴史小説『オスマン』(2002)、紙版のほかに膨大なオンライン・テクストもある『光り輝く飛行機たち』(2012)などを発表。「翻訳書」の体裁で、19世紀フランスの文人ポール・ポワセル「著」の『冬の事実』(2005)がある。現在、ニューヨーク州バード・カレッジで創作を教えている。
柴田元幸(しばた・もとゆき)
1954年、東京生まれ。東京大学文学部教授、翻訳家。ポール・オースター、スティーヴ・エリクソン、スティーヴン・ミルハウザー、スチュアート・ダイベックなどアメリカ現代文学の作家を多数翻訳する。著書『生半可な學者』(1992)で講談社エッセイ賞、『アメリカン・ナルシス』(2005)でサントリー学芸賞を受賞、訳書『メイスン&ディクスン』(上・下)(2010)で日本翻訳文化賞を受賞。
2013/07/29 Mon -
柴田元幸×柴崎友香知られざる奇才 ポールラファージの圧倒的な幻想世界 『失踪者たちの画家』刊行記念トークイベント
- 04/03 Thu 木村祥一郎×藤原隆充
「遠まわりをした老舗家業の働き方」
『ちいさな会社のおおらかな経営』(主婦の友社)刊行記念 - 04/04 Fri 北村浩子×マライ・メントライン
「“日本語は難しい”と日本人は言うけれど? 」
『日本語教師、外国人に日本語を学ぶ』(小学館)刊行記念 - 04/05 Sat 清田隆之×大島育宙「正しさの一歩外で考える、「俺たち」と「恋愛」の現在地」『戻れないけど、生きるのだ 男らしさのゆくえ』(太田出版)刊行記念
- 04/06 Sun 栗田隆子×武田砂鉄「「働けない人」と「働けた人」で考える──わたしたちの社会と労働のいびつな関係」『「働けない」をとことん考えてみた。』(平凡社)刊行記念
- 04/07 Mon 藤原ヒロシ×皆川壮一郎×嶋浩一郎
「無駄と余白と奥行きと」 - 04/09 Wed 藤澤ゆき×石田真澄×野村由芽
「手を動かしながら生きていく」
『わたしを編む つくる力を、手のうちに YUKI FUJISAWA制作日記』刊行記念 - 04/10 Thu 藤津亮太×前島賢
「頼まれなくたって、語ってやる!」
『富野由悠季論』(筑摩書房)刊行記念 - 04/11 Fri 宮崎晃吉×川口瞬×内沼晋太郎
「これからの小さな出版と、本の届け方」
『最小文化複合施設』(HAGISO)出版記念 - 04/12 Sat きださおり× 明円卓 × 藤井颯太郎
「What shall we do here? この場所で何するナイト」 - 04/13 Sun 安達茉莉子×長島有里枝
「リアルライフでフェミニズムを生きるわたしたち」
『あなたのフェミはどこから?』(平凡社)刊行記念 - 04/15 Tue 西寺郷太×高橋芳朗「J-POP丸語り」『J-POP丸かじり』(ソウ・スウィート・パブリッシング)刊行記念
- 04/17 Thu ゲッツ板谷×新保信長×原カントくん
「自分のことってどう書けばいいのか? 」
『ともだち』(徳間書店)刊行記念 - 04/18 Fri 土佐有明×石川浩司×蔦木俊二
「イカ天とバンドを続けることとあの頃の話」
『イカ天とバンドブーム論』(DU BOOKS)刊行記念 - 04/20 Sun フィクショネス 文学の教室
『金閣寺』『美しい星』を
3ヶ月かけてじっくりと読む - 04/20 Sun 金川晋吾×柴崎友香×小田原のどか
「80年目、爆心地・長崎の写真と言葉」
『祈り/長崎』(書肆九十九)刊行記念 - 04/21 Mon 甲谷 一×佐藤浩二
「プロデザイナーが考える
“ロゴデザイン”のちょっと深い裏話」
『カンタンでちょっぴり深いロゴづくり』
(エムディエヌコーポレーション)刊行記念 - 04/23 Wed 鈴木涼美×紗倉まな×原カントくん
「動物になりきれない、愛しい人間たちの“欲望”」
『ノー・アニマルズ』(ホーム社)刊行記念 - 04/25 Fri とれたてクラブ×ゆっきゅん×潟見陽「こういう物語をずっと待ってた」『なかよしビッチ生活』(エトセトラブックス)刊行記念
- 04/26 Sat 少年アヤ×なま×野口理恵
「なにでもないわたしでいられますように」
『わたくしがYES』『USO 6』『生きる力が湧いてくる』トリプル刊行記念 - 04/30 Wed 古舘佑太郎×又吉直樹
「旅と文」
『カトマンズに飛ばされて 旅嫌いな僕のアジア10カ国激闘日記』(幻冬舎)刊行記念 - 05/18 Sun ひうらさとる×小川奈緒
「50代からの軽やかな”旅”と”伝え方”」
『58歳、旅の湯かげん いいかげん』
『伝え上手になりたい』(扶桑社)W刊行記念