カリブ海にうかぶフランス領の島々、マルティニック、グアドループ。
その場所にかくされた声が響きわたる書物『カリブ-世界論』が刊行されました。
この本で言及されている、クレオールの作家たちの声明文「高度必需品宣言」は、詩が、本が、市場の論理に対抗しなければならない、と主張しています。
この声明の意味、そして、そこから見えてくるフランスという国について、港千尋さんのナビゲートのもと、カリブ海の芸術や文学を紐解きながら、著者の中村隆之さんにお話いただきます。
刺激的な2時間。どうぞご参加ください。
中村隆之『カリブ‐世界論』(人文社)
2009年2月、カリブ海に浮かぶフランス領の島、グアドループ、マルティニックで史上最大規模のストライキが起こる。普段は観光客で賑わう南の島々でのこの出来事は、フランス本土に強い衝撃をもたらした。それは単に離島ゆえの物価高の是正を求める運動ではなかったからだ。本書はこの出来事のインパクトから出発し、大西洋をまたぐ奴隷制と植民地主義の血に染まった歴史をたどる。そこに描かれる無数の暴力と、同化/独立を願った民衆・知識人の苦闘は、世界史の新たな扉を開き、読む者を震わせるだろう。数百年におよぶ壮大なスケールと、政治社会から文学、音楽まで広範な領域をほとばしる筆致で描き出す、地域研究を越える圧倒的傑作。
2013/10/22 Tue -
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