巷には、〈怒り〉を否定する本が溢れています。
しかし、いくら本を読んで理性で納得しても、
人は突然わいてくる怒りを抑えることはできません。
『人はなぜ突然怒りだすのか?』の著者・北川貴英さんは、
ロシア軍特殊部隊が開発した〈システマ〉の方法論に基づき、
怒りや恐怖といった感情に身体からアプローチします。
今回はゲストに、東大教授・松原隆一郎氏と、
日本ブラジリアン柔術連盟会長・中井祐樹氏のお二人を招きます。
『人はなぜ突然怒りだすのか?』の内容を踏まえながら、
訓練法であり武術でもある〈システマ〉について、それぞれの観点から問うていきます。
システマ、柔道、高専柔道、総合格闘技、修斗、ブラジリアン柔術、空道……、
あるいは日本とロシア、ブラジル、アメリカ……、
それぞれの身体論と格闘技・武道観が交差する「異種格闘技戦」です。
北川貴英(きたがわ・たかひで)
1975年東京生まれ。システマ東京代表。2008年モスクワにてシステマ創始者ミカエル・リャブコより日本人では2人目となる公認インストラクターに認定される。現在はカルチャーセンターで年間400コマ以上のクラスを担当するほか、防衛大学や公立小学校など公的機関での指導も行う。著書に『ストレス、パニックを消す! 最強の呼吸法 システマ・ブリージング』『人はなぜ突然怒りだすのか?』など。
松原隆一郎(まつばら・りゅういちろう)
1956年神戸市生まれ。東京大学工学部卒業。同大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻は社会経済学・相関社会科学。東京大学柔道部部長、国際空道連盟常任理事、大道塾総本部ビジネスマンクラス師範を務める。著書に『消費資本主義のゆくえ』『失われた景観』『経済学の名著30』『ケインズとハイエク』『武道は教育でありうるか』など。
中井祐樹(なかい・ゆうき)
1970年北海道生まれ。高校時代にレスリング、北海道大学では高専柔道の流れを汲む七帝柔道を学ぶ。同大中退後、上京してシューティング(修斗)に入門。修斗ウェルター級王者となる。95年VTJでは、ヒクソン・グレイシーに挑んだ。右目失明により修斗を引退後、ブラジリアン柔術に転向。日本におけるブラジリアン柔術の先駆者となった。 日本ブラジリアン柔術連盟会長、パラエストラ東京代表。
2014/01/31 Fri -
北川貴英×松原隆一郎× 中井祐樹「怒りと身体、武術と格闘技をつなぐもの」『人はなぜ突然怒りだすのか?』(イースト新書)
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