ミシェル・ウエルベック、ジャン=フィリップ・トゥーサン、バルザック、ネルヴァル、スタンダールなど、名だたるフランス文学の翻訳者としてご活躍中の野崎歓さんの最新作『翻訳教育』が、1月21日に河出書房新社から発売されました。
本書は、鴎外やネルヴァルらを引きながら「翻訳」という営為の本質に迫り、言葉・文学・世界を思索する極上のエッセーです。
そこでこのたびB&Bでは、『翻訳教育』刊行を記念してトークショーを開催いたします!
対談のお相手としてお迎えするのは、デビュー作『日蝕』からフランスを舞台にした作品を多く発表し続け、一昨年には光文社古典新訳文庫にてワイルドの『サロメ』を新訳するなど、文学のみならずフランス文化に精通している、小説家の平野啓一郎さん。
鴎外はもちろんのこと、クラシックや交響曲などへの言及も多い本書執筆の際には、「平野さんのお顔が何度も脳裏をよぎっていた」と語る野崎さん。
かたや平野さんは、ウェルベックを始めとして、野崎さんの翻訳作品に以前から親しんでおり、「特に著書『決壊』執筆時には、野崎さん訳の『素粒子』に影響を受けた」と語ります。
しかし、お二人の共演は今回が初めてとのこと。
フランス文学を「翻訳」し続ける野崎さんと、フランスを文学に描き、その作品もまたフランス語に「翻訳」され続けている平野さんによる語りは、互いが互いを訳しあう中から立ち上がる我々人間の営み―「翻訳」について、あらたな気づきを与えてくれることでしょう。
2014/02/27 Thu -
野崎歓×平野啓一郎「翻訳がきりひらく新しい文学」『翻訳教育』(河出書房新社)刊行記念
- 02/02 Thu 西田亮介×丹羽充×谷憲一
「『監査文化の人類学』をどう読むか」
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「ビートルズはインドで何と出会ったのか?」
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「一人称からはじめる蜂起」読書会/第2回
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「ウォンバット研究者、数奇な人生を語る」
『ウォンバットのうんちはなぜ、四角いのか?』(晶文社)刊行記念 - 02/07 Tue 杉山恒太郎×山口周×河尻享一
「杉山恒太郎、広告ビジネスの現在、過去、未来を語る」
『広告の仕事』(光文社)『世界を変えたブランド広告』(日経BP)W刊行記念 - 02/09 Thu 妹尾昌俊×工藤祥子×堀潤
「先生を、死なせない。——教育現場の過労死等を防ぐために」
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「髭男爵ひぐち君の語る日本ワインサロン×塩山洋酒醸造×LIFE with WINE」
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「臨時営業『鈴木涼美のBISTRO LOVIN’』リターンズ」
『グレイスレス』
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×管啓次郎×田野倉康一×坪井秀人
「「朔太郎と歩く」詩と歌の夕べ」
『朔太郎と歩く』(明治大学総合芸術系)刊行記念 - 02/16 Thu 太田靖久×友田とん×碇雪恵×竹田信弥
「ZINEを作って届けて、楽しく巻き込む〜3人のアフタースクール〜」
『ふたりのアフタースクール〜ZINEを作って届けて、楽しく巻き込む』(双子のライオン堂)刊行記念 - 02/17 Fri 庄子寛之×西岡壱誠
「これからの時代を生きる子に必要な力」
『子どもが伸びる「待ち上手」な親の習慣』
『それでも僕は東大に合格したかった』
『東大独学』トリプル刊行記念 - 02/18 Sat 豊﨑由美×若島正
第80回「読んでいいとも! ガイブンの輪」 - 02/19 Sun 小野貴也×北野唯我
「社会課題の解決はサステナビリティと両立できるのか」
『社会を変えるスタートアップ』(光文社新書)刊行記念 - 02/21 Tue 平岩壮悟×大林寛×中村将大
「ヴァージル・アブロー『ダイアローグ』のよみかた」
『ダイアローグ』(アダチプレス)刊行記念 - 02/22 Wed 金澤寿和×福田直木
「ライトメロウなプレミアムAORの夜」
『AORライトメロウ プレミアム 02 ゴールデン・エラ 1976-1983』(シンコーミュージック・エンタテイメント)刊行記念 - 02/23 Thu 細川美和子×小国士朗×近山知史
「当事者を越えて、伝える力」 - 02/24 Fri サエキけんぞう×篠原章
「はっぴいえんどとは何だったのか?」
『はっぴいえんどの原像』(リットーミュージック)刊行記念 - 02/25 Sat 西寺郷太×伊賀大介×原カントくん
「復活!『いごかんトリオ』(伊賀大介・西寺郷太・原カントくん)1990年代の音楽、ファッション、そして下北沢を語る」
『90’s ナインティーズ』(文藝春秋)刊行記念 - 02/26 Sun 武田砂鉄×高瀬隼子
「「父/母ではない」立場から書くということ」
『父ではありませんが 第三者として考える』
(集英社)刊行記念 - 03/01 Wed 岸本佐知子×柴崎友香×辻本力
「雑談の続き」
『失われた“雑談”を求めて』(タバブックス)刊行記念