2013年9月、meme(ひがしちか ・塩川いづみ・前田ひさえ)の3人は白いドレスを着て、ラトビア共和国の首都リガを旅しました。
“バルトの宝石”とも称されるリガは、世界遺産にも認定されている中世の街並みを残す旧市街をもち、市内をトローリーバスやトラムが走り、歌と花が大好きな心優しい人々が住む素敵な街。
memeが旅した夏の終わりから秋にかけて、白いドレスには3人が日記を記し、さらに出会った人々の手でドローイングが描き足され、リガの街を記憶する「3着のダイアリードレス」ができあがりました。
このダイアリードレスを取り巻く旅の記録を絵と写真で綴った『3着の日記 memeが旅したRIGA』(土曜社)の完成を記念して、多数の写真とドローイングを折りまぜながらリガの魅力を語るトークイベントを開催します。
ラトビア共和国は、バルト海に面する貿易の要所であったため隣国の覇権争いの場ともなり、周囲の大国ドイツやロシアに支配される期間も続くなど、複雑な歴史をもちます。しかし、1991年にソ連から独立を回復後、2004年にEUに加入し、2014年からは通貨もユーロを導入。現在ヨーロッパの中で最も注目されている国のひとつです。
首都リガは今年の「欧州文化首都」にも認定され、毎月のように文化イベントやフェスティバルが開催され、日本からも様々なアーティストが訪れています。また、人々は古くからの風習や伝統文化を守ろうとする意識も強く、この日のトークでは、ラトビア人にとってもっとも重要な祝典である6月23日の夏至祭に今年参加した編集者・ライターの小林英治が、その祭りの様子と最新のリガ事情も報告します。
©山口恵史
meme(ミーム)
ひがしちか (日傘作家)・塩川いづみ (イラストレーター)・ 前田ひさえ (イラストレーター)の3人による、絵(日記)と布を軸にしたプロジェクト。さまざまなものと出会い、変容しながら、表現を展開している。これまでに、東伸工業株式会社主宰のインクジェットプリントの可能性を展示するイベント「inkLINK」や渋谷PARCOの「シブカル祭」への参加、4名の作家によるmemeの生地を用いたオーダーメイド&ワークショップ「お針子たちのmeme活用術」の開催、FOR for flowers of romanceの2014SSコレクションのためのテキスタイルの制作など、さまざまなプロジェクトを実施。今回の旅の絵日記を収録した『3着の日記 memeが旅したRIGA』(土曜社)がmemeとしての初の書籍となる。
http://we-me.me
小林英治(こばやし・えいじ)
1974年生まれ。編集者・ライター。各種種媒体で映画・音楽・アート・文学関連の執筆、インタビューなどを行なう他、雑誌『DU』(ディスクユニオン)、書籍+DVD Open Reel Ensemble『回典 En-Cyclepedia』(学研)の企画・編集などを手がける。6月にラトビアを訪れ、夏至祭を体験。
※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら。
2014/08/03 Sun -
ひがしちか×塩川いづみ×前田ひさえ「3着のダイアリードレスができるまで〜“バルトの宝石” RIGAの魅力〜」『3着の日記 memeが旅したRIGA』刊行記念
- 04/03 Thu 木村祥一郎×藤原隆充
「遠まわりをした老舗家業の働き方」
『ちいさな会社のおおらかな経営』(主婦の友社)刊行記念 - 04/04 Fri 北村浩子×マライ・メントライン
「“日本語は難しい”と日本人は言うけれど? 」
『日本語教師、外国人に日本語を学ぶ』(小学館)刊行記念 - 04/05 Sat 清田隆之×大島育宙「正しさの一歩外で考える、「俺たち」と「恋愛」の現在地」『戻れないけど、生きるのだ 男らしさのゆくえ』(太田出版)刊行記念
- 04/06 Sun 栗田隆子×武田砂鉄「「働けない人」と「働けた人」で考える──わたしたちの社会と労働のいびつな関係」『「働けない」をとことん考えてみた。』(平凡社)刊行記念
- 04/07 Mon 藤原ヒロシ×皆川壮一郎×嶋浩一郎
「無駄と余白と奥行きと」 - 04/09 Wed 藤澤ゆき×石田真澄×野村由芽
「手を動かしながら生きていく」
『わたしを編む つくる力を、手のうちに YUKI FUJISAWA制作日記』刊行記念 - 04/10 Thu 藤津亮太×前島賢
「頼まれなくたって、語ってやる!」
『富野由悠季論』(筑摩書房)刊行記念 - 04/11 Fri 宮崎晃吉×川口瞬×内沼晋太郎
「これからの小さな出版と、本の届け方」
『最小文化複合施設』(HAGISO)出版記念 - 04/12 Sat きださおり× 明円卓 × 藤井颯太郎
「What shall we do here? この場所で何するナイト」 - 04/13 Sun 安達茉莉子×長島有里枝
「リアルライフでフェミニズムを生きるわたしたち」
『あなたのフェミはどこから?』(平凡社)刊行記念 - 04/15 Tue 西寺郷太×高橋芳朗「J-POP丸語り」『J-POP丸かじり』(ソウ・スウィート・パブリッシング)刊行記念
- 04/17 Thu ゲッツ板谷×新保信長×原カントくん
「自分のことってどう書けばいいのか? 」
『ともだち』(徳間書店)刊行記念 - 04/18 Fri 土佐有明×石川浩司×蔦木俊二
「イカ天とバンドを続けることとあの頃の話」
『イカ天とバンドブーム論』(DU BOOKS)刊行記念 - 04/20 Sun フィクショネス 文学の教室
『金閣寺』『美しい星』を
3ヶ月かけてじっくりと読む - 04/20 Sun 金川晋吾×柴崎友香×小田原のどか
「80年目、爆心地・長崎の写真と言葉」
『祈り/長崎』(書肆九十九)刊行記念 - 04/21 Mon 甲谷 一×佐藤浩二
「プロデザイナーが考える
“ロゴデザイン”のちょっと深い裏話」
『カンタンでちょっぴり深いロゴづくり』
(エムディエヌコーポレーション)刊行記念 - 04/23 Wed 鈴木涼美×紗倉まな×原カントくん
「動物になりきれない、愛しい人間たちの“欲望”」
『ノー・アニマルズ』(ホーム社)刊行記念 - 04/25 Fri とれたてクラブ×ゆっきゅん×潟見陽「こういう物語をずっと待ってた」『なかよしビッチ生活』(エトセトラブックス)刊行記念
- 04/26 Sat 少年アヤ×なま×野口理恵
「なにでもないわたしでいられますように」
『わたくしがYES』『USO 6』『生きる力が湧いてくる』トリプル刊行記念 - 04/30 Wed 古舘佑太郎×又吉直樹
「旅と文」
『カトマンズに飛ばされて 旅嫌いな僕のアジア10カ国激闘日記』(幻冬舎)刊行記念 - 05/18 Sun ひうらさとる×小川奈緒
「50代からの軽やかな”旅”と”伝え方”」
『58歳、旅の湯かげん いいかげん』
『伝え上手になりたい』(扶桑社)W刊行記念