ロビン・スローン著、島村浩子訳の『ペナンブラ氏の24時間書店』(東京創元社)が注目を集めている。
本作は、2012年、Webで発表した作品をもとに書籍化、全米図書館協会アレックス賞を受賞。作者は、「EPIC2014」の共同制作者でもあるロビン・スローン。
失業中の青年クレイが、ふとしたきっかけから働くことになった風変わりな書店“ミスター・ペナンブラの二十四時間書店”。
まったく繁盛していないのに店名どおり24時間営業で、梯子付きの高い棚には、存在しないはずの本(Google検索にもひっかからない!) が、ぎっしり。
暗号で書かれているらしいそれらの本の解読に、友人たちの力を借りて挑むことで、500年越しの謎を解き明かす旅が始まるという、すべての本好き、読書好きに贈る冒険と友情の物語です。
この本にいち早く反応したのが、米光一成さんと仲俣暁生さん。
「本」と「IT」の話が、いかにも現代的なバランスで混ざり合っていて、これぞまさに、故スティーブ・ジョブズが語っていた「テクノロジーとリベラルアーツの交差点」で書かれた小説ではないか! と共鳴したとのこと。
そこで今回、実際の書店経営に携わるB&Bの内沼晋太郎が、お二人を迎えてトークイベントを開催します。
『ペナンブラ氏の24時間書店』、さらには、「本の出し方」「本の書き方」「作家としてのデビューの仕方」において新しい作家デビューの在り方を提示したロビンを通して、「未来の本」「これからの本」を、本屋としての空間、電子書籍というツールもふくめて考えていきます。
どうぞお楽しみに!
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