短歌と俳句の秘密結社、エフーディの会・有志6人が、愛媛県・別子銅山の廃墟や松山を吟行して、俳句×短歌×詩×エッセイの小さな同人誌『エフーディ』を作りました。それぞれの得意ジャンル(?)はもちろん、三浦しをんの短歌、東直子の詩、平田俊子の俳句などが読める、レアな本です。
本トークイベントでは、「そもそも“エフーディ”って何?という話から、旅の思い出、『エフーディ』制作秘話、文学フリマ体験談まで、縦横無尽に語り尽くします。「小説家から見た短歌とは?」「歌人が作る俳句は5・7・5なのに短歌に見えるって本当?」など、小説家・俳人・歌人・詩人の入り乱れる会だからこそ見えてくる各ジャンルの違いにもご注目ください。
クリスマスそっちのけなメンバーが煌めく聖夜に繰り広げる、廃墟やポンジュースや詩歌の話。皆さま、ぜひ足をお運びください。
※『エフーディ』vol.1は会場でもお求めいただけます。
【出演者プロフィール】
◆石川美南(いしかわ・みな)
歌人。短歌同人誌pool、[sai] 所属。さまよえる歌人の会などに参加するほか、橋目侑季(写真・活版印刷)とのユニット「山羊の木」としても活動中。歌集に『砂の降る教室』『裏島』『離れ島』、共著に『怪談短歌入門』など。
◆川野里子(かわの・さとこ)
歌人。歌誌「かりん」編集委員。現代歌人協会理事。歌集に『王者の道』( 第十五回若山牧水賞)、評論集に『幻想の重量―葛原妙子の戦後短歌』(第六回葛原妙子賞)など。創作と評論、エッセイを中心に活動している。
◆神野紗希(こうの・さき)
俳人。愛媛県松山市出身、東京都在住。俳句ウェブマガジン「スピカ」運営。NHKの句会番組「俳句王国」の司会、初心者向けの俳句入門番組「俳句さく咲く!」選者などをつとめる。句集に『星の地図』『光まみれの蜂』、共著に『子規に学ぶ俳句365日』ほか。
◆東直子(ひがし・なおこ)
広島生まれ。東京在住。歌人、作家。「かばん」所属。一九九六年第七回歌壇賞受賞。歌集『東直子集』『十階』、小説『とりつくしま』『らいほうさんの場所』、エッセイ集『鼓動のうた』など。最新刊は『いつか来た町』『いとの森の家』。
◆平田俊子(ひらた・としこ)
詩人。せっかちだけど怠け者。従って仕事は遅い。詩集に『宝物』(書肆山田)『現代詩文庫・平田俊子詩集』『詩七日』(共に思潮社)、エッセイ集に『スバらしきバス』(幻戯書房)、小説に『スロープ』『二人乗り』(共に講談社)等。
◆三浦しをん(みうら・しをん)
小説家。今回、俳句と詩はどうしても思い浮かばず、無念の断念。これからも修業に励みます。主な著作に『まほろ駅前多田便利軒』『風が強く吹いている』『仏果を得ず』『舟を編む』『本屋さんで待ちあわせ』など。
※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら。
2014/12/24 Wed -
石川美南×川野里子×神野紗希×東直子×平田俊子×三浦しをん「廃墟を見にいく、 俳句と短歌と詩をつくる」『エフーディ』vol.1刊行記念
- 10/01 Sun 青木由弥子×水島英己
「野のうへは なほ光ありしや―戦時下の“抒情”を考える」
『伊東静雄―戦時下の抒情』(土曜美術社出版販売)刊行記念対談 - 10/02 Mon 大島依提亜×木村和平
「『アンダーカレント』の世界観」
映画『アンダーカレント』公開記念 - 10/03 Tue 橋口幸生×田中泰延
「健康に良い言葉、悪い言葉とは?」
『言葉ダイエット』(宣伝会議)5刷記念 - 10/05 Thu 信田さよ子×武田砂鉄
「なかったことにするもんか会議」
『家族と厄災』(生きのびるブックス)
『なんかいやな感じ』(講談社)W刊行記念 - 10/06 Fri うえはらけいた×藤井亮
「“ゾワワ”の神様の正体を藤井さんと考える」
『ゾワワの神様』(祥伝社)刊行記念 - 10/07 Sat 今野晴貴×奥貫妃文×竹信三恵子
「コロナ禍は誰を直撃したのか?
──女性・ケアワーカー・非正規労働者」
『生きのびるための社会保障入門』(堀之内出版)
『女性不況サバイバル』(岩波書店)W刊行記念 - 10/08 Sun 大塚篤司×幡野広志
「医師と患者の新しい関係」
『皮膚科医の病気をめぐる冒険』(新興医学出版社)刊行記念 - 10/09 Mon 川上康則×風間暁
「「生きたい、行きたい」と思える学校にするために」
『不適切な関わりを予防する 教室「安全基地」化計画』
(東洋館出版社)刊行記念イベント - 10/11 Wed 柴崎祐二×伏見瞬×パンス
「新しいムーブメントは、リバイバルとともに生まれる」
『ポップミュージックはリバイバルをくりかえす』(イースト・プレス)刊行記念 - 10/12 Thu 川野芽生×高田怜央
「文学はつねにすでに翻訳である」
『奇病庭園』(文藝春秋)
『SAPERE ROMANTIKA』(paper company)W刊行記念 - 10/13 Fri 村井理子×酒井順子
「母には振り回されてきたけれど~娘から見た昭和を生きた母親たち」
『実母と義母』(集英社)刊行記念 - 10/14 Sat 岡本仁×オオヤミノル×堀部篤史
「コーヒーブレイクのディスクール」
『ぼくのコーヒー地図』(平凡社)刊行記念 - 10/14 Sat 御代田太一×村上靖彦
「救護施設からのぞく社会」
『よるべない100人のそばに居る。』(河出書房新社)刊行記念 - 10/15 Sun 博報堂生活総合研究所×谷川嘉浩×原カントくん
「“消齢化”社会ってなんだ!?年齢に関係なく価値観でつながる時代を生きる」
『消齢化社会 年齢による違いが消えていく! 生き方、社会、ビジネスの未来予測』(集英社インターナショナル)
刊行記念 - 10/17 Tue 村上由鶴×長島有里枝
「日常の違和感から始まる」
『アートとフェミニズムは誰のもの?』(光文社)刊行記念 - 10/18 Wed 鈴木俊貴×水野太貴
「動物言語学とは何か?」
『動物たちは何をしゃべっているのか?』(集英社)刊行記念 - 10/20 Fri 高木瑞穂×大泉りか
「異なる視点であぶりだす、“立ちんぼ”と“ホス狂い”の深い闇」
『ルポ 新宿歌舞伎町 路上売春』(鉄人社)刊行記念 - 10/21 Sat 横道誠×頭木弘樹
「マコトクアドラプルの2DAYS〜旅・民話・地域編〜」
『グリム兄弟とその学問的後継者たち―神話に魂を奪われて』(ミネルヴァ書房)
『解離と嗜癖──孤独な文学研究者の日本紀行』(教育評論社)刊行記念 - 10/22 Sun 横道誠×小川公代
「マコトクアドラプルの2DAYS〜当事者・ケア・世界文学編〜」
『発達障害の子の勉強・学校・心のケア――当事者の私がいま伝えたいこと』(大和書房)
『村上春樹研究──サンプリング、翻訳、アダプテーション、批評、研究の世界文学』(文学通信)
『世界文学をケアで読み解く』(朝日新聞出版)刊行記念 - 10/26 Thu 渡名喜庸哲×西谷修
「フーコー、ドゥルーズ、デリダ以後を読む——変容する『いま』を哲学するということ」
『現代フランス哲学』(筑摩書房)刊行記念 - 10/28 Sat 和田靜香×小泉今日子
「これから、ひとりでどう暮らそう?」
『50代で一足遅れてフェミニズムを知った私がひとりで安心して暮らしていくために考えた身近な政治のこと』(左右社)刊行記念 - 10/31 Tue スケザネ×山下紘加
「本の扉をあけて 山下紘加と語る読書の喜び」
『煩悩』(河出書房新社)刊行記念 - 11/01 Wed 羽生有希×中村香住×深海菊絵×松浦優
「フツーの恋愛、性愛ってなに?」
『ACE アセクシュアルから見たセックスと社会のこと』(左右社)刊行記念 - 11/19 Sun 伊藤桃×がみ
「てっけん!第4回」 - 11/29 Wed 加藤優一×御手洗龍×山道拓人×飯石藍
「銭湯と建築がひらく、都市の公共性」
『銭湯から広げるまちづくり
小杉湯に学ぶ場と人のつなぎ方』(学芸出版社)刊行記念