『コトノネ』は、障害者の「働く」をテーマに、働く障害者のこと、施設でつくられる良品、福祉の世界で活躍している人たちを紹介している季刊誌です。13号の刊行を記念して、今回は、連載「ボクたちのことも忘れないで」を執筆いただいている永幡嘉之さんをお迎えします。
永幡さんは、自然生態系の研究家であり、写真家です。震災後、東北地方の津波跡地をつぶさに歩き、また原発事故によって人が住めなくなった里山に通って、生きものたちの姿を丹念に見つめてきました。この2月、その成果をまとめた新刊が2冊、刊行されました。『原発事故で、生きものたちに何がおこったか。』(岩崎書店)、そして『大津波のあとの生きものたち』(少年写真新聞社)です。
津波と塩害で消えた生物は戻ってきたばかりか、以前よりもにぎわいを増していました。しかし、その後に続いた人のための復興が、生物の生きる場所を根こそぎ奪い去ったといいます。人の暮らしと生物の命は共存しないのでしょうか。永幡さんに話してもらいます。
【プロフィール】
・永幡嘉之(ながはた・よしゆき)
1973年兵庫県生まれ、自然写真家。10年以上にわたり東北地方や極東ロシアの自然をテーマに撮影を続けながら現在に至る。東日本大震災の発生以降は津波跡地の自然環境の調査を続け、その成果を『巨大津波は生態系をどう変えたかー生きものたちの東日本大震災』として発表。山形市在住。http://ameblo.jp/rosalia-coelestes/
・里見喜久夫(さとみ・きくお)
季刊誌『コトノネ』発行人/編集長
2012年に、株式会社はたらくよろこびデザイン室を設立。障害者の経済的自立をテーマにした季刊誌『コトノネ』の発行に関わり、編集長を務める。2008年にドイツW杯を記念して、選手のいない写真集『‘06GERMANY』を出版。絵本は『ボクは、なんにもいらない』(2008年、美術出版社)、『ボクも、川になって』(2010年、ダイヤモンド社)、『もんばんアリと、月』(2012年、長崎出版)など。日本ペンクラブ会員。http://kotonone.jp/
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2015/03/22 Sun -
永幡嘉之 ×里見喜久夫「『3.11』から4年。生きものたちは、どうなった?」『コトノネ』13号『原発事故で、生きものたちに何がおこったか。』『大津波のあとの生きものたち』刊行記念
- 04/03 Thu 木村祥一郎×藤原隆充
「遠まわりをした老舗家業の働き方」
『ちいさな会社のおおらかな経営』(主婦の友社)刊行記念 - 04/04 Fri 北村浩子×マライ・メントライン
「“日本語は難しい”と日本人は言うけれど? 」
『日本語教師、外国人に日本語を学ぶ』(小学館)刊行記念 - 04/05 Sat 清田隆之×大島育宙「正しさの一歩外で考える、「俺たち」と「恋愛」の現在地」『戻れないけど、生きるのだ 男らしさのゆくえ』(太田出版)刊行記念
- 04/06 Sun 栗田隆子×武田砂鉄「「働けない人」と「働けた人」で考える──わたしたちの社会と労働のいびつな関係」『「働けない」をとことん考えてみた。』(平凡社)刊行記念
- 04/07 Mon 藤原ヒロシ×皆川壮一郎×嶋浩一郎
「無駄と余白と奥行きと」 - 04/09 Wed 藤澤ゆき×石田真澄×野村由芽
「手を動かしながら生きていく」
『わたしを編む つくる力を、手のうちに YUKI FUJISAWA制作日記』刊行記念 - 04/10 Thu 藤津亮太×前島賢
「頼まれなくたって、語ってやる!」
『富野由悠季論』(筑摩書房)刊行記念 - 04/11 Fri 宮崎晃吉×川口瞬×内沼晋太郎
「これからの小さな出版と、本の届け方」
『最小文化複合施設』(HAGISO)出版記念 - 04/12 Sat きださおり× 明円卓 × 藤井颯太郎
「What shall we do here? この場所で何するナイト」 - 04/13 Sun 安達茉莉子×長島有里枝
「リアルライフでフェミニズムを生きるわたしたち」
『あなたのフェミはどこから?』(平凡社)刊行記念 - 04/15 Tue 西寺郷太×高橋芳朗「J-POP丸語り」『J-POP丸かじり』(ソウ・スウィート・パブリッシング)刊行記念
- 04/17 Thu ゲッツ板谷×新保信長×原カントくん
「自分のことってどう書けばいいのか? 」
『ともだち』(徳間書店)刊行記念 - 04/18 Fri 土佐有明×石川浩司×蔦木俊二
「イカ天とバンドを続けることとあの頃の話」
『イカ天とバンドブーム論』(DU BOOKS)刊行記念 - 04/20 Sun フィクショネス 文学の教室
『金閣寺』『美しい星』を
3ヶ月かけてじっくりと読む - 04/20 Sun 金川晋吾×柴崎友香×小田原のどか
「80年目、爆心地・長崎の写真と言葉」
『祈り/長崎』(書肆九十九)刊行記念 - 04/21 Mon 甲谷 一×佐藤浩二
「プロデザイナーが考える
“ロゴデザイン”のちょっと深い裏話」
『カンタンでちょっぴり深いロゴづくり』
(エムディエヌコーポレーション)刊行記念 - 04/23 Wed 鈴木涼美×紗倉まな×原カントくん
「動物になりきれない、愛しい人間たちの“欲望”」
『ノー・アニマルズ』(ホーム社)刊行記念 - 04/25 Fri とれたてクラブ×ゆっきゅん×潟見陽「こういう物語をずっと待ってた」『なかよしビッチ生活』(エトセトラブックス)刊行記念
- 04/26 Sat 少年アヤ×なま×野口理恵
「なにでもないわたしでいられますように」
『わたくしがYES』『USO 6』『生きる力が湧いてくる』トリプル刊行記念 - 04/30 Wed 古舘佑太郎×又吉直樹
「旅と文」
『カトマンズに飛ばされて 旅嫌いな僕のアジア10カ国激闘日記』(幻冬舎)刊行記念 - 05/18 Sun ひうらさとる×小川奈緒
「50代からの軽やかな”旅”と”伝え方”」
『58歳、旅の湯かげん いいかげん』
『伝え上手になりたい』(扶桑社)W刊行記念