▲山田真歩
和歌山県田辺市で2007年から毎秋開催されている、「田辺・弁慶映画祭」。
この映画祭のコンペティションから、『横道世之介』の沖田修一、『サッドティー』の今泉力哉、『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』の瀬田なつき等々、日本映画の将来を担う有望な若手監督たちが、次々と羽ばたきました。
「田辺・弁慶映画祭」は、今や「インディーズ映画の登龍門」!出身の監督たちを指して、“田辺系”という言葉も生まれています。
この映画祭の大きな特徴として挙げられるのが、入賞作品にテアトル新宿での“上映権”が与えられること。
今年も7月4日(土)から、昨年の入賞監督たちの作品が上映される、「田辺・弁慶セレクション2015」が開催されます。
今回のイベントは、「セレクション」開催を前に、歴代の入賞者=“田辺系”監督たちが会するという、初の試み。
「田辺・弁慶映画祭」の役割をいま一度見据えながら、“田辺系”監督たちが、これからの映画界を支えていく意気込みを語ります。
さらには“スペシャル・ゲスト”として、最近ではNHK連続テレビ小説「花子とアン」出演が評判となった、「第4回田辺・弁慶映画祭」のグランプリ女優・山田真歩さんの登壇も決定!「映画祭」来訪時の思い出なども交えた、旬の女優トークをお楽しみに!!
ご来場の方全員に、田辺特産の次のプレゼントをご用意いたします。
■一粒梅……「梅なでしこ」
塩分5%。優しい口当たり。酸っぱさは控えめでフルーツのような甘みが広がる梅です(提供:田辺・弁慶映画祭実行委員会)
今どきの日本映画を物足りないと感じるアナタ!次代の才能の“青田買い”のチャンスです。この機会にぜひ!!
【出演者プロフィール】
★スペシャル・ゲスト★
山田真歩(やまだ・まほ)
1981年生まれ。東京都出身。女優。『SR サイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム』(2010)『モテキ』(2011)『ばしゃ馬さんとビッグマウス』(2013)など話題作に次々と出演。昨年はNHK連続テレビ小説「花子とアン」で女流作家の宇田川満代役を演じ、人気を集めた。2010年開催の「第4回田辺・弁慶映画祭」で特別審査員賞 & 映検審査員賞をW受賞した、加藤行宏監督の『人の善意を骨の髄まで吸い尽くす女』(2009)では、タイトルロールの主演を務めた。
今泉力哉(いまいずみ・りきや)
1981年生まれ。福島県出身。『たまの映画』(2010)が2010年開催の「第4回田辺・弁慶映画祭」で“市民審査賞”を受賞。その他の代表作として『終わってる』(2011)『サッドティー』(2013)など。『午前3時の無法地帯』(2013 山下敦弘監督と共同)、『セーラーゾンビ』(2014 複数名で監督)などのドラマも手がけている。最新作は『知らない、ふたり』(2016年公開予定/NU’EST主演)。
天野千尋(あまの・ちひろ)
1982年生まれ。約5年の会社勤務を経て、2009年に映画制作を開始。ぴあフィルムフェスティバルを始め、多数の映画祭に入選・入賞。2011年開催の「第5回田辺・弁慶映画祭」で『チョッキン堪忍袋』(2011)が“特別審査員賞(グランプリ)”を受賞。『フィガロの告白』(12)は、したまちコメディ映画祭にてグランプリ&観客賞を受賞した。主な作品に、米原幸佑主演『どうしても触れたくない』(2014)、未来穂香主演『放課後ロスト』(2014)、中村ゆり・佐藤めぐみ他『ハッピーランディング』(15)、平愛梨主演『10日間で運命の恋人をみつける方法』(BeeTVドラマ)など。また、現在「めざましテレビ」にて放送中のアニメ『紙兎ロペ』の脚本を一部担当。
頃安祐良(ころやす・ゆうすけ)
1984年生まれ。岡山県出身。日本大学芸術学部放送学科卒業。『シュナイダー』(2008)が、東京学生映画祭グランプリをはじめ、さまざまな映画祭で入選。ほかにも『マイ・サンシャイン』(2010)が第14回水戸短編映像祭で準グランプリを受賞。『想いは壁を通り抜けて、好きな人に逢いに行く』(2011)が第12回TAMA NEWWAVEや福井映画祭に入選。アイドルオタクの父親とアイドルを目指す娘の関係を描いたアイドル映画『あの娘、早くババアになればいいのに』(2013)が、2013年開催の「第7回田辺・弁慶映画祭」で“弁慶グランプリ”を受賞し、昨年テアトル新宿にて劇場公開。自主映画でありながら2000年以降に同館で公開されたインディーズ映画の最多動員記録を更新する大ヒットを記録した。自身の作品を制作する傍ら、トクマルシューゴの「Parachute」や、埋火の「溺れる魚」のMV、乃木坂46のシングル特典映像、アイドルネッサンスのMV等、近年はアイドル関係の仕事が多い。
柴田啓佑(しばた・けいすけ)
1984年生まれ。静岡市出身。日本映画学校(現:日本映画大学)を2012年に卒業。在学中から映画、TV、MV、CM など現場に参加している。監督・脚本を手掛けた初監督作品『ヤギ、おまえのせいだ』(2012)が、2012年開催の「第6回田辺・弁慶映画祭」に入選。昨年の「第8回田辺・弁慶映画祭」では、『ひとまずすすめ』(2014)が“弁慶グランプリ”“市民賞”“男優賞”“女優賞”の4冠を獲得。今年6月6日からテアトル新宿でレイトショー公開される。ほかにVIPO 企画ndjc(若??手映像作家育成プロジェクト)のワークショップに2013 年と2014年に連続で参加し、短編作品を監督している。
小崎基弘(おざき・もとひろ)
昨年の「第8回田辺・弁慶映画祭」で、『4mmベニヤ3枚と半』(2013)が“映検審査員賞”を受賞。
塚田万理奈(つかだ・まりな)
昨年の「第8回田辺・弁慶映画祭」で、『還るばしょ』(2014)が“文化通信社賞”を受賞。
二宮健(にのみや・けん)
昨年の「第8回田辺・弁慶映画祭」で、『SLUM-POLIS』(2014)が“男優賞”を受賞。
※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら。
2015/07/02 Thu -
テアトル新宿×田辺・弁慶映画祭実行委員会×松崎まこと「“田辺系”インディーズ監督大集合! 〜田辺・弁慶映画祭セレクション@テアトル新宿 前夜祭〜」
開催日時 20:00~22:00 (19:30開場)
開催場所 本屋B&B
世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料 1500yen + 1 drink order
- 08/18 Mon 青山美智子×新井見枝香
「スイート&ビター。だから人生は美味」
『チョコレート・ピース』(マガジンハウス)刊行記念 - 08/19 Tue 石田健×神野藍
「キャラクターとして生きる」
『カウンターエリート』(文藝春秋)
『私をほどく AV女優「渡辺まお」回顧録』(ベストセラーズ)W刊行記念 - 08/21 Thu 佐藤良明×毛利嘉孝
「ロック音楽と資本主義の精神」
『定本 ラバーソウルの弾みかた』(岩波書店)刊行記念 - 08/22 Fri 徳谷柿次郎×木下斉×日野昌暢
「都市をrenewする! ~みんなでつくる、未来の街」
『都市と路上の再編集 LIVE NOW DEVELOPMENT』(風旅出版)刊行記念 - 08/23 Sat 西谷格×安田峰俊
「潜入ライター、“AI監視”ウイグルに迷い込む」
『一九八四+四〇 ウイグル潜行』(小学館)刊行記念 - 08/24 Sun 楊双子×リン・キン×三浦裕子
「台湾文学は、 世界でいかに翻訳されるのか」
『台湾漫遊鉄道のふたり』(中央公論新社)全米図書賞翻訳賞&日本翻訳大賞受賞記念トーク - 08/25 Mon 飯間浩明×鈴木忠平×銀シャリ橋本直 ×田辺智加(ぼる塾)×あわよくばファビアン×ピストジャム
「第一芸人文芸部 俺の推し本。」(BSよしもと)
第14回公開収録 - 08/27 Wed むらかみなぎさ×明智マヤ
『柔らかい縁』リリース記念イベント - 08/28 Thu フウ×稲垣えみ子
「とりあえず行って住んでみた 〜ヨルダンとフランスで生活体験」
『ヨルダンの本屋に住んでみた』(産業編集センター)刊行記念 - 08/30 Sat 石井健介×濱田祐太郎
「ふたりが見てきた景色について。」
『見えない世界で見えてきたこと』(光文社)&
『迷ったら笑っといてください』(太田出版) W刊行記念 - 08/30 Sat コナリミサト×武田真治×中田クルミ
「スナックバブル in B&B」
『凪のお暇』(秋田書店)完結・12巻刊行記念 - 08/31 Sun 小川公代×中村隆之
「この世界を生きるための物語と音楽」
『ケアの物語 フランケンシュタインからはじめる』
『ブラック・カルチャー』(岩波書店)刊行記念 - 09/01 Mon 佐藤誠二朗×ATSUSHI(ニューロティカ)
「八王子~中央線~井の頭線~下北沢 僕らのパンクとインディーズ」
『いつも心にパンクを。Don’t trust under 50』(集英社)刊行記念 - 09/04 Thu 島村恭則×黒川晝車×諸星めぐる
「今日からできる! 『みんなの民俗学』実践講座(入門編)」
『Hukyu』発刊記念 - 09/07 Sun 荻上チキ×栗原俊雄×辻田真佐憲
「私たちはなぜ暴力を生んでしまったのか?」
『大日本いじめ帝国』(中央公論新社)
『「あの戦争」は何だったのか』(講談社)
W刊行記念 - 09/12 Fri 植本一子×西村佳哲
「わたしたちの安心安全な場所をつくる」
『ここは安心安全な場所』刊行記念 - 09/13 Sat 中村拓哉×磯部涼
「日本語ラップと日本社会—右傾化・ストリート・ネオリベラリズム」
『日本語ラップ 繰り返し首を縦に振ること』(書肆侃侃房)刊行記念 - 09/14 Sun 鶴見済×鴻上尚史
「みんな同じでなくていい――日本社会の生き苦しさ」
『人間関係を半分降りる 増補版』(ちくま文庫)刊行 - 09/22 Mon とあるアラ子×はらだ有彩×山本美希
「「普通」を拡張する 〜描くことがひらく世界」
『多様で複雑な世界を、いまどう描くか』(BNN)刊行記念