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片桐功敦×管啓次郎
「未来に捧ぐ、再生のいけばな」
『SACRIFICE』(青幻舎)刊行記念

片桐功敦×管啓次郎
「未来に捧ぐ、再生のいけばな」
『SACRIFICE』(青幻舎)刊行記念


かたぎりさん

大阪・堺を本拠地として活動する華道家、片桐功敦。みささぎ流家元である彼は東日本大震災の衝撃を正面から受け止め、被災地である福島県南相馬市に長期滞在。花をいけることの意味を根源的に問い直しつつ、亡くなった人々への追悼、土地のすべての命への愛惜の気持ちをこめて、現地制作をつづけてきました。

その活動の記録が一冊の本としてまとめられたのを機に、詩人でアメリカ・インディアン思想論の著書もある管啓次郎と、人にとって花とは何なのか、土地にとって人とは何なのかをめぐる、公開対話をします。2011年3月11日から5年がすぎようとする今、言葉なき花のささやきに、一緒に耳をかたむけてみませんか。

【プロフィール】
片桐功敦 (かたぎり・あつのぶ)
華道家。1973年、大阪生まれ。大阪府堺市に続く、花道みささぎ流の家元に生まれ、幼少より花を学ぶ。1997年、花道みささぎ流三代目家元を襲名。以降、後進の指導の傍ら、様々ないけばな作品の発表を続ける。その作品群は、小さな名も無き野草から、長年のテーマである桜を用いた大規模なものまで、いけばなが源流として持つ 「アニミズム」的な側面を掘り下げ、花を通してひとときの空間を産み出すことに一貫している。主な代表作に、佐川美術館(滋賀県)で桜のみを数万本いけた「泉/滝」。
http://www.katagiriatsunobu.com

管啓次郎(すが・けいじろう)
詩人、明治大学教授。1958年生まれ。地水火風の流動を主題として詩作にとりくむ。詩集として『Agend’Ars』四部作(2010~13年、左右社)。また石田瑞穂および暁方ミセイとの共作『遠いアトラス』(電子書籍、マイナビ出版、2014年)、石田瑞穂、大崎清夏、暁方ミセイとの連詩『地形と気象』(左右社より2016年刊行予定)がある。『斜線の旅』(インスクリプト、2009年)により読売文学賞受賞。小池桂一との共著に『野生哲学 アメリカ・インディアンに学ぶ』(講談社現代新書、2011年)。

※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら

出演者片桐功敦
管啓次郎

出版社青幻舎

開催日時

19:00~21:00 (18:30開場)

開催場所

本屋B&B
世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F

入場料

1500yen + 1 drink order