カリスマ予備校講師として知られ、最新著『仕事のエッセンス 「はたらく」ことで自由になる』(毎日新聞出版)で企業に依存しない「あたらしい働き方」の可能性を伝えた西きょうじ氏。新進気鋭の社会学者として知られ、『無業社会はたらくことができない若者たちの未来』で「無業社会」(誰もが無業になりうる可能性を持つにもかかわらず無業状態から抜け出しにくい社会)の実態を伝えた西田亮介氏。
現代社会について鋭い考察を続ける両氏が、「若者の労働環境」「これからの時代の働き方」についてトークします。
現在、国内の非正規雇用従事者は4割を超え、テクノロジーの進化によるロボットの台頭に伴い、向こう10年から20年で、世界では知的職業を含めた今ある職の4割以上が消滅リスクにさらされると報告されています。ブラック企業問題、社内鬱の増加、貧困層の拡大もとどまるところをしりません。
これからの時代、私たちはどんな姿勢で仕事に向き合えば、充実した日常を送ることができるのか? 企業に依存しない”セーフティーネット”を個々人がつくり出すことは可能なのか?
二人の知的トークに、是非ご注目下さい。
西きょうじ 東進ハイスクール講師
東進ハイスクール英語講師。1963年東京生まれ。京都大学卒業。執筆参考書多数、中でも『ポレポレ英文読解プロセス50』は20年以上“上位受験生のバイブル”として売れ続け、その生徒は延べ20万人を超える。近年は、講演会、被災地の幼稚園で紙芝居を読み聞かせる活動(このはな草子・顧問)など予備校業界の枠を超えて広く活動している。一般著書に『情報以前の知的作法 踊らされるな、自ら踊れ』(講談社)、津田大介氏との共著『越境へ。』(亜紀書房)『仕事のエッセンス 「はたらく」ことで自由になる』がある。
西田亮介 東京工業大学大学准教授
東京工業大学大学准教授。博士(政策・メディア)。専門は情報社会論と公共政策。情報化と社会変容、情報と政治(ネット選挙)、社会起業家の企業家精神醸成過程や政策としての「新しい公共」、 地域産業振興等を研究。 1983年京都生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。同大学院政策・メディア研究科修士課程修了。同大学院政策・メディア研究科後期博士課程単位取得退学。 同大学院政策・メディア研究科助教(有期・研究奨励Ⅱ)、(独)中小機構経営支援情報センターリサーチャー、立命館大特別招聘准教授等を経て東京工業大学大学マネジメントセンター准教授。 著書に『メディアと自民党』(角川書店)『ネット選挙 解禁がもたらす日本社会の変容』(東洋経済新報社)ほか。 共著に『無業社会 働くことができない若者たちの未来』(朝日新聞出版)ほか多数。
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