『さいたまトリエンナーレ2016 公式ガイドブック』刊行を記念したトークイベントを「さいたまトリエンナーレ2016」が9月24日(金)からいよいよ初開催。
そのオープニングに先駆けて、トリエンナーレの楽しみ方が詰まった「公式ガイドブック」が9月16日(木)より発売開始となります。
その前夜の9月15日(木)に、刊行を記念したトークイベントがB&Bで開催されます。
当日は「市民参加」や「日常」をキーワードにアートを語ります。
さいたまトリエンナーレの大きな特色のひとつは、観光地や里山などではない「生活都市」を舞台にしていること。
アートを特別なものではなく、街に関わるすべての人に開かれたものにするために、人が暮らし、他者と交流し、創造する現場においてアーティストと共に未来を発見していきます。
日比野克彦氏は1980年代から「ダンボールアート」を提唱し、誰もが関われるアートづくりに注力してきました。さいたまトリエンナーレ2016では、朝顔の種の形が船のように見えることから生まれた「種は船」プロジェクトのさいたま版《種は船プロジェクトinさいたま》を展示し、人が種を運び、種が土地の記憶を内包してまた次の芽を出すように、船もまた単なる移動・運搬手段ではなく、行く先々の記憶や文化を積み込み、新たな土地へ伝える役目を担うことを提示します。また、スロヴェニアから来日中のマテイ・アンドラシュ・ヴォグリンチッチ氏は、普段は見過ごされがちなありふれた場所を、さらにありふれた素材で埋めつくすという手法で国際的に活躍するアーティストです。広大な砂漠にじょうろが一面に並んだ景観はなんとも不思議な美しさとユーモアとを秘めています。さいたまトリエンナーレ2016では、「枕」のモチーフに会場に並べて景色を更新するインスタレーションを発表します。
また刊行記念イベントの目玉企画として、浦和レッズ/大宮アルディージャ両クラブの特別な計らいにより、この夜のためだけにスロヴェニア出身さいたま市在住のJリーガー3選手への特別インタビューを実施しました。イベント後半では、現役選手によるアートとサッカーに対するそれぞれの考察や、サッカーを通した「未来の発見!」に向けた真摯な意見に触れながら、トークを展開させていきます。
インタビュー特別協力:
ネイツ・ペチュニク氏(大宮アルティージャ/スロヴェニア出身)
ブランコ・イリッチ氏(浦和レッズ/スロヴェニア出身)
ズラタン・リュビヤンキッチ氏(浦和レッズ/スロヴェニア出身)
【さいたまトリエンナーレ2016とは?】127万もの人々が生活するさいたま市に、世界に開かれた創造と交流の現場をつくりだそうとする国際芸術祭。テーマは「未来の発見!」。アートを鑑賞するだけでなく、共につくる、参加する芸術祭です。土地の歴史やまちの構造を想起させる、市内のさまざまな場所が会場となります。国内外のアーティストたちの多様で多彩な想像力に触発されて、私たちはさまざまな未来を夢見ていく。日本を代表する生活都市から生まれる、想像力の祭典をお楽しみください。 ディレクター 芹沢高志
会期: 2016年9月24日(土)〜12月11日(日)[79日間]
※定休日=水曜(ただし11/23(水・祝)は開場、翌11/24(木)は閉場
主な開催エリア: 与野本町駅〜大宮駅周辺 武蔵浦和駅〜中浦和駅周辺、岩槻駅周辺
主催: さいたまトリエンナーレ実行委員会 ディレクター: 芹沢高志(P3 art and environment統括ディレクター)
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2016/09/15 Thu -
芹沢高志×マテイ・アンドラシュ・ヴォグリンチッチ×日比野克彦
「アート×サッカー+さいたま×スロヴェニア!—地域性もサッカーも、全てアート—」
『さいたまトリエンナーレ2016 公式ガイドブック』刊行記念
出演者芹沢高志
マテイ・アンドラシュ・ヴォグリンチッチ
日比野克彦
出版社メディア・パル
開催日時 20:00~22:00 (19:30開場)
開催場所 本屋B&B
世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料 1500yen + 1 drink order
- 09/16 Tue アフロ×黒川隆介×古舘佑太郎×ピース又吉直樹×あわよくばファビアン×ピストジャム
「第一芸人文芸部 俺の推し本。」(BSよしもと)
第15回公開収録 - 09/17 Wed 富永京子×YOM YOM PR CLUB
「どうすれば社会は変わるのか? 社会運動とPR」 - 09/18 Thu 姫野カオルコ×関川夏央
「昭和の顔をめぐって」
『うわべの名画座』(ホーム社)刊行・『昭和的』(春陽堂書店)3刷記念 - 09/19 Fri 爪切男×小田結希(オダウエダ)
「傷ついたら、笑ってみる? 」
『愛がぼろぼろ』(中央公論新社)刊行記念 - 09/20 Sat pha×海猫沢めろん× 滝本竜彦×佐藤友哉 LIVE & TALK「書いて、歌って、生き延びろ!」ベストアルバム『エリーツ』10号刊行記念!
- 09/22 Mon とあるアラ子×はらだ有彩×山本美希
「「普通」を拡張する 〜描くことがひらく世界」
『多様で複雑な世界を、いまどう描くか』(BNN)刊行記念 - 09/23 Tue 山崎佳代子×管啓次郎
「ベオグラード日誌、ふたたび。」
『ベオグラード日誌 増補版』(筑摩書房)刊行記念 - 09/26 Fri 島村一平×伊藤亜和 「伊藤亜和とあるくたのしいみんぱく with 島村一平」 『別冊太陽 世界の呪術と民間信仰: 国立民族学博物館コレクション』(平凡社)刊行記念
- 09/27 Sat 斎藤哲也×ネオ高等遊民
「なぜ哲学は平易に語られるべきなのか——ゆるくてやさしい哲学史入門」
『哲学史入門Ⅳ』(NHK出版)
『ゆる古代ギリシア哲学入門』(中央公論新社)W刊行記念 - 09/28 Sun 【参加無料】村上春樹の映像化に挑んだ監督・脚本家が集結! 文字から映像へ、「小説の映像化問題」を本好き芸人と語りつくす!
映画『アフター・ザ・クエイク』公開記念
第一芸人文芸部コラボイベント - 09/29 Mon 呉明益
「物語を書くこと、届けること “小説感”と台湾独立書店巡礼」
『海風クラブ』(KADOKAWA)刊行記念 - 09/30 Tue 角悠介×加門七海「呪術とことば」『呪文の言語学』(作品社)刊行記念
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「最初で最後の『愛してる』 夫婦で叶えた”幸せな死に方” ~現役世代の末期がん闘病と在宅での看取り」
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「当事者とパートナーにとってのより良い支援のために 」
『好きで一緒になったから』(晶文社)刊行記念 - 10/04 Sat 笹公人×天久聖一
「短歌はじめて物語」
『念力物語』(笠間書院)刊行記念 - 10/07 Tue ワクサカソウヘイ×男性ブランコ平井まさあき
「旅ってなんだろう?」
新文芸誌『GOAT meets』(小学館)重版記念 - 10/09 Thu 國友公司×室橋裕和
「一人旅の流儀」
『ワイルドサイド漂流記 歌舞伎町・西成・インド・その他の街』(文藝春秋)刊行記念 - 10/12 Sun 川添愛×スケザネ
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