安全地帯「ワインレッドの心」、一世風靡セピア「前略、道の上より」、大沢誉志幸「そして僕は途方に暮れる」、小泉今日子「スターダスト・メモリー」、杉山清貴&オメガトライブ「君のハートはマリンブルー」、高橋真梨子「桃色吐息」、チェッカーズ「ジュリアに傷心(ハートブレイク)」、中森明菜「飾りじゃないのよ涙は」、薬師丸ひろ子「Woman“Wの悲劇”より」……etc.
バブル経済前夜、70年代の「歌謡曲とニューミュージックの対立」は「歌謡曲とニューミュージックの融合」に置き換えられると同時に、「シティ・ポップ」=「東京人による、東京を舞台とした、東京人のための音楽」が“1984年”に生まれました。 それは都会的で、大人っぽく、カラカラに乾いたキャッチコピー的歌詞と、複雑なアレンジとコードを駆使した音楽であり、逆に言えば、「田舎」と「ヤンキー」を仮想敵とした音楽でもありました。
日本の大衆音楽が最も洗練されていたこの年を論じた『1984年の歌謡曲』刊行記念トークイベントに、著者のスージー鈴木さん、ゲストにダイノジの大谷ノブ彦さんを迎えます。
気心知れた間柄のお二人が、「1984年の歌謡曲」をめぐって、思い入れある曲の数々やベストを発表し合い、当時の思い出などを語り合います。
あのとき若者だった人も、小さな子どもだった人も、あるいはまだ生まれていない人も、ぜひ「1984年の歌謡曲」の世界に身も心も浸ってみてはいかがでしょうか。
【出演者プロフィール】
大谷ノブ彦(おおたに・のぶひこ)
1972年、大分県佐伯市出身。明治大学政治経済学部卒業。94年、吉本興業のオーディションに合格し、コンビ「ダイノジ」を大地洋輔と結成。「大谷ノブ彦キキマス!」(ニッポン放送、2014年3月~16年3月)などラジオ番組のパーソナリティーをひとりで務めた。ほかにも執筆やDJイベントなど活躍の場を広げている。著書に『ダイノジ大谷ノブ彦の俺のROCK LIFE!』(シンコーミュージック)、平野啓一郎氏との共著に『生きる理由を探してる人へ』(KADOKAWA)がある。
スージー鈴木(すーじー・すずき)
1966年大阪府東大阪市生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。音楽評論家、野球文化評論家、早稲田大学スポーツ科学部講師として活動。『週刊ベースボール』、『水道橋博士のメルマ旬報』、『東京スポーツ』にてコラム連載中。著書に、『【F】を3本の弦で弾くギター超カンタン奏法』、『1979年の歌謡曲』(共に彩流社)。最新刊は『1984年の歌謡曲』(イースト・プレス)。
スージー鈴木「硬式」サイト:http://suzie.boy.jp/
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2017/03/15 Wed -
大谷ノブ彦×スージー鈴木
「ボクらの1984年、歌と時代を語ろう」
『1984年の歌謡曲』(イースト・プレス)刊行記念
- 04/03 Thu 木村祥一郎×藤原隆充
「遠まわりをした老舗家業の働き方」
『ちいさな会社のおおらかな経営』(主婦の友社)刊行記念 - 04/04 Fri 北村浩子×マライ・メントライン
「“日本語は難しい”と日本人は言うけれど? 」
『日本語教師、外国人に日本語を学ぶ』(小学館)刊行記念 - 04/05 Sat 清田隆之×大島育宙「正しさの一歩外で考える、「俺たち」と「恋愛」の現在地」『戻れないけど、生きるのだ 男らしさのゆくえ』(太田出版)刊行記念
- 04/06 Sun 栗田隆子×武田砂鉄「「働けない人」と「働けた人」で考える──わたしたちの社会と労働のいびつな関係」『「働けない」をとことん考えてみた。』(平凡社)刊行記念
- 04/07 Mon 藤原ヒロシ×皆川壮一郎×嶋浩一郎
「無駄と余白と奥行きと」 - 04/09 Wed 藤澤ゆき×石田真澄×野村由芽
「手を動かしながら生きていく」
『わたしを編む つくる力を、手のうちに YUKI FUJISAWA制作日記』刊行記念 - 04/10 Thu 藤津亮太×前島賢
「頼まれなくたって、語ってやる!」
『富野由悠季論』(筑摩書房)刊行記念 - 04/11 Fri 宮崎晃吉×川口瞬×内沼晋太郎
「これからの小さな出版と、本の届け方」
『最小文化複合施設』(HAGISO)出版記念 - 04/12 Sat きださおり× 明円卓 × 藤井颯太郎
「What shall we do here? この場所で何するナイト」 - 04/13 Sun 安達茉莉子×長島有里枝
「リアルライフでフェミニズムを生きるわたしたち」
『あなたのフェミはどこから?』(平凡社)刊行記念 - 04/15 Tue 西寺郷太×高橋芳朗「J-POP丸語り」『J-POP丸かじり』(ソウ・スウィート・パブリッシング)刊行記念
- 04/17 Thu ゲッツ板谷×新保信長×原カントくん
「自分のことってどう書けばいいのか? 」
『ともだち』(徳間書店)刊行記念 - 04/18 Fri 土佐有明×石川浩司×蔦木俊二
「イカ天とバンドを続けることとあの頃の話」
『イカ天とバンドブーム論』(DU BOOKS)刊行記念 - 04/20 Sun フィクショネス 文学の教室
『金閣寺』『美しい星』を
3ヶ月かけてじっくりと読む - 04/20 Sun 金川晋吾×柴崎友香×小田原のどか
「80年目、爆心地・長崎の写真と言葉」
『祈り/長崎』(書肆九十九)刊行記念 - 04/21 Mon 甲谷 一×佐藤浩二
「プロデザイナーが考える
“ロゴデザイン”のちょっと深い裏話」
『カンタンでちょっぴり深いロゴづくり』
(エムディエヌコーポレーション)刊行記念 - 04/23 Wed 鈴木涼美×紗倉まな×原カントくん
「動物になりきれない、愛しい人間たちの“欲望”」
『ノー・アニマルズ』(ホーム社)刊行記念 - 04/25 Fri とれたてクラブ×ゆっきゅん×潟見陽「こういう物語をずっと待ってた」『なかよしビッチ生活』(エトセトラブックス)刊行記念
- 04/26 Sat 少年アヤ×なま×野口理恵
「なにでもないわたしでいられますように」
『わたくしがYES』『USO 6』『生きる力が湧いてくる』トリプル刊行記念 - 04/30 Wed 古舘佑太郎×又吉直樹
「旅と文」
『カトマンズに飛ばされて 旅嫌いな僕のアジア10カ国激闘日記』(幻冬舎)刊行記念 - 05/18 Sun ひうらさとる×小川奈緒
「50代からの軽やかな”旅”と”伝え方”」
『58歳、旅の湯かげん いいかげん』
『伝え上手になりたい』(扶桑社)W刊行記念