『世界文学大図鑑』は、『ギルガメシュ叙事詩』から、『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』まで、古今東西の「世界文学」の主な潮流を、豊富な図版を用いて紹介する、オールカラーの大図鑑。「次の一冊」をさがしている若い読者から、文学を深く知る愛好家まで広く楽しんでいただけるブックガイドです。
今回、「世界文学と翻訳について、話したいことはいくらでもある」と題して、フランス文学者で、翻訳書、翻訳についての著書もある野崎歓さんと、本書の翻訳者で、ミステリから児童書まで幅広い翻訳を手がける越前敏弥さんの対談を企画しました。
本書にとりあげられた300編余りの文学作品について、また、本書にとりあげられなかった世界文学の名作について、そして、世界中のすばらしい作品を読者に届けてくれる「翻訳」という営みについて、初顔合わせのお二人に、思う存分語っていただきます。
どうぞお楽しみに!
【出演者プロフィール】
・野崎歓(のざき・かん)
フランス文学者、東京大学教授。1959年生まれ。著書『フランス小説の扉』『五感で味わうフランス文学』(以上、白水社)、『異邦の香り』『フランス文学と愛』(以上、講談社)、『谷崎潤一郎と異国の言語』(中公文庫)、『ジャン・ルノワール 越境する映画』『香港映画の街角』『赤ちゃん教育』(以上、青土社)、『われわれはみな外国人である』(五柳書院)、『こどもたちは知っている』(春秋社)、『翻訳教育』(河出書房新社)、『夢の共有』(岩波書店)など。訳書トゥーサン『浴室』『ムッシュー』(以上、集英社文庫)、グランベール『ある秘密』(新潮社)、ウェルベック『素粒子』『地図と領土』(以上、ちくま文庫)、サン=テグジュペリ『ちいさな王子』、スタンダール『赤と黒』、ヴィアン『うたかたの日々』(以上、光文社古典新訳文庫)ほか多数。
・越前敏弥(えちぜん・としや)
文芸翻訳者。1961年生まれ。東京大学文学部国文科卒。訳書『世界文学大図鑑』(三省堂)、ブラウン『インフェルノ』『ダ・ヴィンチ・コード』、クイーン『Xの悲劇』、スチュアート『メアリと魔女の花』(以上、KADOKAWA)、ハミルトン『解錠師』、ロボサム『生か、死か』(以上、早川書房)、ローリー『おやすみ、リリー』(ハーパーコリンズ)ほか多数。著書『翻訳百景』(KADOKAWA)、『越前敏弥の日本人なら必ず誤訳する英文』(ディスカヴァー)など。朝日カルチャーセンターで翻訳を講じるほか、書店発のフェアイベント「はじめての海外文学」の活動にも積極的にかかわり、海外文学や翻訳書の普及に注力している。
公式ブログ 「翻訳百景」http://techizen.cocolog-nifty.com/blog/
ツイッターアカウント https://twitter.com/t_echizen
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2017/08/31 Thu -
野崎歓×越前敏弥
「世界文学と翻訳について、話したいことはいくらでもある」
『世界文学大図鑑』(三省堂)刊行記念
- 04/03 Thu 木村祥一郎×藤原隆充
「遠まわりをした老舗家業の働き方」
『ちいさな会社のおおらかな経営』(主婦の友社)刊行記念 - 04/04 Fri 北村浩子×マライ・メントライン
「“日本語は難しい”と日本人は言うけれど? 」
『日本語教師、外国人に日本語を学ぶ』(小学館)刊行記念 - 04/05 Sat 清田隆之×大島育宙「正しさの一歩外で考える、「俺たち」と「恋愛」の現在地」『戻れないけど、生きるのだ 男らしさのゆくえ』(太田出版)刊行記念
- 04/06 Sun 栗田隆子×武田砂鉄「「働けない人」と「働けた人」で考える──わたしたちの社会と労働のいびつな関係」『「働けない」をとことん考えてみた。』(平凡社)刊行記念
- 04/07 Mon 藤原ヒロシ×皆川壮一郎×嶋浩一郎
「無駄と余白と奥行きと」 - 04/09 Wed 藤澤ゆき×石田真澄×野村由芽
「手を動かしながら生きていく」
『わたしを編む つくる力を、手のうちに YUKI FUJISAWA制作日記』刊行記念 - 04/10 Thu 藤津亮太×前島賢
「頼まれなくたって、語ってやる!」
『富野由悠季論』(筑摩書房)刊行記念 - 04/11 Fri 宮崎晃吉×川口瞬×内沼晋太郎
「これからの小さな出版と、本の届け方」
『最小文化複合施設』(HAGISO)出版記念 - 04/12 Sat きださおり× 明円卓 × 藤井颯太郎
「What shall we do here? この場所で何するナイト」 - 04/13 Sun 安達茉莉子×長島有里枝
「リアルライフでフェミニズムを生きるわたしたち」
『あなたのフェミはどこから?』(平凡社)刊行記念 - 04/15 Tue 西寺郷太×高橋芳朗「J-POP丸語り」『J-POP丸かじり』(ソウ・スウィート・パブリッシング)刊行記念
- 04/17 Thu ゲッツ板谷×新保信長×原カントくん
「自分のことってどう書けばいいのか? 」
『ともだち』(徳間書店)刊行記念 - 04/18 Fri 土佐有明×石川浩司×蔦木俊二
「イカ天とバンドを続けることとあの頃の話」
『イカ天とバンドブーム論』(DU BOOKS)刊行記念 - 04/20 Sun フィクショネス 文学の教室
『金閣寺』『美しい星』を
3ヶ月かけてじっくりと読む - 04/20 Sun 金川晋吾×柴崎友香×小田原のどか
「80年目、爆心地・長崎の写真と言葉」
『祈り/長崎』(書肆九十九)刊行記念 - 04/21 Mon 甲谷 一×佐藤浩二
「プロデザイナーが考える
“ロゴデザイン”のちょっと深い裏話」
『カンタンでちょっぴり深いロゴづくり』
(エムディエヌコーポレーション)刊行記念 - 04/23 Wed 鈴木涼美×紗倉まな×原カントくん
「動物になりきれない、愛しい人間たちの“欲望”」
『ノー・アニマルズ』(ホーム社)刊行記念 - 04/25 Fri とれたてクラブ×ゆっきゅん×潟見陽「こういう物語をずっと待ってた」『なかよしビッチ生活』(エトセトラブックス)刊行記念
- 04/26 Sat 少年アヤ×なま×野口理恵
「なにでもないわたしでいられますように」
『わたくしがYES』『USO 6』『生きる力が湧いてくる』トリプル刊行記念 - 04/30 Wed 古舘佑太郎×又吉直樹
「旅と文」
『カトマンズに飛ばされて 旅嫌いな僕のアジア10カ国激闘日記』(幻冬舎)刊行記念 - 05/18 Sun ひうらさとる×小川奈緒
「50代からの軽やかな”旅”と”伝え方”」
『58歳、旅の湯かげん いいかげん』
『伝え上手になりたい』(扶桑社)W刊行記念