橋の構造を活かした軽くて丈夫なバッグ、雨の日でも自転車を漕ぎやすいレインケープなど、ありそうでなかったものを生み出すブランド「ポスタルコ」の活動が、『水たまりの中を泳ぐ—ポスタルコの問いかけから始まるものづくり』という一冊になりました。
その刊行を記念し、ポスタルコの共同経営者であるマイク・エーブルソンさんとエーブルソン友理さん、ポスタルコのコピーを翻訳し、本書の和文も執筆している文筆家の佐伯誠さんがトークイベントを開催します。
テーマは「質問」。
ポスタルコでは、日常の中でふと抱いた疑問を突き詰めることが、ものづくりにつながっています。本書も「橋はなぜ丸見えなのか?」「皮膚はどれくらいのびるのか?」といった問いかけを軸に構成したそうです。
それらの問いかけについて話し合っていると、マイクさんが質問について日ごろから意識していることについて語ってくれました。
今回のトークでは、さらにそれを掘り下げたいと思います。
ささやかな問いかけが観察、発見へと導き、イノベーションの鍵となる。そのおもしろさを共有できるとうれしいです。
【出演者プロフィール】
マイク・エーブルソン
ロサンゼルス(カリフォルニア州)生まれ。ロサンゼルスのアートセンターカレッジオブデザインでプロダクトデザインを学ぶ。1997年にNYへ移転、ジャック・スペードのコンセプト作りとプロダクトデザインに携わる。東京を拠点にして16年余り、ポスタルコでのプロダクトデザインだけでなく、カルダー財団、サンスペル、コンランショップ、イッセイ・ミヤケ、エルメスなど、さまざまなクライアントとの仕事をしている。隠れた特技はサンドイッチを作ること。
エーブルソン友理(えーぶるそん・ゆり)
東京生まれ。スイスとロサンゼルスのアートセンターカレッジオブデザインでグラフィックデザインを学ぶ。1996年NYへ移り、クリエイティブディレクターのジェームス・スピンドラーと数年間にわたりブランディングの仕事をする。ポスタルコのイメージメーキングと共にアメリカ大使館、羽田空港などの仕事もしている。食べ物とたき火が好き。夫のマイクとふたりの息子と暮らしている。
佐伯誠(さえき・まこと)
ジャンルを問わない文筆家。まだ、ブルックリン在住だったマイクと友理がたまたま来日していた時に会って、その縁もあって創設以来、ポスタルコのコピーを超訳している。『Fish’s Mouth』(エクリ刊)の編集+textを手がける。散歩と自転車とシネマとカフェと古書店が好き。
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2017/10/24 Tue -
マイク・エーブルソン×エーブルソン友理×佐伯誠
「よい質問ってなんですか?」
『水たまりの中を泳ぐ—ポスタルコの問いかけから始まるものづくり』(誠文堂新光社)刊行記念
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『わたしを編む つくる力を、手のうちに YUKI FUJISAWA制作日記』刊行記念 - 04/10 Thu 藤津亮太×前島賢
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『58歳、旅の湯かげん いいかげん』
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