「この地上で、自分が行ける場所、立てるピークは、人生のうちでごくごく限られている。だからこそ今の自分の居場所を客観的に眺め、自分の位置を常に確認し、自分の頭と目と足を信じて歩いていく。」
(『街と山のあいだ』P41本文より抜粋)
「そんなふうに見つけた自分だけのお気に入りの場所は、そっととっておくといい。いつかまた、地図を開き、あそこへ行こうと思える山があるのは、人生において幸運なことだ。」
(『街と山のあいだ』P77本文より抜粋)
「街と山のあいだ」がテーマの人気小冊子『mürren(ミューレン)』。本誌の編集・発行人であり、フリーの編集者、文筆家として活躍する若菜晃子さんによる初の随筆集『街と山のあいだ』がアノニマ・スタジオより刊行されました。
このたびの刊行を記念し、著者の若菜晃子さんをお迎えしてトークイベントを開催いたします。
本書の編集を担当されたアノニマ・スタジオの村上妃佐子さんを聞き手に、若菜さんが体験した山でのストーリーや、山の魅力、登山の道具や各地の山についてなどなど、写真をご覧いただきながら山にまつわるお話をたっぷりしていただきます。
また今回はお話のお供に、ビールに合う美味しいおつまみもお召し上がりいただけます。『mürren』のwebデザイナーであり、若菜さんと親交の深い、自家製酵母のパンと焼き菓子のお店を広島で営む「horta(オルタ)」さんにご用意いただきますので、どうぞお楽しみに。
若菜さんのお話を聞くと、澄んだ山の風が体の中に吹き抜け、街から山へ行きたくなるような気持ちになるでしょう。
読書の秋とも、登山の秋ともいえるいい季節にぴったりのイベントです。
山がお好きな方も、山に登ってみたいけれどもなかなか行けずにいる方も、ぜひお越しください。
【書籍情報】
『街と山のあいだ』
若菜晃子
定価 1,600円(税別)
四六変型判 上製 284ページ
装丁:櫻井事務所 絵:若菜晃子
編集:村上妃佐子
山と溪谷社の編集者を経て、フリーの編集者、文筆家、小冊子『mürren』編集・発行人として活躍する著者による初の随筆集。静けさの中に芯の通った強さがある文章で、よく登る山の話、忘れられない記憶や道具の話など、山の魅力をあますところなく綴る一冊。山を愛する人も山に憧れる人も、自然が近しくなる喜びを感じられます。巻末に、本文内に出てくる「山名一覧」(国内50山)付き。
若菜晃子(わかなあきこ)
1968年兵庫県神戸市生まれ。編集者。
学習院大学文学部国文学科卒業後、山と溪谷社入社。『wandel』編集長、『山と溪谷』副編集長を経て独立。山や自然、旅に関する雑誌、書籍を編集、執筆。
著書に『東京近郊ミニハイク』(小学館)、『東京周辺ヒルトップ散歩』(河出書房新社)、『東京甘味食堂』(本の雑誌社)など多数。「街と山のあいだ」をテーマにした小冊子『mürren』編集・発行人。
イベントのご予約はこちらから!
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2017/10/27 Fri -
若菜晃子
「書を読んで、山に行こう」
『街と山のあいだ』
(アノニマ・スタジオ)刊行記念
- 05/18 Sun フィクショネス 文学の教室
『金閣寺』『美しい星』を
3ヶ月かけてじっくりと読む - 05/18 Sun ひうらさとる×小川奈緒
「50代からの軽やかな”旅”と”伝え方”」
『58歳、旅の湯かげん いいかげん』
『伝え上手になりたい』(扶桑社)W刊行記念 - 05/19 Mon 永谷亜矢子×嶋浩一郎
「なぜあの観光地は選ばれるのか? 」
『観光"未"立国』(扶桑社)刊行記念 - 05/20 Tue 鈴木成一×大島依提亜×大久保明子
「“良い装丁”ってなんだろう?」
『【全5回】本屋B&B 超実践 装丁の学校 ファイナル』開校記念 - 05/21 Wed 浜島直子×一田憲子
「感情を言葉にすること」
『キドアイラク譚』
『もっと早く言ってよ。』(扶桑社)W刊行記念 - 05/23 Fri 大塚ひかり×春画ール
「歴史から悪意の本質を考える 」
『悪意の日本史』(祥伝社)刊行記念 - 05/24 Sat 森本淳生×鈴木亘×藤山直樹
「人文学から見る落語/落語から見る人文学」
『落語と学問する』(水声社)刊行記念 - 05/25 Sun アキラ・ザ・ハスラー×小沼理
「ぼくたち、今日は明るい話をしよう。」
『売男日記』(loneliness books)復刊記念 - 05/28 Wed 奇妙礼太郎×伊藤亜和『オールウェイズ』(ZINE)『わたしの言ってること、わかりますか。』(光文社)W刊行記念
- 05/29 Thu 中本千晶×早花まこ
「読む“タカラヅカ”の魅力」
『相克のタカラヅカ』(春風社)刊行記念 - 05/30 Fri 堀井美香×今井雄紀×嶋浩一郎
「ラジオの先輩に聞いてみよう! ラジオの魅力と聞く力」 - 05/31 Sat 白石正明×牟田都子
「ケアと校正」
『ケアと編集』(岩波書店)刊行記念 - 06/01 Sun 濱中淳子×伊藤賀一
『大学でどう学ぶか』
『もっと学びたい!と大人になって思ったら』
(筑摩書房)W刊行記念 - 06/02 Mon 秋吉健太×中村貞裕
「“編集力とミーハー力” 。“好き”を仕事にする技術——編集者と経営者、それぞれの視点から」
『原点回帰 山田孝之、新しいコミュニティをつくる』(blueprint)刊行記念 - 06/03 Tue 穂村弘×脇田あすか×木村亮×筒井菜央
「『コトアム』と短歌アンソロジーから広がる”編む”を”読む”楽しさ」
ことばの投稿・閲覧SNSアプリ『コトアム』リリース記念 - 06/04 Wed 矢野利裕×町屋良平
「小説の死後に文学を再設定する」
『「国語」と出会いなおす』(フィルムアート社)刊行記念 - 06/07 Sat 中村佑子×石田月美
「わたしが、わたしのからだを孤独にしないために」連動企画
『なぜこの世界で子どもを持つのか 希望の行方』(集英社)連載スタート記念対談 - 06/08 Sun 藤見よいこ×小宮りさ麻吏奈「間(あわい)に立つひと」『半分姉弟』『線場のひと』(リイド社)W刊行記念
- 06/13 Fri 横道誠×菊池真理子×二村ヒトシ×松本俊彦
「みんなおいでよ、依存症の豊かな世界」 - 06/14 Sat 鴻上尚史×一色洋平×おーちようこ
「演劇のつくり方 〈もっと〉 教えます」
『舞台が幕を開けるまで』(大修館書店)刊行記念 - 06/18 Wed 小笠原鳥類×広瀬大志×黒崎晴臣
「おお、限りなく現代の詩人たち」
『おお、限りなく懐かしい動物たち』(ライトバース出版)刊行記念