スープ作家有賀薫さんによる、料理以外にやりたいことがたくさんある人のためのレシピ本、『帰り遅いけどこんなスープなら作れそう』が文響社より刊行されました。
刊行を記念して、「自分が快適に暮らすための料理や家事のスキルをどう身につけたらいいのか」をテーマに、著者の有賀さんと、作家であり生活史研究家の阿古真理さんにお話頂きます。
今回このレシピ本は、料理好きな人、料理が得意な人、料理をする時間がたっぷりある人ではなく、料理以外にもやりたいことがたくさんあって忙しい人のために企画されました。
一人暮らしで仕事が忙しく料理に手間も時間もかけたくない面倒くさがりな担当編集者が、「皮をむくのが面倒です」「鍋2つ使いたくないです」「この調味料はうちにはありません」などと有賀さんのレシピに対して何度も注文をつける中で完成した一冊です。
レシピ本は数多くありますが、その多くが「料理好き」のための本です。でも自分の暮らしを心地よくするために、料理のスキルは誰もが持っていて損はありません。気軽に自分の食べたいものが作れるというスキルは、外食やコンビニ食以外の選択肢を持てるということだからです。
「丁寧な暮らし」ばかりもてはやされる昨今ですが、料理などの家事のスキルがどれくらい必要かは、自分がどんな暮らしをしたいかによっても変わります。それぞれが、自分が気持ちいい暮らしをするにはどうしたらいいのか考えるヒントをお二人に教えて頂きます。
【出演者プロフィール】
阿古真理(あこ・まり)
作家・生活史研究家。食や暮らし、女性の生き方などをテーマに執筆。著書に『昭和の洋食 平成のカフェ飯 家庭料理の80年』『昭和育ちのおいしい記憶』『なぜ日本のフランスパンは世界一になったのか パンと日本人の150年』『「和食」って何?』
など。食卓に並ぶ料理から、男女のあり方、家族のあり方、そして社会を見つめるアプローチにファンが多い。また料理家という職業につくものなら特に! 読まずにはいられなかったはずの、『小林カツ代と栗原はるみ』は大きな話題に。最新刊は『料理は女の義務ですか?』。
有賀薫(ありが・かおる)
1964年生まれ、東京出身。スープ作家。ライター業のかたわら、家族の朝食に作り始めたスープが毎朝続き、2018年2月時点で約2200日以上になる。その写真やレシピで個展を開くほか、スープの実験イベント“スープ・ラボ”を主宰。コンテンツ配信サイトcakesにてスープレシピの記事を連載するなど、ウェブや雑誌などで幅広く活躍中。著書に、レシピ、写真、文章、イラストを手がけたスープのレシピ本『365日のめざましスープ』(SBクリエイティブ)がある。
ツイッター @kaorun6
イベントのご予約はこちらから!
※ご利用、お支払などについてはこちらをお読みください
2018/04/22 Sun -
阿古真理×有賀薫
「誰かの「丁寧な暮らし」じゃない、
「自分が気持ちいい暮らし」の探し方」
『帰り遅いけどこんなスープなら作れそう』(文響社)刊行記念
- 04/03 Thu 木村祥一郎×藤原隆充
「遠まわりをした老舗家業の働き方」
『ちいさな会社のおおらかな経営』(主婦の友社)刊行記念 - 04/04 Fri 北村浩子×マライ・メントライン
「“日本語は難しい”と日本人は言うけれど? 」
『日本語教師、外国人に日本語を学ぶ』(小学館)刊行記念 - 04/05 Sat 清田隆之×大島育宙「正しさの一歩外で考える、「俺たち」と「恋愛」の現在地」『戻れないけど、生きるのだ 男らしさのゆくえ』(太田出版)刊行記念
- 04/06 Sun 栗田隆子×武田砂鉄「「働けない人」と「働けた人」で考える──わたしたちの社会と労働のいびつな関係」『「働けない」をとことん考えてみた。』(平凡社)刊行記念
- 04/07 Mon 藤原ヒロシ×皆川壮一郎×嶋浩一郎
「無駄と余白と奥行きと」 - 04/09 Wed 藤澤ゆき×石田真澄×野村由芽
「手を動かしながら生きていく」
『わたしを編む つくる力を、手のうちに YUKI FUJISAWA制作日記』刊行記念 - 04/10 Thu 藤津亮太×前島賢
「頼まれなくたって、語ってやる!」
『富野由悠季論』(筑摩書房)刊行記念 - 04/11 Fri 宮崎晃吉×川口瞬×内沼晋太郎
「これからの小さな出版と、本の届け方」
『最小文化複合施設』(HAGISO)出版記念 - 04/12 Sat きださおり× 明円卓 × 藤井颯太郎
「What shall we do here? この場所で何するナイト」 - 04/13 Sun 安達茉莉子×長島有里枝
「リアルライフでフェミニズムを生きるわたしたち」
『あなたのフェミはどこから?』(平凡社)刊行記念 - 04/15 Tue 西寺郷太×高橋芳朗「J-POP丸語り」『J-POP丸かじり』(ソウ・スウィート・パブリッシング)刊行記念
- 04/17 Thu ゲッツ板谷×新保信長×原カントくん
「自分のことってどう書けばいいのか? 」
『ともだち』(徳間書店)刊行記念 - 04/18 Fri 土佐有明×石川浩司×蔦木俊二
「イカ天とバンドを続けることとあの頃の話」
『イカ天とバンドブーム論』(DU BOOKS)刊行記念 - 04/20 Sun フィクショネス 文学の教室
『金閣寺』『美しい星』を
3ヶ月かけてじっくりと読む - 04/20 Sun 金川晋吾×柴崎友香×小田原のどか
「80年目、爆心地・長崎の写真と言葉」
『祈り/長崎』(書肆九十九)刊行記念 - 04/21 Mon 甲谷 一×佐藤浩二
「プロデザイナーが考える
“ロゴデザイン”のちょっと深い裏話」
『カンタンでちょっぴり深いロゴづくり』
(エムディエヌコーポレーション)刊行記念 - 04/23 Wed 鈴木涼美×紗倉まな×原カントくん
「動物になりきれない、愛しい人間たちの“欲望”」
『ノー・アニマルズ』(ホーム社)刊行記念 - 04/25 Fri とれたてクラブ×ゆっきゅん×潟見陽「こういう物語をずっと待ってた」『なかよしビッチ生活』(エトセトラブックス)刊行記念
- 04/26 Sat 少年アヤ×なま×野口理恵
「なにでもないわたしでいられますように」
『わたくしがYES』『USO 6』『生きる力が湧いてくる』トリプル刊行記念 - 04/30 Wed 古舘佑太郎×又吉直樹
「旅と文」
『カトマンズに飛ばされて 旅嫌いな僕のアジア10カ国激闘日記』(幻冬舎)刊行記念 - 05/18 Sun ひうらさとる×小川奈緒
「50代からの軽やかな”旅”と”伝え方”」
『58歳、旅の湯かげん いいかげん』
『伝え上手になりたい』(扶桑社)W刊行記念