今年の6月に元海上自衛隊員・伊藤祐靖さんの著書『自衛隊失格:私が「特殊部隊」を去った理由』が発売されました。
同書は、勤続20年を経て伊藤さんが著した、渾身の「軍隊リアル」レポートです。
今回、同書の刊行を記念してトークイベントを開催します。
北朝鮮の工作船と対峙し、自衛隊初の「特殊部隊」の創設に関わった、というより主軸として動き、人間の肉体はどこまで耐えるのかをひたすら模索し……日本人の多くにとっておそらく「初めて会うタイプ」の伊藤さん。
『自衛隊失格』を読み、「一度本人を見てみたい」「話をぜひ聞いてみたい」という熱い柳瀬さんのご要望にお応えして、今回のトークイベント企画と成りました。聞き手は、現場で長年取材者として活躍され、いまは東工大でメディア論を研究・教えられている柳瀬博一さん。
伊藤さんの「特殊」な経験や身体に、柳瀬さんの舌鋒が切り込んでいく貴重な機会です。
お楽しみに!
【出演者プロフィール】
伊藤祐靖(いとう・すけやす)
1964年、東京都に生まれ、茨城県で育つ。日本体育大学から海上自衛隊へ入隊。防衛大学校指導教官、護衛艦「たちかぜ」砲術長を経て、「みょうこう」航海長在任中の1999年に能登半島沖不審船事案に遭遇した。これをきっかけに全自衛隊初の特殊部隊である海上自衛隊「特別警備隊」の創設に携わった。2007年、2等海佐の42歳のときに退官。後にフィリピンのミンダナオ島で自らの技術を磨き直し、2018年6月現在は各国の警察、軍隊への指導で世界を巡る。国内では、警備会社等のアドバイザーを務めるかたわら私塾を開き、現役自衛官らに自らの知識、技術、経験を伝えている。小説のモデルになることが多く、また著作に『とっさのときにすぐ護れる 女性のための護身術』『国のために死ねるか 自衛隊「特殊部隊」創設者の思想と行動』『自衛隊失格 私が「特殊部隊」を去った理由』などがある。
柳瀬博一(やなせ・ひろいち)
東京工業大学メディア論教授。1964年、静岡県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。88年日経マグロウヒル社(現在の日経BP社)入社。日経ビジネス編集部、新媒体開発などを経て、出版局で単行本編集。日経ビジネスオンラインの連載立ち上げに関わったのち、日経ビジネス・日経ビジネスオンラインのプロデューサーとして企画広告を制作。2018年4月より現職。編集担当書籍に『小倉昌男 経営学』『矢沢永吉 アー・ユー・ハッピー?』『養老孟司のデジタル昆虫図鑑』『日本美術応援団』『社長失格』『流行人類学クロニクル』『池上彰の教養のススメ』など多数。共著書に『インターネットが普及したら、ぼくたちが原始人に戻っちゃったわけ』(晶文社)、『「奇跡の自然」の守りかた』(筑摩書店)、『混ぜる教育』(日経BP社)。「文化系トークラジオlife」「柳瀬博一Terminal」(共にTBSラジオ)などに出演。現在は、『BIZ&TECH Terminal』(ラジオNIKKEI)、『Abema Prime』(アベマTV)にレギュラー出演。休日はNPO小網代野外活動調整会議の理事として、三浦半島「小網代の谷」の保全活動に従事。
イベントのご予約はこちらから!
※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら
2018/09/28 Fri -
伊藤祐靖×柳瀬博一
「知りたい! 自衛隊のこと、特殊部隊のこと。」
『自衛隊失格 私が「特殊部隊」を去った理由』(新潮社)刊行記念
- 11/21 Thu 吉川公ニ×森真紀×住谷知厚
「伝える広報から伝わる広報へ 広報の心とは何か。」
『広報の心』(理工図書)刊行記念 - 11/22 Fri チョ・イェウン×三宅香帆
「新感覚ホラー小説を通じて見る、日韓の文学現在地」
『カクテル、ラブ、ゾンビ』(かんき出版)刊行記念 - 11/23 Sat 一穂ミチ×高瀬隼子
「これからの恋愛のかたち」
『恋とか愛とかやさしさなら』(小学館)
『新しい恋愛』(講談社)W刊行記念 - 11/24 Sun チョン・ジヘ×原田里美×内沼晋太郎
「好きなことを続けていく方法」
『私的な書店─たったひとりのための本屋─』(葉々社)刊行記念 - 11/25 Mon ソ・イジェ×原田いず×大田ステファニー歓人
「読むことと見ることの間で かつて映画を学んでいた日韓の小説家が語る、世界の切りとり方」
『0%に向かって』(左右社)刊行記念 - 11/28 Thu TaiTan×内沼晋太郎
「『人生を編集する』ってなんだろう」
「EDiT」2025年版手帳発売記念 - 11/29 Fri 金原ひとみ×小川哲×スケザネ
「文学は世界をひっくり返せるか」
新文芸誌『GOAT』(小学館)刊行記念 - 11/30 Sat パク・ヘウル×ファン・モガ×inch magazine
「新たなる韓国SFの世界」
『この星を離れた種族』(inch magazine)『地上適応困難症』W刊行記念 - 11/30 Sat 岡野八代×重田園江
「ちいさなケアのみつけ方 いま改めて考えるケアの倫理」 - 12/01 Sun 宮崎智之×高橋久美子
「美しいエッセイについて」
『平熱のまま、この世界に熱狂したい 増補新版』(筑摩書房)重版記念 - 12/02 Mon 吉本ばなな×又吉直樹×バイク川崎バイク×あわよくばファビアン×ピストジャム
「第一芸人文芸部 俺の推し本。」
第七回公開収録 - 12/04 Wed 小池昌代×三角みづ紀×岡本啓
「わたしたちが放課後によみたい詩 」
『放課後によむ詩集』(理論社)刊行記念 - 12/05 Thu 和嶋慎治×志村つくね
「僕の作詞作法─バンド生活三十五年によせて」
『無情のスキャット 人間椅子・和嶋慎治自選詩集』
(百年舎)刊行記念 - 12/06 Fri
絵津鼓×大原扁理
「Wデビュー10周年記念 漫画家と作家が語る、お金と仕事とこれからのこと」
『IRUKA 3』(forbit)
『シン・ファイヤー』(百万年書房)W刊行記念 - 12/07 Sat 堀元見×水野太貴
「ゆる言語学ラジオ本大賞2024 発表会」 - 12/08 Sun 菊地成孔×相田冬二
「映画を奏でるということ」
『クチから出まかせ』(集英社)
『あなたがいるから』(Bleu et Rose)W刊行記念 - 12/09 Mon 横田増生×平山亜佐子「女と男の潜入取材(化け込み)語り尽くし!」『潜入取材、全手法 調査、記録、ファクトチェック、執筆に訴訟対策まで』(KADOKAWA)重版記念
- 12/10 Tue ー『編むことは力』翻訳刊行記念 ー
佐久間裕美子×super-KIKI
「ものづくり(糸・布・針)から考える持続可能な社会運動」 - 12/12 Thu 池上晴之×ムロケン×ウイリアム・ヘイムス「ザ・ラスト・ワルツ見聞録&ロビー・ロバートソンの実像」『ザ・バンド 来たるべきロック』(左右社)刊行記念
- 12/14 Sat きださおり×梨×松澤茂信×小野寺正人
「What shall we do here? この場所で何するナイト」 - 12/15 Sun 藤田雄介×武田清明×権藤智之
「建具談義 Vol.2:建具と構法・部品・流通」
『建具の手がかり』(学芸出版社)刊行記念 - 12/16 Mon 中川淳一郎×ヨッピー×山崎幸治「2024年『都道府県魅力度ランキング』最下位記念! SAGA語り」
- 12/21 Sat 豊﨑由美×広瀬大志
×小島日和×向坂くじら×張文經
×のもとしゅうへい×故永しほる
×小笠原鳥類×平川綾真智
「現代詩フェスティバル 詩の未来へ」
『カッコよくなきゃ、ポエムじゃない! 萌える現代詩入門』
(思潮社)刊行記念 - 01/09 Thu 鳥羽和久×古賀及子
「子どもと私の“観察”のしかた 」
『「学び」がわからなくなったときに読む本』(あさま社)『好きな食べ物がみつからない』(ポプラ社)W刊行記念 - 01/12 Sun 田中さとみ×藤原安紀子×山本浩貴×佐藤文香
「アニメの予告編を眺めるように/詩を書いている」
『sleeping cloth スリー ピング クロス』(左右社)刊行記念