※本イベントは新型コロナウイルス感染拡大防止のため、リアルタイム配信のみの開催となります。当日ご来店いただいてもイベントをご観覧いただくことはできません。
※本イベントは生配信のみでの開催ですので、録画でご視聴いただくこともできませんのでご注意ください。
2019年秋に創刊した”雑誌感覚で読めるフェミニズム入門ブック”『シモーヌ』。VOL.2では印象派画家のメアリー・カサット(1844-1926)を特集しました。
カサットは生涯独身で画業に専念し、あたらしい女性のイメージを描きました。また、アメリカに印象派を紹介したり、女性参政権運動を支援したりするなど、画業にとどまらず多くの功績を残しましたが、いまだにその知名度は高いとは言えません。
つい最近、公立美術館と新聞社がアイドルを登用してアートの楽しさを再発見するというプロジェクトを立ち上げましたが、芸術の鑑賞に性差を付け、美術館をSNSで「映える」スポットと提案するような企画でした。みなさんはどのように感じましたか?
美術史家のリンダ・ノックリン(1931-2017)が1971年に「Why Have There Been No Great Women Artists?――なぜ女性の大芸術家は現れないのか?」という論文を発表してからもうすぐ50年になります。美術の世界では女性に教育や制作の場が与えられてこなかったという構造的差別を鋭く指摘した彼女のこの問いは、現代でもあらゆる事柄に当てはまるのではないでしょうか?
カサットの作品を通して、ノックリンの問いをみなさんと一緒に考えるイベントにしたいと思っています。是非お気軽にご参加ください!
*Zoomでのイベントですので、当日は「チャット」というボタンから、参加者の皆様からも質問やコメントをお寄せいただくことができます。ぜひ言葉をお寄せください!
[出演者プロフィール]
味岡京子(あじおか・きょうこ)
お茶の水女子大学大学院修了。博士(人文科学)。現在日本女子大学他非常勤講師。専門はフランス近代美術史。フェミニズム美術史。著書に『聖なる芸術』(ブリュッケ)、訳書にタマール・ガーブ『絵筆の姉妹たち』(ブリュッケ)がある。
吉良智子(きら・ともこ)
千葉大学大学院修了。博士(文学)。東洋英和女学院大学他非常勤講師。著書に『戦争と女性画家 もうひとつの「近代」美術』(ブリュッケ、2013年)、『女性画家たちの戦争』(平凡社新書、2015年)。『戦争と女性画家』において女性史青山なを賞受賞。専門は近代日本美術史、ジェンダー史。
相川千尋(あいかわ・ちひろ)
フランス語翻訳者・編集者。訳書にリーヴ・ストロームクヴィスト『禁断の果実 女性の身体と性のタブー』(花伝社)など。フェミニズムについて集まって話すグループ「#猫研」主催。
twitter:@Chichisoze
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[書籍つきチケットのご案内]
配信イベントのため、店頭で書籍をご購入いただけないかたに、
書籍通販つきのチケットも販売いたします。
ご予約いただき次第、順次発送いたします。
B=『シモーヌ』VOL.1のみ
C=『シモーヌ』VOL.2のみ
D=『シモーヌ』VOL.1,2+シモーヌオリジナル特典エコバッグ
※B,Cはスマートレターで発送いたします。
※Dについて、7/10頃までは、書籍は本屋B&Bから、
エコバッグは現代書館から別々に送られます。
7/10以降は、まとめて発送します。
B&Bからはすべてクリックポストで発送します。
※送料は配信チケット費に含まれています。
※書籍つきチケットの販売は当日17時までとなります。
※ご希望のかたには本屋B&B内etc.bookshopでのみ配布しているエトセトラブックスのブックカバーをかけて発送します。
予約時にアンケートで選択ください。
[視聴環境につきまして]
Zoomのウェビナーで視聴いただきます。インターネット接続が可能なPC、スマートフォン、タブレットがあれば、事前の登録やダウンロードなどは不要です。
配信のURLとご案内は、7/22より順次メールでお送りいたします。
イベントのご予約はこちらから!
※原則として払い戻しは出来ませんのでご注意ください
2020/07/26 Sun -
味岡京子×吉良智子×相川千尋
「夏のフェミニズム・アート入門――なぜ女性の大芸術家は現れないのか?」
『シモーヌ』VOL.2(現代書館)刊行記念

- 10/03 Fri 鈴木大介×石田月美×大嶋栄子
「当事者とパートナーにとってのより良い支援のために 」
『好きで一緒になったから』(晶文社)刊行記念 - 10/04 Sat 笹公人×天久聖一
「短歌はじめて物語」
『念力物語』(笠間書院)刊行記念 - 10/07 Tue ワクサカソウヘイ×男性ブランコ平井まさあき
「旅ってなんだろう?」
新文芸誌『GOAT meets』(小学館)重版記念 - 10/08 Wed 田中俊行×三鹿灯
「呪物コレクター田中俊行の最新呪物とその奇妙な生活」
『呪物蒐集録 Ⅱ』
『ぼくと呪物の奇妙な生活 闇の契約編』(竹書房)W刊行記念 - 10/09 Thu 國友公司×室橋裕和
「一人旅の流儀」
『ワイルドサイド漂流記 歌舞伎町・西成・インド・その他の街』(文藝春秋)刊行記念 - 10/11 Sat 高妍(Gao Yan)×菅原慎一
「あと何回、満月を見られるだろう」
高妍 Gao Yan ドローイング展『滿月』
at BONUS TRACK GALLERY 2 開催記念 - 10/12 Sun 川添愛×スケザネ
「“パンチライン”の見つけ方/愛で方」
『パンチラインの言語学』(朝日新聞出版)刊行記念 - 10/13 Mon 坂口涼太郎×タケト×銀シャリ鰻和弘×バイク川崎バイク×あわよくばファビアン×ピストジャム
「第一芸人文芸部 俺の推し本。」(BSよしもと)
第16回公開収録 - 10/15 Wed 森見登美彦×照山朋代
「ちょっと変わった本をつくっているので制作風景をお届け&森見さんの最近の徒然」
『宝島』(ミモザブックス)刊行決定記念 - 10/18 Sat 杉田俊介×頭木弘樹
「〈痛み〉を理解するための言葉」
『鬱病日記』(晶文社)
『痛いところから見えるもの』(文藝春秋)W刊行記念 - 10/19 Sun フィクショネス 文学の教室
『侍女の物語』を2ヶ月かけてじっくりと読む - 10/21 Tue 香山哲
「9/2サイン会・10/21トークイベント」
『スノードーム』(生きのびるブックス)刊行記念 - 10/25 Sat 鄭執×関根謙
「物語は変容する~中国東北マジックリアリズムの世界と青春文学」
『ハリネズミ・モンテカルロ食人記・森の中の林』(アストラハウス)第11回日本翻訳大賞受賞記念 - 10/27 Mon 花田優一×小林邦宏×原カントくん
「旅するカルチャートーク『たびかるジャンクション』公開収録」 - 10/29 Wed 高橋國光×マンスーン×吉田棒一
「平成インターネットと令和文学」
新文芸誌『GOAT meets』(小学館)重版記念 - 10/30 Thu 志良堂正史×古田雄介
「小さな歴史を書くこと、読むこと」
『他人の手帳は「密」の味: 禁断の読書論』(小学館)刊行記念 - 10/31 Fri 宮部浩幸×加藤耕一
「リレーとしての建築を語る」
『リレーとしての建築 リノベーションの実践と思想』(学芸出版社)刊行記念 - 11/01 Sat 齋藤陽道×春日晴樹×天沼陽子×橋本一郎
「石神井ろう学校のハルとはるが語る、ろう者の世界。」
『つながりのことば学』(NHK出版)
『はるの空と風』(ジアース教育新社)W刊行記念 - 11/10 Mon 中前結花×古賀史健
「書き手は“休まず、毎日書き続ける”しかないのか?」
『ミシンは触らないの』(hayaoki books)刊行記念 - 11/15 Sat 細馬宏通×ヤマダトモコ×宮本大人
「マンガはうたう 声にむずむずする身体」
『マンガはうたう』(青土社)刊行記念 - 11/18 Tue 栗原康×角幡唯介
「探検としてのアナキズム」
『アナキズムQ&A』(筑摩書房)『43歳頂点論』(新潮社)W刊行記念 - 11/22 Sat 高橋久美子×アフロ
「音と言葉の響き合うところ」
『いい音がする文章』(ダイヤモンド社)
『東京失格』(実業之日本社)W刊行記念 - 11/30 Sun ひろたあきら×みきちゃん(ぽるぽるふぁみりー)
「絵本つくっちゃった!」
『おとしちゃったぞう』(303BOOKS)刊行記念 - 12/20 Sat 第94回「読んでいいとも!ガイブンの輪
年末特別企画
オレたち外文リーガーの自信の1球と来年の隠し球 vol.14