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篠原雅武×能作文徳
「惑星の時代(planetary age)における哲学と建築」
『「人間以後」の哲学』(講談社)
『野生のエディフィス』(LIXIL出版)W刊行記念

篠原雅武×能作文徳
「惑星の時代(planetary age)における哲学と建築」
『「人間以後」の哲学』(講談社)
『野生のエディフィス』(LIXIL出版)W刊行記念

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※本イベントはリアルタイム配信とアーカイブ視聴(2週間)でご参加いただけるイベントです。
詳細につきましてはページ下部をご確認ください。

 

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昨年の夏、哲学者・篠原雅武さんの著書『「人間以後」の哲学』が発売されました。

 

同書は、近年日本語への翻訳が相次いでいる、カンタン・メイヤスー(1967年生)、ティモシー・モートン(1968年生)、グレアム・ハーマン(1968年生)といった1960年代生まれの哲学者たちを簡便に紹介しつつ、その思想を正面から検討し、日本の状況と照らし合わせる中で、これから先の世界と人間をめぐるさまざまな問いに答える方法を提示する一冊です。

 

そして、今年の2月、建築家・能作文徳さんの新刊『野生のエディフィス』が発売されました。

 

同書は、土地やその歴史、素材や資源、住宅産業や社会制度、人々の生活のあり方など、より広範囲の設計与件を取り込みながら、新しい生態系としての建築の実現を志向する能作さんの、大きなスケールとこまやかな思考を16章に盛り込んだ、21世紀の建築が臨むべき体系を示す一冊です。

 

この二冊の刊行を記念して、トークイベントを開催します。

 

ここからは、篠原さんご自身によるテキストを引用します。

 

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2020年10月に発表されたコラム(「パンデミックの時代なのか?」)でディペッシュ・チャクラバルティも述べているように、2020年に始まったコロナウイルスパンデミック以後、私たちは「惑星の時代」を生きるようになるだろう(https://critinq.wordpress.com/2020/10/16/an-era-of-pandemics-what-is-global-and-what-is-planetary-about-covid-19/)。

 

人間世界と自然世界が相互的浸透する状況で、私たちの生活は、海面上昇や巨大台風、ウイルスといった存在に、いかんともしがたく影響されてしまう。それは、不安定で脆い状況である。

 

私たちは、この時代をどう考えたらいいのか、そこで可能な居住形態は何かといったことを、問われるようになるだろう。人間の存在条件についての考察を、人間世界の外部に広がる惑星的領域にまで広げていくとしたら、どのようなことが言えるだろうか。

 

このイベントでは、『「人間以後」の哲学』および『野生のエディフィス』を、惑星の時代を考えるための起点と捉えるとしたら、どのような読解が可能になるかを著者二人の対話の中で明らかにしてみたい。

 

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【出演者プロフィール】
篠原雅武(しのはら・まさたけ)
1975年生まれ。京都大学総合人間学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・環境学)。現在、京都大学大学院総合生存学館特定准教授。主な関心領域は、現代哲学、環境人文学、建築、現代アート。主な著書として、『複数性のエコロジー』(以文社、2016年)、『人新世の哲学』(人文書院、2018年)、『「人間以後」の哲学』(講談社選書メチエ、2020年)。主な翻訳書として『社会の新たな哲学』(マヌエル・デランダ著、人文書院、2015年)、『自然なきエコロジー』(ティモシー・モートン著、以文社、2018年)。

 

能作文徳(のうさく・ふみのり)
1982年生まれ。建築家。東京電機大学准教授。東京工業大学建築学専攻博士課程修了。博士(工学)。建築作品に「高岡のゲストハウス」2016年)、「西大井のあな」2017年~)他、著書に『WindowScape 窓のふるまい学』(共著、フィルムアート社、2010年)、『Cosmo-Eggs|宇宙の卵-コレクティブ以後のアート』(共著、torch press、2020年)、『野生のエディフィス』(LIXIL出版、2021年)他。

 
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出演者篠原雅武
能作文徳

出版社講談社
LIXIL出版

開催日時19:00~21:00

開催場所リアルタイム配信

入場料■配信参加 1,500yen(税別)
■配信参加+書籍(『「人間以後」の哲学』)1,500yen+1,800yen(税別)送料込
■配信参加+書籍(『野生のエディフィス』) 1,500yen+1,800yen(税別)送料込
■配信参加+書籍(『「人間以後」の哲学』)+書籍(『野生のエディフィス』)1,500yen+1,800yen+1,800yen(税別)+送料520yen