※本イベントはリアルタイム配信と見逃し配信(2週間)でご参加いただけるイベントです。
詳細につきましてはページ下部をご確認ください。
7月、教育学者の末冨芳さんと社会福祉学者の桜井啓太さんの共著『子育て罰 「親子に冷たい日本」を変えるには』が刊行されました。
「子育て罰」とは、社会のあらゆる場面で、子育てすること自体に罰を与えるかのような政治、制度、社会慣行、人びとの意識のこと。
少子高齢化が加速する日本において、出生数の回復が急務であるにもかかわらず、日本は先進諸国に比して家族関連社会支出が極端に少なくなっています。
子育て世帯に教育・福祉での手厚い「ボーナス」を与えるどころか、金銭的にも社会的にも「罰」を与える政策により、日本の少子化対策は完全に失敗したと言えます。
同書は「子育て罰」を「社会のあらゆる場面で、まるで子育てすること自体に罰を与えるかのような政治、制度、社会慣行、人びとの意識」と定義した上で、日本から「子育て罰」をなくし、再び「親子にやさしい国」にするための方策を論じた一冊です。
この刊行を記念して、トークイベントを開催します。
出演は著者の末冨さん、ゲストに特定非営利活動法人キッズドア理事長である渡辺由美子さんをお迎えします。
子どもと親、とくにひとり親に冷たく厳しい日本の政治と社会は、現在、コロナ禍で子どもの貧困の深刻化を招いています。
子どもの貧困問題こそもっとも深刻な「子育て罰」であると論じる教育学者で本書の主著者の末冨さんと、子どもの貧困対策をけん引してきた特定非営利活動法人キッズドア代表の渡辺由美子さんが、日本から子育て罰、子どもの貧困、教育格差をなくし、「親子にやさしい国」への道を考えます。
ともに内閣府・子供の貧困対策に関する有識者会議委員として、政府の動向にも詳しい二人の考える、衆議院選挙の争点も必見です。
子育て中の方も、教育問題に興味のある方も、もちろんお二人のファンもぜひご参加ください。
【出演者プロフィール】
末冨芳(すえとみ・かおり)
1974年、山口県生まれ。京都大学教育学部卒業。同大学院教育学博士課程単位取得退学。博士(学術・神戸大学大学院)。現在、日本大学文理学部教授。内閣府子供の貧困対策に関する有識者会議構成員、文部科学省中央教育審議会委員等を歴任。専門は教育行政学、教育財政学。著書に『教育費の政治経済学』(勁草書房)などがある。
渡辺由美子(わたなべ・ゆみこ)
特定非営利活動法人キッズドア理事長。千葉大学工学部卒。大手百貨店、出版社を経てフリーのマーケティングプランナーに。配偶者の転勤に伴い1年間英国で生活し「社会全体で子どもを育てる」ことを体験。2007年にキッズドアを立ち上げる。内閣府子供の貧困対策に関する有識者会議構成員等を歴任。著書に『子どもの貧困 未来へつなぐためにできること』(水曜社)がある。
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