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江原由美子さんの『ジェンダー秩序 新装版』が、勁草書房より8月27日に発売されました。
『ジェンダー秩序』は、社会的文化的な〈男らしさ〉〈女らしさ〉を意味する「ジェンダー」が、いかに社会秩序のなかに構造化され、個々人のミクロな日常的実践によって再生産されているのか、そのメカニズムを解き明かす江原さんのジェンダー理論の集大成です。このたび新装版として20年ぶりの登場です。
本書新装版の刊行を記念して、小宮友根さんをゲストにお迎えし、著者の江原さんとの対談イベントを開催します。
小宮さんは、江原さんの下で社会学・ジェンダー論を研究され、現在はジェンダー研究の第一線で活躍されています。小宮さんは学生時代に本書をどのように読まれたのでしょうか。また、初版刊行から20年を経て、ジェンダー理論をめぐる日本の状況はどう変わり・変わらないのか、小宮さんからの忌憚ない質問を出発点に、江原さんとともに『ジェンダー秩序』で描かれた議論を掘り下げ、その意義を読み解きます。
直接お話されるのは「本当に久しぶり」というお二人。またとないジェンダー対話を、ぜひご覧ください。
【出演者プロフィール】
江原由美子 (えはら・ゆみこ)
1952年、神奈川県生まれ。東京都立大学名誉教授。ジェンダー研究・フェミニズム理論の第一人者。1979年東京大学大学院社会学研究科博士課程中退、同年より、東京都立大学人文学部助手に。東京都立大学人文学部助教授・教授を経て、2005年より首都大学東京都市教養学部教授。2017年から2021年まで横浜国立大学大学院イノベーション研究院教授。主著に『生活世界の社会学』『女性解放という思想』『装置としての性支配』『フェミニズムのパラドックス』『自己決定権とジェンダー』、編著に『フェミニズム論争』『フェミニズムの主張』『フェミニズムの主張』2〜4ほか多数。
小宮友根(こみや・ともね)
1977年、神奈川県生まれ。東北学院大学准教授。早稲田大学教育学部卒業、東京都立大学大学院社会科学研究科社会学専攻博士課程修了。博士(社会学)。専門は社会学(エスノメソドロジー/会話分析、ジェンダー論、理論社会学)。主著に『実践の中のジェンダー―法システムの社会学的記述』(2011年、新曜社)、編著に『概念分析の社会学2』(2016年、ナカニシヤ書店)のほか論文多数。
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