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『服のはなし 着たり、縫ったり、考えたり』(岩波書店)の刊行を記念し、著者で京都新聞記者の行司千絵さんと、本にも登場する北京五輪銀メダリストの朝原宣治さんを迎えるトークイベントを開催します。
著者の行司さんは新聞記者をしながら、独学で洋裁を習得し、たくさんの人に服を作ってきました。
服を着ることって、なんだろう。おしゃれをするって、どんな意味があるのだろう。行司さんは服作りを通して悩み考えてきたことを、昭和から令和にかけての服職の歴史をたどりながら、『服のはなし 着たり、縫ったり、考えたり』でつづりました。
今回は日本陸上界の第一人者、朝原宣治さんをゲストにお迎えし、スポーツ選手としてウェアについて考えてきたことや、おしゃれで知られる朝原さんの日々のファッションのこだわりについて、うかがいます。つくり手としても新聞記者としても、衣服について知見豊富な行司さんが探る、身体のパフォーマンスについて思索と実践を極めた朝原さんの、服のはなし。どうぞ、ご期待ください。
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【出演者プロフィール】
行司千絵(ぎょうじ・ちえ)
1970年生まれ。奈良県出身。同志社女子大学学芸学部英文学科卒。京都新聞社で記者をしながら、独学で洋裁を習得。国内外の旅先などで買い集めた布やボタンを使い、自身の普段着や母、友人・知人の服を縫う。これまで3~91歳の80人余に290着の服を作った。個展に「母と私の服」(西宮阪急)「おうちのふく」(フォイルギャラリー)「まだ見ぬあなたに作った服」(誠光社)など、著書に『おうちのふく』(FOIL)など。
朝原宣治(あさはら・のぶはる)
1972年生まれ、兵庫県出身。高校時代から陸上競技に本格的に取り組み、走り幅跳び選手としてインターハイ優勝。大学では国体100mで10秒19の日本記録樹立。大学卒業後、大阪ガス株式会社に入社、ドイツへ陸上留学。初出場のアトランタオリンピックの100mで28年ぶりに準決勝進出。自身4度目となる2008年北京オリンピックの4×100mリレーでは、アンカーとして銀メダルを獲得。同年9月に競技生活引退(36歳)。世界陸上には6回出場。2019年には、第 21 回アジアマスターズ陸上競技選手権の4×100mリレーに出場し、世界新記録を樹立した。陸上競技クラブ「NOBY T&F CLUB」を主宰し、次世代育成にも尽力している。妻は、元アーティスティックスイミング選手の奥野史子さん。
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