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画家として近年幅広い活躍を見せる益村千鶴さんによる画集『FRUCTUS』の刊行を記念し、益村さんと映像人類学者の川瀬慈さんが、イメージの胚胎をテーマにした対話を行います。
特に、本画集にとりあげられた益村さんの作品の制作についての話題に立脚しつつ、イメージが生み出され、世界に解き放たれ、また様々なイメージを喚起していく過程について自由に語り合う一夜。
分野は違えど、それぞれにイメージとの対話を続けてきた二人が紡ぐ言葉とは。ぜひお楽しみに。
【出演者プロフィール】
益村千鶴(ますむら・ちづる)
1972年 ⼭⼝県⽣まれ
1993年 ⽐治⼭⼥⼦短期⼤学美術科卒業
2009年「選抜奨励展」/ 損保ジャパン東郷⻘児美術館
2014年 2018年「前⽥寛治⼤賞展」/ ⽇本橋⾼島屋・倉吉博物館
2019年 個展「アートフェア東京」/東京国際フォーラム
個展やグループ展·国内外のアートフェアに多数参加
サウンドジャケット·TVCM·書籍装丁などに作品が使⽤され幅広い活躍を⾒せる
幼少から絵画を描きはじめ、当時目にした西洋の古典絵画やシュールレアリズムへの憧憬から現在の独自な作風を確立
低彩度の繊細な色調で美しく切り取られた構図、静謐で洗練された独特の世界観を表現する
古典絵画の普遍性 と、現在を生きる人々の経験や感情の痛覚をも併せ纏い、絶妙な均衡で成立させた作品を生み出す画家
川瀬慈(かわせ・いつし)
1977年、岐阜県生まれ。映像人類学者。国立民族学博物館准教授。人類学、シネマ、アート、文学の交差点から詩、小説、写真、映像、音等を用いた話法を探究。著書に『ストリートの精霊たち』(世界思想社、2018年)、『エチオピア高原の吟遊詩人うたに生きる者たち』(音楽之友社、2020年)、『叡知の鳥』(Tombac/インスクリプト、2021年)、『あふりこーフィクションの重奏/遍在するアフリカ』(編著、新曜社、2019年)など。http://www.itsushikawase.com/japanese/
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