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【FAIR】11/12〜12/11開催 菅原敏「詩と旅と珈琲と」『珈琲夜船』(雷鳥社)刊行記念フェア

【FAIR】11/12〜12/11開催 菅原敏「詩と旅と珈琲と」『珈琲夜船』(雷鳥社)刊行記念フェア

欧米やロシアでの海外公演、毎夜一編の詩を街に注ぐラジオ番組「at home QUIET POETRY」(J-WAVE)、 〈mitosaya 薬草園蒸留所〉と共同制作した燃やすとレモンの香る詩集『果実は空に投げ たくさんの星をつくること』など幅広い表現活動を続けてきた詩人・菅原敏さんの待望の新刊は、珈琲を片手に、 見知らぬ夜の旅に出る “小舟” としての詩集『珈琲夜船』。

その刊行を記念して、菅原敏さんによる選書フェア「詩と旅と珈琲と」を開催します。

暮らしの中で不意に足をとられて溺れてしまいそうなとき。てんとう虫を乗せた笹の小舟のように、自分のことをひととき救い出してくれたのは、たいてい一冊の本だった。それらは葉っぱの小舟のこともあれば、筏やカヌー、遊覧船、一本の丸太のときもあった。たどり着いた見知らぬ夜の岸辺で、深く息を吸い込んで、遠くまできたことを知る。
自分にとって今回選んだ本たちがそうであったように、この本がいつか誰かの小舟のようなものになったら嬉しいです。
『珈琲夜船』刊行記念フェア《詩と旅と珈琲と》、お楽しみいただけますように。
菅原敏

『珈琲夜船』に収録された「タンザニア」という詩は、2017年に本屋B&Bで提供していた、一篇の詩を添えた季節限定コーヒー「秋のブレンド’17」の為に書き下ろして頂いた作品でもあります。

フェアでは、『珈琲夜船』の航海図を眺めるような、詩と旅と珈琲の世界が広がっています。ぜひ、店内でコーヒーを片手にお楽しみください。

※期間中『珈琲夜船』をお買い上げの方に先着で、特典ポストカード(活版印刷した2編の詩、写真家かじおかみほさんの写真、全3種)を一枚配布します。

書籍情報

『珈琲夜船』菅原敏(雷鳥社)

皿にこぼれ落ちた黒を飲み干せ 祈るよりも歌え 
その波に飲み込まれ 深い底に沈む前に

菅原敏、待望の第4作は珈琲を片手に、見知らぬ夜の旅に出る“小舟”としての詩集。
コーヒーの葉を思わせるグリーンの装丁をひらき、頁をめくれば、漆黒の海を一艘の船が漕ぎ出し、どこか懐かしい情景が浮かぶ。詩集には、2019年にフランスのナダール賞を受賞した写真家・かじおかみほによる、遠い記憶の断片のような白黒写真が挟み込まれる。《タンザニア》《コロンビア》などの珈琲豆の産地を冠した詩、スターバックスWEB連載「A Cup of Poem」からの詩ほか、全31編を収録。あとがきには文芸誌『群像』にて発表されたエッセイに加筆修正した「珊瑚と珈琲」を掲載。

著:菅原敏
写真:かじおかみほ
装幀:山口信博+玉井一平
仕様:上製、B6変形(180×128mm)、100ページ
価格:2,000円+税
発売日:2024年11月7日
版元:雷鳥社

Infomaition

【FAIR】11/12〜12/11開催 菅原敏「詩と旅と珈琲と」『珈琲夜船』(雷鳥社)刊行記念フェア
会期:11/12(火)〜12/11(水)
場所:本屋B&B店頭
営業時間:イベント開催の都合で日々変動がございますのでこちらのページでご確認ください。

アーティストプロフィール
菅原敏(すがわら・びん)
詩人。2011年、アメリカの出版社PRE/POSTより詩集『裸でベランダ/ウサギと女たち』をリリース。以降、執筆活動を軸にラジオでの朗読や歌詞提供、欧米やロシアでの海外公演など幅広く詩を表現。近著に『かのひと 超訳世界恋愛詩集』(東京新聞)、『季節を脱いで ふたりは潜る』(雷鳥社)。東京藝術大学 非常勤講師
https://www.instagram.com/sugawarabin/