※4月8日(水)更新
本イベントは新型コロナウイルス感染防止のため、当初予定しておりました店舗での開催は中止とし、インターネットを通じた生配信での開催に変更といたしました。急な変更となりお客様にはご迷惑をおかけしております。当日ご来店いたいてもイベントをご観覧いただくことはできませんので、ご注意ください。
◎すでにチケットをご購入されたみなさまへ
イベントの配信が決定した場合、ご購入いただいたかたはご自宅や職場など、好きな場所でイベントを楽しんでいただけます。
詳細はお申し込みいただいたチケットサイトを通じてご連絡いたします。
また、チケットに含まれている1ドリンク代につきましては、今後、B&Bにいらしていただいた際に、イベントの開催日とお名前をおっしゃっていただければ、一杯分をご提供させていただきます。
キャンセルをご希望の方は、こちらのフォームよりご連絡ください。全額を返金させていただきます。
◎これからチケットをご購入されるみなさまへ
本イベントのチケット販売ページから、ドリンク代を除いた1500円+税での配信チケットをお買い求めをいただけます。
普段のイベントと違う形になってしまうこと、たいへん心苦しく思いますが、このような事態で、通常のイベント開催ができなくなった当店にとって、なるべくたくさんの方にお楽しみいただければと考えております。
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激動の中にあってもその独自の道、美学を書き続けた谷崎潤一郎。
今回の文学の教室は、そんな谷崎の代表作の一つである『細雪』を取り上げます。
三度映画化され、2018年には平成細雪としてドラマ化もされた本作の魅力を探る3ヶ月になります。
フィクショネス×本屋B&B「文学の教室」は、1つの作品、1つの国や時代、1人の作家などに焦点を絞り、複数回に分けて、さまざまな視点で読み解く講座です。ホストは2014年7月に惜しまれつつ閉店した下北沢の書店「フィクショネス」の店主であり、作家の藤谷治さんにつとめていただきます。
それぞれ独立した回ですので、単発のみの参加でもお楽しみいただけます。また読了をされていなくても参加できます。
ずっと読みたかったけどなかなかきっかけがなかったという方や、かつて手に取ってみたけれどうまく読み進められなかったという方など、この機会にぜひご参加ください!
また、感想文や書評などを持参すれば、藤谷さんご本人からコメントもいただけます。物書きを目指す方にとっては、藤谷さんが語る創作上の技術や姿勢が創作の手引になることでしょう。
藤谷さんからもコメントが届いています!
4月からの「フィクショネス文学の教室」は、B&B移転後初にふさわしく、谷崎潤一郎の『細雪』を読んでいきます。
『細雪』は、明治から昭和に至る文学の最高峰と言っていい作品です。
さらにこれは、谷崎が『源氏物語』現代語訳という大きな仕事を、自作に反映したという意味で、日本文学総体の到達点と言っても過言ではありません。
それに加えて、この小説は太平洋戦争以前と以後を通じて書き継がれ、その時局のために執筆に苦難を要した作品でもあります。
これらを考えると、『細雪』は、こんにち最も読むに値する日本文学だと、僕は思います。
にもかかわらず、この小説に気負ったところ、切迫したもの、抵抗や建設を提言するようなところは、まるでありません。
懐旧の念に満ちた、古風な小説でありながら、21世紀の日本文学に新しい可能性を示しているとさえ、僕には見えます。
何より、素晴らしく魅力的な小説です。皆さんと一緒に読んでいけることを、楽しみにしています。
答え合わせではなく「文学」について考えるきっかけとなる「文学の教室」。
どうぞお気軽にご参加ください。
【学割プラン】
3回の通し券:1500円+税(毎回1drink付き)
高校生以下の方がドリンク代のみで参加が可能なお得なチケット。
数に限りがありますので、お申し込みはお早めに!
※初回参加時に学生証を確認させていただきます。
忘れずお持ちください。
【プロフィール】
藤谷治(ふじたに・おさむ)
作家。1963年東京都出身。1998年から2014年までに東京の下北沢にセレクト・本屋「フィクショネス」を経営。また書店経営のかたわら創作を続け、2003年に『アンダンテ・モッツァレラ・チーズ』(小学館)で作家デビュー。近著に『小説は君のためにある』(筑摩書房)、『燃えよ、あんず』(小学館)、『猫がかわいくなかったら』(中央公論新社)がある。
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