犯人はプログラマー、探偵もプログラマー……情報社会の最先端で、過酷な日常を生きるエンジニア(IT技術者)たちの、ブラック&リアルなミステリー『裏切りのプログラム ハッカー探偵鹿敷堂桂馬』。が8月27日に発売されます。同作は、第23回松本清張賞の最終候補作となり、激論の末、2度の決選投票で敗れた作品。
「働くひとたちへの熱い応援の気持ちと、社会やシステムへの疑問と怒りが作品にこめられていて、とても胸打たれた」(三浦しをん氏)、「じつに刺激的だった。理系ブラック社会のありようがリアルに描かれている」(角田光代氏)など、作家の方々からも熱いコメントが寄せられています。
著者である柳井政和さんは、2001年オンラインソフト大賞に入賞したフリーソフト「めもりーくりーなー」の開発者でもあり、プログラミングの教則本の執筆も多数。プログラマーのかたわら、12年で50作の小説投稿を続けた不屈の「プログラム力」の秘密とは?
ゲストとして、旧知の友人であり、ボードゲーム仲間でもある、作家の海猫沢めろんさんが登場。
ゲームデザイナーの経験もあり、近著『明日、機械がヒトになる ルポ最新科学』で数多くの科学者にインタビューをした海猫沢さん。
柳井さんと、独特の感性で生きる「プログラマー」「エンジニア」という人種、プログラミングと小説創作の類似点など、ミステリの新たな世界を探ります。
【出演者プロフィール】
柳井政和(やない・まさかず)
1975年福岡県北九州市生まれ。97年熊本大学理学部生物科学科卒業。ゲーム会社勤務を経て、現在クロノス・クラウン合同会社代表社員として、ゲームやアプリケーションの開発、プログラミング系技術書や記事の執筆をおこなう。著書に『マンガでわかるJavaScript』『プログラマのためのコードパズル~JavaScriptで挑むコードゴルフとアルゴリズム』など、技術書の著書多数。2016年8月『裏切りのプログラム ハッカー探偵 鹿敷堂桂馬』で小説家デビュー。
海猫沢めろん(うみねこざわ・めろん)
大阪府生まれ。日生学園第三高等学校卒業後、溶接工やホストなど様々な経験を経て、DTPデザイナーとして活動後、自ら開発したゲームソフトを元に小説化した『左巻キ式ラストリゾート』でデビュー。異様な内容が口コミでひろがりカルト的人気を得る。他著作に『ニコニコ時給800円』『愛についてのかんじ』、近作に『明日、機械がヒトになる ルポ最新科学』『夏の方舟』など。
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2016/08/28 Sun -
柳井政和×海猫沢めろん
「プログラムを書く、小説を書く」
『裏切りのプログラム ~ハッカー探偵 鹿敷堂桂馬~』刊行記念
- 10/13 Mon 坂口涼太郎×タケト×銀シャリ鰻和弘×バイク川崎バイク×あわよくばファビアン×ピストジャム
「第一芸人文芸部 俺の推し本。」(BSよしもと)
第16回公開収録 - 10/15 Wed 森見登美彦×照山朋代
「ちょっと変わった本をつくっているので制作風景をお届け&森見さんの最近の徒然」
『宝島』(ミモザブックス)刊行決定記念 - 10/17 Fri 浦出美緒×ヴィヴィアン佐藤
「“死”と“死の恐怖”とは何か」
『死ぬのが怖くてたまらない。だから、その正体が知りたかった。』(SBクリエイティブ)刊行記念 - 10/18 Sat 杉田俊介×頭木弘樹
「〈痛み〉を理解するための言葉」
『鬱病日記』(晶文社)
『痛いところから見えるもの』(文藝春秋)W刊行記念 - 10/19 Sun フィクショネス 文学の教室
『侍女の物語』を2ヶ月かけてじっくりと読む - 10/19 Sun 読書会
水上文さんと読む松浦理英子「今度は異性愛」 - 10/21 Tue 香山哲
「9/2サイン会・10/21トークイベント」
『スノードーム』(生きのびるブックス)刊行記念 - 10/23 Thu 鳥羽和久×滝口悠生
「子どもといて、子どもを書き、子どもになること」
『それがやさしさじゃ困る』(赤々舎)『光る夏』(晶文社)『たのしい保育園』(河出書房新社)刊行記念 - 10/25 Sat 鄭執×関根謙
「物語は変容する~中国東北マジックリアリズムの世界と青春文学」
『ハリネズミ・モンテカルロ食人記・森の中の林』(アストラハウス)第11回日本翻訳大賞受賞記念 - 10/26 Sun 加藤泉×牧信太郎
「加藤泉の制作と生活ーー特集後記的雑談」
『美術手帖 2025年10号・特集「加藤泉」』(美術出版社)刊行記念 - 10/27 Mon 花田優一×小林邦宏×原カントくん
「旅するカルチャートーク『たびかるジャンクション』公開収録」 - 10/29 Wed 高橋國光×マンスーン×吉田棒一
「平成インターネットと令和文学」
新文芸誌『GOAT meets』(小学館)重版記念 - 10/30 Thu 志良堂正史×古田雄介
「小さな歴史を書くこと、読むこと」
『他人の手帳は「密」の味: 禁断の読書論』(小学館)刊行記念 - 10/31 Fri 宮部浩幸×加藤耕一
「リレーとしての建築を語る」
『リレーとしての建築 リノベーションの実践と思想』(学芸出版社)刊行記念 - 11/01 Sat 齋藤陽道×春日晴樹×天沼陽子×橋本一郎
「石神井ろう学校のハルとはるが語る、ろう者の世界。」
『つながりのことば学』(NHK出版)
『はるの空と風』(ジアース教育新社)W刊行記念 - 11/03 Mon 竹端寛×ジェーン・スー
「ケアするってどういうこと?」
『福祉は誰のため?』(筑摩書房)
『介護未満の父に起きたこと』(新潮社)W刊行記念 - 11/04 Tue 田中輝美×木下斉×日野昌暢
「"地方創生"を問い直す! 関係人口と稼ぐまちの理論家が語る、持続可能な地域モデルとは」
『関係人口の時代』(中央公論新社)刊行記念 - 11/07 Fri 俵万智×小川公代×スケザネ
「言葉が救いになるとき」
『ゆっくり歩く』(医学書院)刊行記念 - 11/08 Sat ライセンス藤原一裕×フルーツポンチ村上健志×赤嶺総理×ゲスト×あわよくばファビアン×ピストジャム
「第一芸人文芸部 俺の推し本。」(BSよしもと)
第17回公開収録 - 11/10 Mon 中前結花×古賀史健
「書き手は“休まず、毎日書き続ける”しかないのか?」
『ミシンは触らないの』(hayaoki books)刊行記念 - 11/13 Thu 古谷敏×やくみつる
「“ウルトラマンになった男” 60年目の胸の内」
『60年目のスペシウム光線』(小学館)刊行記念 - 11/15 Sat 細馬宏通×ヤマダトモコ×宮本大人
「マンガはうたう 声にむずむずする身体」
『マンガはうたう』(青土社)刊行記念 - 11/17 Mon 絶対に終電を逃さない女×中井治郎
「体力が欲しい! ~虚弱側から見た世界」
『虚弱に生きる』(扶桑社)刊行記念 - 11/18 Tue 栗原康×角幡唯介
「探検としてのアナキズム」
『アナキズムQ&A』(筑摩書房)『43歳頂点論』(新潮社)W刊行記念 - 11/22 Sat 高橋久美子×アフロ
「音と言葉の響き合うところ」
『いい音がする文章』(ダイヤモンド社)
『東京失格』(実業之日本社)W刊行記念 - 11/30 Sun ひろたあきら×みきちゃん(ぽるぽるふぁみりー)
「絵本つくっちゃった!」
『おとしちゃったぞう』(303BOOKS)刊行記念 - 12/01 Mon 島本理生×鈴木涼美×原カントくん
「恋愛で全てを捨てられない私たちVol.2」 - 12/20 Sat 第94回「読んでいいとも!ガイブンの輪
年末特別企画
オレたち外文リーガーの自信の1球と来年の隠し球 vol.14