近年、言語表現の手段としても注目が高まっている「詩」。 このたび刊行となった『不在都市』は、8ヶ国語を使用したビジュ アル・ポエトリーや、漫画家・青野春秋氏(「 俺はまだ本気出してないだけ」等)とコラボした漫画詩など、 多様な詩作品を収録。詩、デザイン、装丁を交響させる事で、 多層的な都市の記憶を呼び覚ます、新スタイルの詩集です。
こうした『不在都市』の刊行を記念し、 東京および大阪の二大都市にて、記念イベントを開催いたします。 東京でのゲストは、哲学者の清水高志氏。共著『脱近代宣言』 などで領域を横断する対話を行ってきた氏に、 今詩集の魅力や詩について、お話をお聞きしてまいります。
また、著者の永方佑樹はテキストベースの詩作を行う他にも、 インターメディアの領域で詩を立体的に立ち上げる「立体詩」 を展開する、ヴァーバル・アーティストでもあります。 当日は詩集『不在都市』からの立体詩プログラムとして、 映像詩の上映や、エクスペリメンタル・マルチメディア・ ポエトリーのパフォーマンスを行う予定です。
【出演者】
永方佑樹(ながえ・ゆうき)
詩人。2012年、「詩と思想」新人賞受賞。JR西日本紀勢本線 「きのくにトレイナート」での「車掌さんが読むための詩2017 、2018」など、社会やアートとリンクした活動も行う。 近年はフィンランド、台湾、韓国、 コソボの詩祭に招待されるなど、海外での活動も多い。また、 テキストベースの詩作のみならず、水などの自然物や、 音や映像等のテクノロジーを使用することで、 詩を立体的に立ち上げる「立体詩」パフォーマンスを展開。 米アイオワ大学クリエイティブ・ライティング科や、 ハーバード大学世界文学研究所サマーセミナーin東京大学等での 実施に加え、2018年秋にはフランスにて、「立体詩」 パフォーマンスのソロおよびコラボ公演を行なった。既刊に詩集『 √3』(思潮社2016)等。
清水高志(しみず・たかし)
哲学者。東洋大学総合情報学部教授。 2004年フランスの哲学者ミシェル・セールを論じた『セール、 創造のモナド――ライプニッツから西田まで』でデビュー。 中沢新一氏の激賞を受ける。2010年『来るべき思想史―情報/ モナド/人文知』、2013年『ミシェル・セール―― 普遍学からアクター・ネットワーク論まで』( 紀伊國屋じんぶん大賞27位)、2017年『実在への殺到』( 紀伊國屋じんぶん大賞10位)、共著では『脱近代宣言』( 落合陽一、清水高志、上妻世海)など、 著作活動を続けるいっぽうで、ピエール・レヴィ、ミシェル・ セールなど現代の思想家たちの翻訳も幅広く手がけている。 現在も旺盛な活動を続ける哲学者で文人のミシェル・ セールの研究を主としながら、 ポスト構造主義以後の哲学を独自に模索し、 領域横断的な活動を行っている。
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2019/01/29 Tue -
永方佑樹×清水高志
「不在の痕跡、そのポイエーシス〈詩×哲学〉」
『不在都市』(思潮社)刊行記念
- 04/18 Fri 土佐有明×石川浩司×蔦木俊二
「イカ天とバンドを続けることとあの頃の話」
『イカ天とバンドブーム論』(DU BOOKS)刊行記念 - 04/20 Sun フィクショネス 文学の教室
『金閣寺』『美しい星』を
3ヶ月かけてじっくりと読む - 04/20 Sun 金川晋吾×柴崎友香×小田原のどか
「80年目、爆心地・長崎の写真と言葉」
『祈り/長崎』(書肆九十九)刊行記念 - 04/21 Mon 甲谷 一×佐藤浩二
「プロデザイナーが考える
“ロゴデザイン”のちょっと深い裏話」
『カンタンでちょっぴり深いロゴづくり』
(エムディエヌコーポレーション)刊行記念 - 04/23 Wed 鈴木涼美×紗倉まな×原カントくん
「動物になりきれない、愛しい人間たちの“欲望”」
『ノー・アニマルズ』(ホーム社)刊行記念 - 04/24 Thu 吉見俊哉×辻本達也×嶋浩一郎
「見慣れた景色をひっくり返そう」
『東京裏返し 都心・再開発編』(集英社)
『neoコーキョー 1 勝手にカウント調査をはじめよう』(松谷書房)W刊行記念 - 04/25 Fri とれたてクラブ×ゆっきゅん×潟見陽「こういう物語をずっと待ってた」『なかよしビッチ生活』(エトセトラブックス)刊行記念
- 04/26 Sat 少年アヤ×なま×野口理恵
「なにでもないわたしでいられますように」
『わたくしがYES』『USO 6』『生きる力が湧いてくる』トリプル刊行記念 - 04/27 Sun 中島水緒×高嶋晋一×牧信太郎
「ヒルマ・アフ・クリントをいかに語るのか?」
『美術手帖 2025年4月号・特集「ヒルマ・アフ・クリント」』(美術出版社)刊行記念 - 04/28 Mon 滝音さすけ×ナイチンゲールダンスヤス×チャンス大城×さや香・新山×あわよくばファビアン×ピストジャム
「第一芸人文芸部 俺の推し本。」(BSよしもと)
第11回公開収録 - 04/30 Wed 古舘佑太郎×又吉直樹
「旅と文」
『カトマンズに飛ばされて 旅嫌いな僕のアジア10カ国激闘日記』(幻冬舎)刊行記念 - 05/01 Thu 西森路代×小泉今日子
「代田のふたり 〜日本のドラマを語る夜〜」
『あらがうドラマ 「わたし」とつながる物語』(303BOOKS)刊行記念 - 05/03 Sat 松本弦人×藤城里香×青山秀樹
「日本国憲法サテライト展の話をしませんか」
『日本国憲法展 feat. 黒木コレクション』開催記念 - 05/04 Sun オカヤイヅミ×絶対に終電を逃さない女×宮崎智之×辻本力
「自炊のよろこび、しんどさ、あるいはそのあわいのあれこれ」
『つくって食べる日々の話』(Pヴァイン)刊行記念 - 05/05 Mon 豊﨑由美×松永美穂
第92回「読んでいいとも! ガイブンの輪」 - 05/06 Tue テアトル新宿×田辺・弁慶映画祭実行委員会×松崎まこと
「今年もキタ~!“田辺系”監督&俳優 大集合 田辺・弁慶映画祭セレクション2025前夜祭」 - 05/07 Wed 中沢新一×千谷慧子×三宅陽一郎
「高すぎて見えない〈思想〉の頂きへどう登る?」
『0の裏側』(コトニ社)刊行記念 - 05/08 Thu 村木祐介×谷川嘉浩×細谷潤
「地球を外から眺めると何がいいの? ~宇宙の視点を哲学する」
『宇宙から見る地球』(扶桑社)刊行記念 - 05/10 Sat 青木淳悟×町屋良平
「翻案の可能性をめぐって」
『憧れの世界――翻案小説を書く』(代わりに読む人)刊行記念 - 05/11 Sun 成川彩×四角真理子「私たちが知っている韓国について」『今さら聞けない 現代韓国の超基本』(朝日新聞出版)『折りたたむだけですぐおいしい!らくちん四角キンパ』(自由国民社)W刊行記念
- 05/14 Wed 谷頭和希×大木奈ハル子×岡本拓
「超具体!書くことで食べていくと決めた人のためのライターサバイバル講座」
『ニセコ化するニッポン』(KADOKAWA)刊行記念 - 05/16 Fri ひらいめぐみ×三好愛
「ひらめちゃんとみよしちゃん」
『ひらめちゃん』(百万年書房)刊行記念 - 05/18 Sun ひうらさとる×小川奈緒
「50代からの軽やかな”旅”と”伝え方”」
『58歳、旅の湯かげん いいかげん』
『伝え上手になりたい』(扶桑社)W刊行記念 - 05/23 Fri 大塚ひかり×春画ール
「歴史から悪意の本質を考える 」
『悪意の日本史』(祥伝社)刊行記念 - 05/24 Sat 森本淳生×鈴木亘×藤山直樹
「人文学から見る落語/落語から見る人文学」
『落語と学問する』(水声社)刊行記念 - 05/31 Sat 白石正明×牟田都子
「ケアと校正」
『ケアと編集』(岩波書店)刊行記念