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アフリカやパレスチナなど「戦場」の写真で知られる写真家・亀山亮さんの、4年ぶりとなる写真集『山熊田 YAMAKUMATA』(夕書房)が2月中旬に刊行されます。
舞台は、新潟県と山形県の県境に位置する集落、山熊田。
人口50人足らずのマタギと山焼きのこの村に亀山さんが見たのは、山とともに生きる人々が今も静かに続けている、「生と死」をめぐる原初の生業でした。
一方、長年サバイバル登山を実践、昨年末刊行された初の小説『息子と狩猟に』(新潮社)で生命の根源に迫った服部文祥さんも、「生と死」に向き合い続ける作家です。
ルポライター、山川徹さんは東北出身。震災直後から被災地に通い続け、生と死の間で苦悩する人々に寄り添ったルポを発表しています。山熊田には学生時代から通っており、その暮らしについて写真集にも寄稿しています。
刊行されたばかりの写真集をもとに、写真家、登山家、作家、3つの立場で「生と死」や「山とともに生きる」ことについて、自由に語っていただきます。
亀山亮(かめやま・りょう)
写真家。1976年千葉県生まれ。15歳のときに初めて手にしたカメラで、三里塚闘争を続ける農家の撮影を始める。96年よりメキシコ、チアパス州のサパティスタ民族解放軍(先住民の権利獲得闘争)の支配地域や中南米の紛争地を撮影。2000年、パレスチナ自治区ラマラでインティファーダ(イスラエルの占領政策に対する民衆蜂起)取材中、イスラエル国境警備隊が撃ったゴム弾により左目を失明する。2003年、パレスチナの写真集「INTIFADA」(自費出版)でさがみはら写真新人賞、コニカフォトプレミオ特別賞を受賞。13年、アフリカの紛争地に8年通って発表した『AFRIKA WAR JOURNAL』(リトルモア発売)で第32回土門拳賞を受賞。その他の著書に『DAY OF STORM』(SLANT)、『戦場』(晶文社)など。八丈島在住。
服部文祥(はっとり・ぶんしょう)
登山家。作家。山岳雑誌『岳人』編集者。1969年横浜生まれ。94年東京都立大学フランス文学科卒(ワンダーフォーゲル部)。 オールラウンドに高いレベルで登山を実践し、96年世界第2位の高峰k2(8,611m)登頂。国内では剱岳八ッ峰北面、黒部別山東面などに冬期初登攀が数本ある。 99年から長期山行に装備と食料を極力持ち込まず、食料を現地調達する「サバイバル登山」をはじめる。妻、二男一女と横浜に在住。 著書に、『サバイバル登山家』『狩猟サバイバル』『ツンドラ・サバイバル』(みすず書房)、『増補サバイバル!』(ちくま文庫)、『百年前の山を旅する』(新潮文庫)、 『サバイバル登山入門』『アーバンサバイバル入門』(デコ)、『獲物山』(笠倉出版社)。編著に『狩猟文学マスターピース』(みすず書房)、『富士の山旅』(河出文庫)。
山川徹(やまかわ・とおる)
ルポライター。1977年、山形県生まれ。東北学院大学法学部、國學院大学文学部卒業。大学在学中に『別冊東北学』(作品社)の編集に携わり、山熊田に通い始める。著書に『捕るか護るか?クジラの問題』(技術評論社)、『東北魂 ぼくの震災救援取材日記』(東海教育研究所)、『それでも彼女は生きていく 3・11をきっかけにAV女優となった7人の女の子』(双葉社)など。5月にカルピスを開発した三島海雲の評伝を刊行予定。
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2018/02/12 Mon -
亀山亮×服部文祥×山川徹
「生と死を撮る・書く」
『山熊田 YAMAKUMATA』(夕書房)刊行記念
- 10/03 Thu 松本一弥×及川智洋×青木理×藤森研
「“伝説のジャーナリスト”、外岡秀俊から私たちは何を学ぶべきか」 - 10/04 Fri くどうれいん×古賀及子
「生活にとって日記とはなにか」
『日記の練習』(NHK出版)刊行記念 - 10/07 Mon 松本俊彦×横道誠
「トシとマコトの公開対談ーヘイ、B&B!」
『酒をやめられない文学研究者とタバコをやめられない精神科医が本気で語り明かした依存症の話』(太田出版)刊行記念 - 10/10 Thu しずる村上純×グランジ五明拓弥×銀シャリ橋本直×山井祥子(エレガント人生)×あわよくばファビアン×ピストジャム
「第一芸人文芸部 俺の推し本。」
第六回公開収録 - 10/11 Fri 松本哉×毛利嘉孝×ブレイディみかこ
「マヌケな世界は可能だ」
『世界マヌケ反乱の手引書 増補版』『ストリートの思想 増補新版』(筑摩書房)W刊行記念 - 10/12 Sat 稲垣貴彦×コーラ小林
「日本発、世界に挑むクラフトウイスキーとクラフトコーラ」
『ジャパニーズウイスキー入門 現場から見た熱狂の舞台裏』(KADOKAWA)刊行記念 - 10/13 Sun オーシュラ・カジリューナイテ×クリスティナ・ドンブロフスカ×滝口悠生×永方佑樹
「ポーランド、リトアニア、アイオワ、京都、東京」
京都文学レジデンシー&ヨーロッパ文芸フェスティバル連動企画 - 10/15 Tue 中村隆之×新田啓子×隠岐さや香
「鎖は(本当に)解けたのか?」
『黒人法典』(明石書店)刊行記念 - 10/16 Wed Helsinki Lambda Club×マスダレンゾ
「TEN」
『TEN YEARS AND (STILL) RUNNING』(UK.PROJECT/Hamsterdam Records)刊行記念 - 10/17 Thu 想田和弘×坂手洋二
「映画と演劇とフォトエッセイ
猫のように自由な表現とは
映画監督と劇作家が語る表現の方法」
『猫様』(発行:ホーム社/発売:集英社)刊行記念 - 10/19 Sat 三輪清子×橋本宗樹
「ともにくらす、さとおやこ」
『もしかして となりの親子は里親子⁉』(理工図書)をもとに
「365日のさとおやこ」連動企画 - 10/19 Sat 勅使川原真衣×三宅香帆
「わたしたちが選び・選ばれるときに、本を読むことの意味について」
『働くということ 「能力主義」を超えて』(集英社)刊行記念 - 10/23 Wed 奥浜レイラ×児玉美月×清田隆之
「私たちがもっと自由に生きるために」
映画『ジョイランド わたしの願い』公開記念 - 10/24 Thu 西尾美也×青田麻未
「日常から哲学すること、つくりだすこと」
『装いは内破する』(左右社)
『「ふつうの暮らし」を美学する』(光文社)刊行記念 - 10/30 Wed 阿部幸大×柴田元幸
「柴田ゼミから学術論文へ──読む、訳す、論じる」
『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』(光文社)『英日バイリンガル 現代ゴシック小説の書き方』(研究社)W刊行記念 - 10/31 Thu 【ぼる塾】酒寄希望×田辺智加
「『田辺の和室』出張トーク」
『酒寄さんのぼる塾晴天!』(発行:ヨシモトブックス/発売:ワニブックス)刊行記念 - 11/21 Thu 吉川公ニ×森真紀×住谷知厚
「伝える広報から伝わる広報へ 広報の心とは何か。」
『広報の心』(理工図書)刊行記念 - 11/23 Sat 一穂ミチ×高瀬隼子
「これからの恋愛のかたち」
『恋とか愛とかやさしさなら』(小学館)
『新しい恋愛』(講談社)W刊行記念