「楽しみすぎる。圧倒的先進国、中国。ここから学ばないと次の時代は生き残れないだろう」
こちらは今年(2018年)10月8日、オリエンタルラジオの中田敦彦さんがNewsPicksのアリババ関連の記事に寄せたコメントです。
圧倒的先進国かはさておき、中国は「スゴい」。昨今、日本の現役社会人世代の間では、いつの間にかそんな評価が市民権を得ています。中国発のイノベーションがもてはやされ、なんと今年の夏にはオシャレ雑誌の『Pen』が中国(深セン)特集を組んだほど。
つい5年ほど前まで、ニセモノ商品の氾濫や食品安全問題を揶揄するような「危ない中国」特集が毎週のように週刊誌やワイドショーで取り上げられ、書店では中国経済崩壊論の書籍が大ブームだったのが、ウソみたいな変わりぶりです。
だが、世間でなにかが流行ると、極端な話が出てくるのもいつものこと。実際のところ中国の正体は、「危ない中国」もといトホホで意識の低いB級中国と、「圧倒的先進国」感が漂わなくもないスゴいS級中国のごった混ぜ。日本の隣にそびえる謎の巨人は、怪しい魅力に満ちたリアルサイバーパンクな国なのです。
今年4月に開催して人気を博したイベント「中国B級ニュースはなぜ死んだのか?」の続編として、ジャーナリストで翻訳家の高口康太さん、ルポライターの安田峰俊さん、アジアITライターの山谷剛史さんの中国ライター3人に、神田桂一さんを司会に迎えトークライブをお送りします!
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#B級中国
【出演者プロフィール】
高口康太(たかぐち・こうた)
ジャーナリスト、翻訳家。1976年生まれ。二度の中国留学を経て、中国の経済、社会、文化を専門とするジャーナリストに。雑誌、ウェブメディアに多数の記事を寄稿している。著書に『なぜ、習近平は激怒したのか――人気漫画家が亡命した理由』『現代中国経営者列伝』。
安田峰俊(やすだ・みねとし)
ルポライター、立命館大学人文科学研究所客員研究員。1982年滋賀県生まれ。今年は深センのネトゲ廃人村やカナダの反日グランドマスターを追いかけた『さいはての中国』(小学館新書)、六四天安門事件の経験者に取材したハードルポ『八九六四』(KADOKAWA)を刊行。他の著書に『和僑』『境界の民』(KADOKAWA)、編訳書に『「暗黒・中国」からの脱出』(文春新書)など。
山谷剛史(やまや・たけし)
フリーランスライター。2002年より中国雲南省昆明市を拠点に活動。中国、インド、アセアンのITや消費トレンドをIT系メディア・経済系メディア・トレンド誌などに執筆。メディア出演、講演も行う。著書に『中国のインターネット史 ワールドワイドウェブからの独立』『新しい中国人 ネットで団結する若者たち』など。
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2018/12/09 Sun -
高口康太×安田峰俊×山谷剛史
「B級中国 vs. S級中国 怪しい巨大な隣人を丸裸にする」
- 04/03 Thu 木村祥一郎×藤原隆充
「遠まわりをした老舗家業の働き方」
『ちいさな会社のおおらかな経営』(主婦の友社)刊行記念 - 04/04 Fri 北村浩子×マライ・メントライン
「“日本語は難しい”と日本人は言うけれど? 」
『日本語教師、外国人に日本語を学ぶ』(小学館)刊行記念 - 04/05 Sat 清田隆之×大島育宙「正しさの一歩外で考える、「俺たち」と「恋愛」の現在地」『戻れないけど、生きるのだ 男らしさのゆくえ』(太田出版)刊行記念
- 04/06 Sun 栗田隆子×武田砂鉄「「働けない人」と「働けた人」で考える──わたしたちの社会と労働のいびつな関係」『「働けない」をとことん考えてみた。』(平凡社)刊行記念
- 04/07 Mon 藤原ヒロシ×皆川壮一郎×嶋浩一郎
「無駄と余白と奥行きと」 - 04/09 Wed 藤澤ゆき×石田真澄×野村由芽
「手を動かしながら生きていく」
『わたしを編む つくる力を、手のうちに YUKI FUJISAWA制作日記』刊行記念 - 04/10 Thu 藤津亮太×前島賢
「頼まれなくたって、語ってやる!」
『富野由悠季論』(筑摩書房)刊行記念 - 04/11 Fri 宮崎晃吉×川口瞬×内沼晋太郎
「これからの小さな出版と、本の届け方」
『最小文化複合施設』(HAGISO)出版記念 - 04/12 Sat きださおり× 明円卓 × 藤井颯太郎
「What shall we do here? この場所で何するナイト」 - 04/13 Sun 安達茉莉子×長島有里枝
「リアルライフでフェミニズムを生きるわたしたち」
『あなたのフェミはどこから?』(平凡社)刊行記念 - 04/15 Tue 西寺郷太×高橋芳朗「J-POP丸語り」『J-POP丸かじり』(ソウ・スウィート・パブリッシング)刊行記念
- 04/17 Thu ゲッツ板谷×新保信長×原カントくん
「自分のことってどう書けばいいのか? 」
『ともだち』(徳間書店)刊行記念 - 04/18 Fri 土佐有明×石川浩司×蔦木俊二
「イカ天とバンドを続けることとあの頃の話」
『イカ天とバンドブーム論』(DU BOOKS)刊行記念 - 04/20 Sun フィクショネス 文学の教室
『金閣寺』『美しい星』を
3ヶ月かけてじっくりと読む - 04/20 Sun 金川晋吾×柴崎友香×小田原のどか
「80年目、爆心地・長崎の写真と言葉」
『祈り/長崎』(書肆九十九)刊行記念 - 04/21 Mon 甲谷 一×佐藤浩二
「プロデザイナーが考える
“ロゴデザイン”のちょっと深い裏話」
『カンタンでちょっぴり深いロゴづくり』
(エムディエヌコーポレーション)刊行記念 - 04/23 Wed 鈴木涼美×紗倉まな×原カントくん
「動物になりきれない、愛しい人間たちの“欲望”」
『ノー・アニマルズ』(ホーム社)刊行記念 - 04/25 Fri とれたてクラブ×ゆっきゅん×潟見陽「こういう物語をずっと待ってた」『なかよしビッチ生活』(エトセトラブックス)刊行記念
- 04/26 Sat 少年アヤ×なま×野口理恵
「なにでもないわたしでいられますように」
『わたくしがYES』『USO 6』『生きる力が湧いてくる』トリプル刊行記念 - 04/30 Wed 古舘佑太郎×又吉直樹
「旅と文」
『カトマンズに飛ばされて 旅嫌いな僕のアジア10カ国激闘日記』(幻冬舎)刊行記念