わたしたちそのものがこの風景だ?
もはや疑問そのものが?
牛の姿をしている? (詩「QQQ」より)
震災以後の詩の可能性にむきあいつづけている、詩人の和合亮一さん。
その震災前と後の作品を収めた『現代詩文庫』正・続2冊と、新詩集『QQQ』(思潮社)刊行を記念して、あらたな場と表現の可能性を考えるトークイベントを開催します。
ゲストは「東北学」を提唱し、震災以後東北をあらたに捉えなおしてきた民俗学者の赤坂憲雄さん、「みちのくアート巡礼キャンプ」を主催してアートによる応答を試みる、アートプロデューサーの相馬千秋さんです。
震災から8年。
いま、見えにくくなっているものを、表現はどのように問うのでしょうか?
ふるってご参加ください。
【出演者プロフィール】
和合亮一(わごう・りょういち)
1968年、福島県生まれ。第1詩集『AFTER』で第4回中原中也賞、第4詩集『地球頭脳詩篇』で第47回晩翠賞を受賞。東日本大震災の直後からツイッタ―上で詩を発表して大きな反響をよび、『詩の礫』『詩ノ黙礼』『詩の邂逅』の3冊を上梓。『詩の礫』の仏語版はニュンク・ポエトリー・レビュー賞を受賞した。昨年、現代詩文庫『和合亮一詩集』『続・和合亮一詩集』と詩集『QQQ』を刊行。震災以後の新たな詩の表現を切りひらいている。
赤坂憲雄(あかさか・のりお)
1953年、東京生まれ。民俗学者。学習院大学教授、福島県立博物館館長。東北学を提唱し、1999年に雑誌「東北学」を創刊。2007年『岡本太郎の見た日本』でドゥマゴ文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。東日本大震災以後もひたむきに東北を歩いて思索を深め、新たな視座を投げかけている。近著に『3・11から考える「この国のかたち」 東北学を再建する』『北のはやり歌』『司馬遼太郎 東北をゆく』『性食考』『武蔵野を読む』など。
相馬千秋(そうま・ちあき)
アートプロデューサー、特定非営利活動法人「芸術公社」代表理事。フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエ受章。これまで、国際舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー」初代プログラム・ディレクター(F/T09春~F/T13)、横浜の舞台芸術創造拠点「急な坂スタジオ」初代ディレクター(2006-10年)等を歴任。2015年より、東北を巡礼し、震災後の東北へアートでの応答を試みる「みちのくアート巡礼キャンプ」を主催する。
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2019/02/02 Sat -
和合亮一×赤坂憲雄×相馬千秋
「 見えない「 」を問うために―
―震災以後のあらたな場と表現をめぐって」
『現代詩文庫』正・続2冊、詩集『QQQ』(思潮社)刊行記念
- 03/23 Sun 柴崎友香×小林エリカ
「複数の声を小説として書く」
『遠くまで歩く』(中央公論新社)刊行記念 - 03/24 Mon 渡辺幸光×北川佳孝×嶋浩一郎「デジタル化するPR最前線を語ろう! 人間力が勝負のPRパーソンとテクノロジーの付き合い方」『なぜ御社の広報活動は成果が見えないのか? 』(宣伝会議)刊行記念
- 03/26 Wed 澤円×関戸大「次世代に知ってもらいたい“話し方” 」『うまく話さなくていい』(プレジデント社)刊行記念
- 03/27 Thu 宮後優子×泉美菜子
「アートブックの編集・デザイン・出版について」
『作品集のつくりかた』(BNN)刊行記念 - 03/28 Fri アトオシとデザイン(永井弘人)
「デザイン仕事。リアルな困難を乗り越えた方法。
表に出せない、デザイナーの話」
『デザイナーのスキルアップ大全』
(エムディエヌコーポレーション)刊行記念 - 03/29 Sat 管啓次郎×木内久美子×関島種彦×仲野麻紀
「ヘテロトピアに響く声と音 朗読と音楽と対話の夕べ」
『ヘテロトピア集』(コトニ社)刊行記念 - 03/30 Sun 雁屋優×勅使川原真衣
私が私のままで生存できる社会のために
『マイノリティの「つながらない権利」』(明石書店)
『格差の"格"ってなんですか?』(朝日新聞出版)W刊行記念 - 03/31 Mon 塙幸枝×小川公代 「映画と障害のつながりを“ケア”するために」 『スクリーンのなかの障害』(フィルムアート社)刊行記念
- 04/03 Thu 木村祥一郎×藤原隆充「遠まわりをした老舗家業の働き方」『ちいさな会社のおおらかな経営』(主婦の友社)刊行記念
- 04/04 Fri 北村浩子×マライ・メントライン「“日本語は難しい”と日本人は言うけれど? 」『日本語教師、外国人に日本語を学ぶ』(小学館)刊行記念
- 04/05 Sat 清田隆之×大島育宙「正しさの一歩外で考える、「俺たち」と「恋愛」の現在地」『戻れないけど、生きるのだ 男らしさのゆくえ』(太田出版)刊行記念
- 04/06 Sun 栗田隆子×武田砂鉄「「働けない人」と「働けた人」で考える──わたしたちの社会と労働のいびつな関係」『「働けない」をとことん考えてみた。』(平凡社)刊行記念
- 04/09 Wed 藤澤ゆき×石田真澄×野村由芽
「手を動かしながら生きていく」
『わたしを編む つくる力を、手のうちに YUKI FUJISAWA制作日記』刊行記念 - 04/10 Thu 藤津亮太×前島賢
「頼まれなくたって、語ってやる!」
『富野由悠季論』(筑摩書房)刊行記念 - 04/11 Fri 宮崎晃吉×川口瞬×内沼晋太郎「これからの小さな出版と、本の届け方」『最小文化複合施設』(HAGISO)出版記念
- 04/12 Sat きださおり× 明円卓 × 藤井颯太郎
「What shall we do here? この場所で何するナイト」 - 04/15 Tue 西寺郷太×高橋芳朗「J-POP丸語り」『J-POP丸かじり』(ソウ・スウィート・パブリッシング)刊行記念
- 04/18 Fri 土佐有明×石川浩司×蔦木俊二
「イカ天とバンドを続けることとあの頃の話」
『イカ天とバンドブーム論』(DU BOOKS)刊行記念 - 04/20 Sun 金川晋吾×柴崎友香×小田原のどか
「80年目、爆心地・長崎の写真と言葉」
『祈り/長崎』(書肆九十九)刊行記念 - 04/21 Mon 甲谷 一×佐藤浩二
「プロデザイナーが考える
“ロゴデザイン”のちょっと深い裏話」
『カンタンでちょっぴり深いロゴづくり』
(エムディエヌコーポレーション)刊行記念 - 04/23 Wed 鈴木涼美×紗倉まな×原カントくん「動物になりきれない、愛しい人間たちの“欲望”」『ノー・アニマルズ』(ホーム社)刊行記念
- 04/25 Fri とれたてクラブ×ゆっきゅん×潟見陽「こういう物語をずっと待ってた」『なかよしビッチ生活』(エトセトラブックス)刊行記念