2014年春、ここ10年熱狂的な人気を集めたフィギュアスケートもひとつのターニングポイントを迎えた。浅田真央、高橋大輔は休養宣言、鈴木明子、安藤美姫、織田信成らは引退と、新しい人生を歩み始めている。
集大成となるソチオリンピックは、ドラマの連続だった。ケガをした高橋が本番後に語った真実とは、足の痛みをこらえて演技した鈴木の笑顔の理由とは、そしてショートプログラムで16位となった浅田真央が廊下で見せた顔、そして語った言葉とは。
「Number」で人気のスポーツライター、野口美恵と松原孝臣の2人が、現場でしか分からない真実を語り合う。どんな視点で選手を見つめ、どんな会話から本音を引き出し、読者に伝えていったのか。フィギュアスケートの奥深い魅力を語る。
【プロフィール】
野口美恵(のぐち・よしえ)
元毎日新聞記者、スポーツライター。自らのフィギュアスケート経験と審判資格をもとに、ルールや技術に正確な記事を執筆。日本オリンピック委員会広報部ライターとしてバンクーバー五輪を取材、日本雑誌協会の代表記者としてソチ五輪を取材した。「Number」「AERA」「WorldFigureSkating」などに寄稿。Canoウェブサイトにて「スポーツライター野口美恵のプレスルーム」を展開。著書に「伊藤みどりトリプルアクセルの先へ」「ギフト〜フィギュアスケーターがくれたもの」(共に主婦の友社)「フィギュアスケート美のテクニック」(新書館)など。
松原孝臣(まつばら・たかおみ)
早稲田大学を卒業後、出版社勤務を経てフリーライターに。雑誌『Number』の編集に携わった後、再びフリーに。五輪競技を中心に取材活動を続け、夏季は’04年アテネ、’08年北京、冬季は’02年ソルトレイクシティ、’06年トリノ、’10年バンクーバー、’14年ソチと現地で取材にあたる。現在『Number』や『Number Web』のコラムを中心に担当。選手の心を細やかに描くやさしい文体に好評を得ている。最新著書に『フライングガールズ〜高梨沙羅と女子ジャンプの挑戦〜』がある。
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