ヤルダ兄弟舎は、長野県出身で東京在住のデザイナー、カメラマン、編集者などが集まって、2012年に活動をスタートしました。昨秋に刊行した『小諸町人鑑』は、“人に会う旅、はじめませんか?” をコンセプトに、新しい旅のカタチを提案するリトルプレスです。長野県小諸市を訪れて、会ってほしい農家、宿のおかみさん、米屋、飲食店主など52人を紹介しています。
今回は、『小諸町人鑑』の東京進出を記念し、本の制作過程でつながった人のなかから老舗の酒元、大塚酒造さんと橘倉酒造さんをお招きします。地域に根差し、町の人々や風土・文化をよく知る蔵元さんは、人に会う旅のはじまりに、ぜひ訪ねたいキーパーソンでもあります。 さらに、このエリアは知る人ぞ知る、全国有数の酒処。個性豊かな13蔵が密集し、東京ではお目にかかれない、美味しいお酒もたくさん存在します。昨年からは酒蔵13蔵の若手経営者が共同で、一つの日本酒を醸すプロジェクトがスタートするなど、全国初の試みが注目されています。
イベントの前半は、本ができるまでの話、蔵元さんの自己紹介、13蔵共同醸造プロジェクト「SAKU13」のお話を。後半は、解禁されたばかりのひやおろしを、季節のアテとともに味わってもらいます。
本のテーマでもある“人とのつながり”を楽しめるよう、当日は蔵元さんとお客様が、気軽にお話できる場にしたいと思っています。このつながりをきっかけに、ぜひ本を片手に、人に会う旅にお出かけください。
【プロフィール】
大塚白実(おおつか きよみ)
大塚酒造・専務。もともとは保育士の道を志すも、4年前に家業を継ぐ決心をする。現在、杜氏を目指して修行中。島崎藤村も歌に詠んだ清酒「浅間嶽」を醸す。13蔵共同プロジェクトで、唯一の女性メンバー。
井出平(いで たいら)
橘倉酒造・取締役。佐久市臼田、日本で最も古い蔵元の一つである橘倉酒造で主にPRを担当。都内での「橘倉の酒を楽しむ会」や、橘倉酒造見学日帰りツアー、日本酒スイーツ企画などを幅広く仕かける。
ヤルダ兄弟舎(やるだきょうだいしゃ)
『小諸町人鑑』発行。長野のために、自分ができることを考え、行動する人の集まりです。「ヤルダ」は長野の方言で「やろう!」の意味。長野在住の「兄」と長野外住の「弟」をつなぐ場づくりをしています。
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