きらめく知性と文体でフリージャズやパンクを論じ、1970年代を駆け抜けた音楽批評家、間章。絶版状態が続いていた著作群に膨大な未発表原稿を加えて再編集した「間章著作集」全3巻(月曜社)も、『時代の未明から来たるべきものへ』に始まり、『さらに冬へ旅立つために』刊行をもって完結を迎えました。音楽批評という枠を越えた間章のテクストは、今読み返したときに私たちにどんな問いを投げかけてくれるのでしょうか。
70~80年代の音楽文化からのインパクトを隠さない美術批評家、椹木野衣と、「間章著作集」の担当編集者、須川善行が、音楽批評の美学を振り返りながら、「来たるべき」間章について語ります。
【プロフィール】
・椹木野衣(さわらぎ・のい)
美術批評家。1962年生まれ。多摩美術大学美術学部教授。芸術人類学研究所所員。
現代美術の最前線を先導しつつ、美術の〈境界〉と〈歴史〉を問い続ける。著書に、『シミュレーショニズム』(ちくま学芸文庫)、『日本・現代・美術』(新潮社)、『戦争と万博』(国書刊行会)、『反アート入門』(幻冬舎)
・須川善行(すがわ・よしゆき)
編集者。1962年生まれ。元『ユリイカ』編集長。
編集した書籍に、菊地成孔+大谷能生『憂鬱と官能を教えた学校』(河出書房新社)、大友良英『MUSICS』(岩波書店)、柴田元幸監訳『初期アメリカ新聞コミック傑作選』(創元社)ほか。制作した映画に、冨永昌敬監督『庭にお願い』
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2014/11/08 Sat -
椹木野衣×須川善行 「非時[ときじく]と廃墟そして 間章[あいだあきら]」 『さらに冬へ旅立つために』(月曜社)刊行・「間章著作集」完結記念
- 05/19 Mon 永谷亜矢子×嶋浩一郎
「なぜあの観光地は選ばれるのか? 」
『観光"未"立国』(扶桑社)刊行記念 - 05/20 Tue 鈴木成一×大島依提亜×大久保明子
「“良い装丁”ってなんだろう?」
『【全5回】本屋B&B 超実践 装丁の学校 ファイナル』開校記念 - 05/21 Wed 浜島直子×一田憲子
「感情を言葉にすること」
『キドアイラク譚』
『もっと早く言ってよ。』(扶桑社)W刊行記念 - 05/23 Fri 大塚ひかり×春画ール
「歴史から悪意の本質を考える 」
『悪意の日本史』(祥伝社)刊行記念 - 05/24 Sat 森本淳生×鈴木亘×藤山直樹
「人文学から見る落語/落語から見る人文学」
『落語と学問する』(水声社)刊行記念 - 05/25 Sun アキラ・ザ・ハスラー×小沼理
「ぼくたち、今日は明るい話をしよう。」
『売男日記』(loneliness books)復刊記念 - 05/28 Wed 奇妙礼太郎×伊藤亜和『オールウェイズ』(ZINE)『わたしの言ってること、わかりますか。』(光文社)W刊行記念
- 05/30 Fri 堀井美香×今井雄紀×嶋浩一郎
「ラジオの先輩に聞いてみよう! ラジオの魅力と聞く力」 - 05/31 Sat 白石正明×牟田都子
「ケアと校正」
『ケアと編集』(岩波書店)刊行記念 - 06/01 Sun 濱中淳子×伊藤賀一
『大学でどう学ぶか』
『もっと学びたい!と大人になって思ったら』
(筑摩書房)W刊行記念 - 06/02 Mon 秋吉健太×中村貞裕
「“編集力とミーハー力” 。“好き”を仕事にする技術——編集者と経営者、それぞれの視点から」
『原点回帰 山田孝之、新しいコミュニティをつくる』(blueprint)刊行記念 - 06/03 Tue 穂村弘×脇田あすか×木村亮×筒井菜央
「『コトアム』と短歌アンソロジーから広がる”編む”を”読む”楽しさ」
ことばの投稿・閲覧SNSアプリ『コトアム』リリース記念 - 06/04 Wed 矢野利裕×町屋良平
「小説の死後に文学を再設定する」
『「国語」と出会いなおす』(フィルムアート社)刊行記念 - 06/07 Sat 中村佑子×石田月美
「わたしが、わたしのからだを孤独にしないために」連動企画
『なぜこの世界で子どもを持つのか 希望の行方』(集英社)連載スタート記念対談 - 06/08 Sun 藤見よいこ×小宮りさ麻吏奈「間(あわい)に立つひと」『半分姉弟』『線場のひと』(リイド社)W刊行記念
- 06/13 Fri 横道誠×菊池真理子×二村ヒトシ×松本俊彦
「みんなおいでよ、依存症の豊かな世界」 - 06/14 Sat 鴻上尚史×一色洋平×おーちようこ
「演劇のつくり方 〈もっと〉 教えます」
『舞台が幕を開けるまで』(大修館書店)刊行記念 - 06/18 Wed 小笠原鳥類×広瀬大志×黒崎晴臣
「おお、限りなく現代の詩人たち」
『おお、限りなく懐かしい動物たち』(ライトバース出版)刊行記念 - 07/06 Sun あきやあさみ×竹村優子
「「服と仕事と私~制服化スタイリストと編集者の場合」